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ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

レビュー

CDや音楽関連グッズを中の人が主観と偏見でレビューします。

【レビュー】あいみょん『おいしいパスタがあると聞いて』であいみょんが「おいしい」と思ったパスタは何なのか?

おいしいパスタがあると聞いて あいみょんの新しいアルバムは素朴で優しい作品に思った。本人は意識していないのかもしれないが、原点回帰的なサウンドに聴こえる。 1曲目の『黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を』からしても素朴さと原点回帰といえるサ…

【レビュー・感想】小山田壮平のソロアルバム『THE TRAVELING LIFE』をandymoriのファンは聴くべき

ALもいいのだけども・・・・・・ andymoriは解散してもなお日本のロックシーンへの影響力は強い。解散後も日本のロックシーンにおいて重要なバンドとして評価され続けている。 SUNNY CAR WASHや東京少年倶楽部、The Songbardsなど影響を受けたであろうバンド…

【レビュー・感想】東京事変『赤の同盟』を聴いてバンドとしての東京事変が帰ってきたと思った

自分が東京事変に感じる個性 語弊があるかもしれないが、東京事変というバンドはバラバラなバンドだと思う。 メンバー各々の個性が強すぎるのだ。しかも音楽性が全く違う方向性のメンバーが揃っている。各々の個性を個性を尊重してはいるが、誰かのプレイス…

【レビュー】sora tob sakanaラストアルバム『deep blue』を聴いて思ったこと

オリジナルアルバムではない 9月で解散するsora tob sakanaのラストアルバム『deep blue』。 ベスト盤的な位置づけのアルバムだと思う。11曲収録のアルバムだが新曲は2曲だけ。残り9曲は既存曲だ。 しかしただ過去の代表曲を集めただけではなく、全曲が再録…

【レビュー】Sexy Zone『RUN』が名曲で安心した

海外進出するのか? Sexy Zoneの新曲『RUN』を聴いて安心した。 この曲はデビューから9年間所属していたポニーキャニオンを離れ、ユニバーサルミュージックに移籍して初のシングル曲である。 移籍の理由について「今後は日本国内だけでなく、本格的な海外進…

【レビュー】BiSHが『LETTERS』をユニゾンで歌った理由について

ユニゾンで歌うBiSH BiSHがユニゾンで歌うことは珍しい。 多くの女性アイドルグループがサビをユニゾンで歌っている。特にサビはメンバーが複数名で歌うことが定番で常識だ。 しかしBiSHをはじめとするWACKのアーティストはメンバーが1人ずつソロで歌唱し、…

【レビュー】RYUTist『ファルセット』はアイドルオタク以外も聴くべき

名盤 RYUTistの最新アルバム『ファルセット』を聴いた。1曲目『GIRLS』からして、過去のアルバムとは違うモードであると感じた。 違うモードというか、過去作と比べても音の質感が違う。 歌声の表現力が違う。洗練された繊細な音色。そして作り込まれた編曲…

【レビュー】NiziU『Make you happy』にNizi Projectを一切観ていない自分がハマった理由

乗り遅れた 完全に世間の話題から乗り遅れた。 話題になっていることは知っていた。めちゃくちゃ注目されていることもわかっていた。それなのにスルーしていた。それを後悔した。 NiziUに今更ながらハマってしまったからだ。 世間ではすでに大人気グループで…

【レビュー】乃木坂46『君の名は希望』が名曲だと思う理由

クラシックのプロがすごいと思うJ-POP 乃木坂46の『君の名は希望』が好きだ。乃木坂の楽曲ではダントツで1番名曲だと思っている。個人的には2010年代のアイドルソング全体として観てもずば抜けて素晴らしい楽曲だと思う。 この曲はアイドルファンや音楽ファ…

【レビュー】藤井風は1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER』で斬新な音を作ったわけではない

新しいことをやっているわけではない 藤井風がさらに売れそうな予感がする。 YouTubeに投稿したカバー動画が人気になりCDデビュー前から知る人ぞ知る存在だったし、CDを出す前からオールナイトニッポンのパーソナリティを務めていた。1stシングル『何なんw』…

【レビュー・感想】The1975『Notes On A Conditional Form (仮定形に関する注釈)』を自分は理解しきれない

グレタ・トゥーンベリの演説 The1975の新しいアルバムがリリースされた。 タイトルは『Notes On A Conditional Form』。日本語タイトルは『仮定形に関する注釈』である。 期待しつつ再生ボタンを押した。1曲目が流れる。マシュー・ヒーリーは歌っていない。か…

