自分がPEDROのライブを最後に観たのは2021年。横浜アリーナで行われた無期限活動休止ライブだった。素晴らしいライブだったが、どことなく「BiSHのアユニ」が時折顔を出すようなパフォーマンスだった。あくまでもBiSHがある上でのプロジェクトに感じる部分は…
『トーキョーギタージャンボリー2024』の2日目のライブレポートとセットリストです。 Opening〜鏡割り 崎山蒼志 クジラ夜の街 Michael Kaneko 阿部真央 真心ブラザーズ 浜崎貴司(FLYING KIDS) 山斎 (山内総一郎 & 斎藤宏介) カネコアヤノ 辻仁成 森山直太…
2024年2月28日。フジファブリックが約3年ぶりに新作アルバムを発売した。 アルバムタイトルは『PORTRAIT』。“原点回帰”をテーマとした、バンドのメジャーデビュー20周年に相応しい内容の作品になっている。 そんな作品の発売を記念したライブが東京キネマ倶…
以前別の記事にも書いたが、自分が人生で初めて観たライブは、親に連れられて行ったチューリップだった。 演奏も歌も素晴らしくて、約20年経った今でも当時の感動を鮮明に思い出せる。あの日チューリップを観てなければ、自分はこれほどまでに音楽を好きにな…
今回のthe pillowsのライブが行われる荻窪TOP BEAT CLUBは約300人ほどしか入らないらしい。Zeppクラスの会場でワンマンを行うバンドだ。都内でこれほど小さなキャパでワンマンを行うことは少ない。しかもチケット販売は1回限りの先着販売。当然ながら販売開…
中村一義のライブを久々に観に行った。ライブの開演前は、期待に満ちてワクワクしていることが多い。しかし久々に中村一義のワンマンを観に行った自分は、期待よりも不安の気持ちの方が勝っていた。 それは中村が出演していた2019年のロックインジャパンでの…
”ライブハウス特有の熱気”というものがある。オールスタンディングで密集していることや、ステージとの距離感が近いことによる高揚感からくるものだ。座席がある会場と比べると落ち着いて観ることが難しいが、それによって生まれる感動や興奮もある。 櫻坂46…
久々に名古屋までライブを観るために遠征した。どうしてもスピッツの関東公演のチケットが取れなかったからだ。 以前からそうだっだ、スピッツのライブは申し込んでもなかなか当選しない。超絶人気バンドかつ良いライブをやるバンドなので、それは仕方がない…
ステージに出てきた山中さわおは、開口一番に「会いに来たよ!」と叫んだ。 2023年の12月は、日本のロックシーンに悲しいニュースが流れたばかりだった。だなら今こんな言葉をバンドマンに叫ばれたら、それだけで心を掴まれてしまう。バンドマンの優しい言葉は…
組み合わせが発表された時点で、このライブは必ず行かなければと思った。奥田民生とフジファブリックの対バンなのだから。 この2組が同じステージに立って対バンすることには、特別な意味がある。 フジファブリック創始者の志村正彦がプロのミュージシャンを…
坂道グループが1ヶ月間同じ会場を貸し切って、各グループが順番に連日ライブを行う。しかも会場はキャパ900人のTHEATER MILANO-Za。ドームやスタジアムでライブを行ったり、全国ツアーでアリーナを埋められるグループとしては、かなり小さな規模の公演だ。 …
1曲目の『STAR』が始まった瞬間、今回のライブは凄まじい内容になると確信した。それほどに最初から「これがライブのピークでは?」と思うほどに素晴らしかったのだ。 スモークの中で真っ白な照明の逆光で、メンバーのシルエットだけが浮かび上がる。そんな情…
「こんばんは!渋谷!渋谷!」と、登場時から機嫌が良さそうな田中和将。去年様々な事があり半年ほど活動が止まっていた時期があったためか、今年のライブは緊張感ある雰囲気の登場が多かった。 だが今回は違う。バンドは純粋にステージに立ち演奏することを喜…
藤原さくらはShibuya WWW Xで1ヶ月間毎週1回ライブを行なっていた。『週刊空港(エアポート)』と名付けられたライブタイトルで、彼女にとって同会場で1ヶ月連続で公演を行うことは初めてである。 自分は『Terminal1』とタイトルに付けられた初週のライブにも…
開演時間をすぎると山内総一郎と小出祐介とオカモトショウのがステージに登場した。 「どうもー!オカベボフジラですぅ!」と、NSCを卒業したばかりの若手吉本芸人のように挨拶する3人。『オカベボフジラ』とは今回のライブイベントのタイトルだ。OKAMOTO'SとB…
