オトニッチ

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【レビュー】礼賛『WHOOPEE』はサーヤと川谷絵音の感性が混じりあった傑作

WHOOPEE 礼賛 J-Pop ¥2139 BiSHのサウンドプロデュースを務める松隈ケンタが、かつて自身のYouTube配信で「作詞作曲は誰でもできる。でも編曲は誰でもできるわけではない」と語っていた。 それは安田大サーカスのクロちゃんが作詞作曲、松隈ケンタ率いるSCRA…

【ライブレポ・セットリスト】カネコアヤノ ⽇本武道館 ワンマンショー 2023

2021年にカネコアヤノが初の日本武道館公演を行った時、ファンは「ついに武道館まで来たか!」という特別な想いや興奮した気持ちを持って会場へ足を運びライブを観たと思う。 カネコアヤノもバンドメンバーも、いつものライブより浮き足立った様子に見えたし…

【レビュー】75歳の年金受給者のイギー・ポップが作った新作『Every Loser』について

超ベテランミュージシャンが新作を作る際、後輩のミュージシャンと音楽活動をすることがある。 例えば矢沢永吉は自身よりも30歳以上年下の若手ミュージシャンを集め、Z'sというバントを結成しツアーを回ったことがある。加山雄三も20代から70代までの幅広い…

【ライブレポ・セットリスト】SHISHAMO NO BUDOKAN!!! 〜10YEARS THANK YOU〜 at 日本武道館 2023年1月4日(水)

Theピーズの楽曲がBGMとして流れる開演前。日本武道館を埋め尽くす観客の多くが、バンドロゴが書かれたTシャツを身にまとい、物販コーナーて買った1枚1000円のタオルを首にかけている。 それは普段のSHISHAMOのライブと同じ景色だ。違うことといえばアリーナ…

マリウス葉のSexyZone卒業について想うこと

ここ数年のSexyZoneは、ハイクオリティな楽曲が増えている。それがSexyZoneやジャニーズに詳しくない音楽ファンにも広がり、気づけば音楽評論家や音楽ライターにも注目されるようになった。 キャリアを重ねメンバーのスキルが上がったことで、難しい楽曲や表…

2022年 個人的年間ベストアルバム 10選

2022年に聴いたアルバムで個人的に特に好きな作品を10枚選びました。 今の自分は自分自身が音楽に点数や順位を付けることに懐疑的なので、ランキングではなく五十音順で紹介しています。(他人が順位をつけることは悪いとは思っていない。ただ真摯に音楽に向…