【レビュー】ukkaの新曲『恋、いちばんめ』が名曲だから聴いてほしい

ukkaの新曲『恋、いちばんめ』が素晴らしい ukkaの新曲を聴いた瞬間に思った。「今年のアイドル楽曲大賞はこの曲が1位確定でいいのでは」と。まだ5月なのに。それぐらい良い曲だと思った。 タイトルは『恋、いちばんめ』。 曲はもちろんMVも素晴らしい。4分2…

【レビュー】あいみょん『裸の心』に懐かしさと新しさが共存する理由は歌詞とメロディに秘密がある

不思議な感覚 聴いているとメロディもサウンドも古い気がしてくる。70年代フォークソングのような懐かしさ。しかし聴いているうちに新しさも感じる。なんだこれは。変な感覚だ。懐かしさと新しさが共存している。 それが聴いていて癖になる。約5分の曲。サブ…

【レビュー】YOASOBI(ヨアソビ)『夜に駆ける』はTikTokのおかげでバズった?

今までとは違うTikTokでのバズり方 TikTokがきっかけでバズった曲は多い。 去年から今年初めにかけてはHOWL BE QUIET『ラブフェチ』や岡崎体育『なにやってもあかんわ』がTikTokをきっかけにバズり若者を中心にヒットした。 最近はYOASOBI『夜に駆ける』がTi…

【レビュー】ZOCの新曲『SHINEMAGIC』に感じる不思議な違和感について

不思議な曲 ZOCの新曲『SHINEMAGIC』を聴いて不思議な気持ちになった。 ゴリゴリのEDMサウンドはクールだ。聴いていて気持ちいい。一般的な明るいアイドルとは違うZOCのクールなイメージとも相性が良いと思う。 作詞作曲はZOCの過去作と同様に大森靖子。今作…

【歌詞・レビュー】岡村隆史がaikoに『ホワイトピーチ』を書かせたから新しいaikoの魅力に気づいた

『ホワイトピーチ』は名曲 では聴いてくださいaikoでホワイトピーチ#99ann pic.twitter.com/qQliFrC4CB — aiko official (@aiko_dochibi) 2020年4月23日 aikoの公式Twitterに投稿された動画が話題になっている。『ホワイトピーチ』という新曲らしい。 たった…

【アルバムレビュー】菅田将暉ファンにandymoriの魅力を説明するから聴いてくれ(名曲・おすすめ)

2020年4月。Twitterのトレンドに「andymori」の名前が出てきた。 どうやら『今夜比べてみました』というテレビ番組で、菅田将暉がandymoriを好きだと言っていたらしい。見逃してしまった。自分はandymoriも菅田将暉も好きなのに。 特別ヒット曲もないし6年前…

【レビュー】Juice=Juice『ポップ・ミュージック』がオマージュだらけで最高(感想・評価)

オマージュでもなくパロディでもなく引用 Juice=Juiceのことは全然詳しくない。正直な話、あまり興味はなかった。 それが最近めちゃくちゃ興味が湧いてきている。新曲が最高だったからだ。すごい曲を出してきたと思った。 『ポップミュージック』というタイ…

【レビュー】『いいね!光源氏くん』主題歌の岡崎体育『二二二二二』を聴いて思ったこと (歌詞・感想・評価)

頭から離れない 岡崎体育が歌うNHK総合のドラマ『いいね!光源氏くん』の主題歌『二二二二』が頭から離れない。イントロもAメロもBメロもサビも歌詞も耳にこびりついている。 キャラクターやパフォーマンス、MVの演出などで岡崎体育の存在を覚えて印象に残っ…

【レビュー】でんぱ組.incは新曲『なんと!世界公認 引きこもり!』でエンタメ業界代表としてメッセージを伝えている(歌詞・感想)

でんぱ組.incにしか歌えない曲 『なんと!世界公認 引きこもり!』というでんぱ組.incの新曲を聴いた。 でんぱ組の個性が詰まっていて、でんぱ組にしか歌えない曲と思った。いつも通りに作り込まれた楽曲だと思う。しかしこの曲は今までのでんぱ組とは違う制…

【レビュー】Official髭男dismがカルピスCMソング『パラボラ』でまたバンドを進化させやがった(歌詞・感想)