木下理樹はアイドル性が高い。 関係者や交流のあるミュージシャンの話を聞く限りは、かなり愛されているようだし気にかけられているようだ。それでいて「生誕祭」まで行ってしまう。会場にはファン有志による花が贈られていた。 アイドルのように愛されてい…
開演前。「ご搭乗の最終案内です。ご登場をお急ぎください」というアナウンスが、会場のスピーカーから流れていた。同じ内容が英語でも流れていたので、会場はまるで空港構内のような空気が流れている。 それもそのはずだ。今回のライブは藤原さくらの最新ア…
GRAPEVINEに夏のイメージがあるかと言えば、そのような印象を持っている人はファンでも少ないと思う。 なぜなら「夏のバンド」のパブリックイメージは、サザンやTUBEのようなバンドだからだ。GRAPEVINEはそれらのバンドとは、音楽性もキャラクターも全く違う…
自分はフジファブリックLIVE TOUR 2023 "Particle Dreams"の横浜公演の観ている。バンドの演奏も観客の盛り上がりも最高で、コロナ禍の制限が殆ど撤廃されたライブハウス公演だからこその熱気に包まれていた。 そのツアーは恵比寿リキッドルームの東京公演を…
私立恵比寿中学は2022年に、デビュー10周年を記念して『放課後ロッケンロール』という2マンライブツアーを行った。 同業のアイドルだけでなく、バンドやシンガーなどジャンルレスで「エビ中と相性が良さそうアーティスト」を揃えた対バンツアーだったと思う…
向井秀徳のステージは、リハーサルの時点で異様なオーラを放っていた。向井は鳥貴族でサワーで乾杯しそうなウェイウェイ大学生が歓声を上げる中、渋い顔をして準備を進めている。その温度差が凄い。場所は東京芸術大学。彼は学園祭のゲストアーティストとし…
サニーデイ・サービスとGRAPEVINE。 どちらも日本のロックシーンの中心からは外れてはいたものの、確実に日本のロックシーンに大きな影響を与えた偉大かつ独創的なバンドだと思う。むしろ個性が強く唯一無二だからこそ、ド真ん中へ行かなかったのかもしれな…
SWEET LOVE SHOWER2023の最終日に観たライブの簡単な感想とセットリストのまとめです。 mahina Chilli Beans. キュウソネコカミ カネコアヤノ Saucy Dog Cocco SUPER BEAVER 東京スカパラダイスオーケストラ MAN WITH A MISSION カメレオン・ウーピーパイ ク…
大阪のライブで怪我人が出てしまいました。 ライブ慣れしてない人もいます。あまり前に詰めると内蔵が圧迫されて死んじゃいます。特に俺たちと同じ年代の年寄りは(笑) だから前に集まる程度にしてください。 母親が来てるから言いにくいたくないけど、ダイブ…
今回のライブは株式会社ノーリツが提供しているのだろうか。なぜそんなことを思ったのかと言うと、開演前にノーリツの給湯器がお湯張り完了時に流れる音楽と共に「もうすぐお風呂が湧きます」というアナウンスが流れたからだ。 聞き馴染みのある人が多いであ…
開演時間を過ぎると出演バンドの前に、今回のイベントの主催者であるジョージ・ウィリアムが登場した。彼がオーガナイザーを務める主催イベントGG。長い歴史を持つイベントではあるが、今回は2016年以来7年ぶりの開催である。 「ロックのかっこよさを感じら…
開演時間ちょうどに客席の電気が落とされた三郷市文化会館。客入れのBGM止まり、会場が無音になったタイミングでメンバーが登場した。観客は盛大な拍手で迎え入れるが、少々厳かな空気ではある。 この空気は偶然生まれたのではなく、くるりが意図的に登場し…
この日の東京は、最高気温が30度越えの真夏日だった。空には綺麗な青空が広がっていて、太陽が眩しいほどに良い天気だ。 そんな日にリーガルリリーにとって初めての、日比谷公園野外大音楽堂でのワンマンライブが行われた。野音は2024年以降に改修工事が行わ…
横浜ベイホールのキャパは約1100人らしい。関東のワンマンライブとしては、久々にそれほど大きくはない会場での開催だ。ここ最近はホールだったりZeppだったりと、大きなキャパでのライブが多かったのだから。 距離感が近いこともあってか、熱量はダイレクト…
2020年末。BiSHが解散を発表した時は驚いた。人気は絶頂だったしパフォーマンスもノリに乗っていて、当時は紅白歌合戦への出場も決まっていたからだ。そんなタイミングで活動を終えるなんて勿体ない。 解散理由は「一番輝いている時に終わらせる」ため。これ…
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