髭男がまた名曲を作った 2020年もOfficial髭男dismの年になるのだと確信した。 『pretender』『宿命』が代表曲でアルバム代表作は『Travelar』であり続けると思っていた。つまり2019年が人気も曲のクオリティもピークに思っていた。 しかし、それは間違いだ…

【レビュー】修二と彰『青春アミーゴ』の歌詞が素晴らしいことを改めて解説したい(感想・評価)

野ブタ。をプロデュース 全国のアラサーを歓喜の渦に巻き込んだニュースが届けられた。新型コロナの影響で気が滅入る出来事が続く中で、久々に元気をもらえる知らせだ。 『野ブタ。をプロデュース』の再放送が決定したのだ。(亀梨和也×山下智久「野ブタ。を…

平井堅feat.あいみょん『怪物さん』で最も凄いのは編曲のトオミヨウでは?(歌詞・感想・レビュー・評価)

天才が集まって作られた曲 天才と天才がコラボレーションしたら、やはり名曲が生まれるのだと実感した。 平井堅feat.あいみょんの『怪物さん』を聴いたのだ。素晴らしかった。この二人の才能こそ『怪物さん』ではと思うようなコラボだ。 作詞作曲は平井堅。…

東京事変の新作EP『ニュース』が素晴らしい(感想・レビュー・評価)

ああ、やっぱり東京事変だなあ 4月8日。政府が緊急事態宣言を発表したというニュースが報道された翌日。東京事変が”再生”してから最初のEP『ニュース』を発売した。久々の嬉しいニュースだ。 元旦に新曲『選ばれざる国民』を発表し2月29日には”再生”後最初の…

【レビュー】カネコアヤノの新曲『爛漫』は捻くれていて尖っている(歌詞・感想)

少しでも光になれたら。一緒にがんばろう。 日付変わって、今日は『爛漫/星占いと朝』の発売日です。少しでも光になれたら。一緒にがんばろう。 pic.twitter.com/2kaDkMGgQl — カネコアヤノ (@kanekoayano) 2020年3月30日 両A面シングル『爛漫/星占いと朝』…

乃木坂46の新曲『しあわせの保護色』の作曲者がゴリゴリのエレクトロニカアーティストな件(感想・レビュー・評価)

しあわせの保護色 乃木坂46の新曲『しあわせの保護色』が発売された。先日グループ卒業を発表した白石麻衣が最後に参加した曲だ。 明るい曲はアイドルと相性がいい。アイドルの持つ明るさやキラキラした空気感で楽曲の魅力を引き出してくれる。曲によってア…

Kis-My-Ft2のアルバム『To-y2(トイズ)』を聴くと幸せな気持ちになる(感想・レビュー・評価)

音楽=おもちゃ 「おもちゃ箱をひっくり返したような」という表現はよく使われる。 音楽のアルバムを評価する時にも使われる。特に様々なジャンルの曲が収録されたバラエティ豊かなアルバムや華やかな音が使われた作品は、このように評価されることが多い。 …

Mr.Childrenの映画ドラえもん主題歌『Birthday』を聴いて「ミスチルの根はサブカル」だと思った(感想・レビュー・評価)

ミスチルの根はサブカル? (吉田豪)鈴木おさむさんと秋元康さんの対談集を読んだ時に、秋元さんって、実は根はサブカルなんですよね。あの人は文化的なものがすごい好きで。好きな映画とかでも、ほぼ僕と丸かぶりなんですよ。邦画では『太陽を盗んだ男』が好…

ジャニーズWEST『W trouble (ダブルトラブル)』を聴いてジャニーズWESTは音楽的にも凄いことに気づいた(感想・レビュー・評価)

ジャニーズWESTのことを誤解していた ジャニーズはクイリティの高い楽曲が揃っているように思う。一流のクリエイターが揃っており、クリエイターにとっても自身の作品を発表する場でもあるからだ。 例えば嵐は国民的アイドルでありながら実験的な楽曲も制作…

THE YELLOW MONKEY『未来はみないで』はイエモン第二章の集大成楽曲(歌詞・レビュー・感想)

『未来はみないで』を聴いて不思議な気持ちになった THE YELLOW MONKEYの新曲『未来はみないで』を聴いて不思議な気持ちになった。 演奏はシンプル。難しいことはしていない。ファンが趣味のバンドでカバーするとしても簡単にやれそうな演奏。ミドルテンポの…