オトニッチ

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

2021-01-01から1年間の記事一覧

【ライブレポ・セットリスト】COUNTDOWN JAPAN 21/22 at 幕張メッセ 12月31日

COUNTDOWN JAPAN 21/22の最終日である、12月31日に観たライブの感想とセットリストのまとめです。 キュウソネコカミ BLUE ENCOUNT KANA-BOON KEYTALK ゲスの極み乙女。 ずっと真夜中でいいのに。 04 Limited Sazabys サンボマスター キュウソネコカミ 【リハ…

COUNTDOWN JAPANのコロナ禍で変わってしまった部分について

会場最寄りの海浜幕張駅に着いた時点で、コロナ禍以前のCOUNTDOWN JAPANとは違うのだと察した。 駅前や改札付近に居る人の数が、明らかに少ないからだ。駅から会場まで歩いている人の数も、やはり少ない。2019年までならば、道を埋め尽くすほどに人が歩いて…

【ライブレポ・セットリスト】 COUNTDOWN JAPAN 21/22 at幕張メッセ 12月28日

COUNTDOWN JAPAN 21/22の初日である、12月28日に観たライブの感想とセットリストのまとめです。 櫻坂46 Little Glee Monster マカロニえんぴつ ヤバイTシャツ屋さん UNISON SQUARE GARDEN 東京スカパラダイスオーケストラ 宮本浩次 [Alexandros] (adsbygoogl…

【ライブレポ・セットリスト】PEDRO 活動休止前ラストライブ『さすらい』at 横浜アリーナ 2021年12月22日

ライブ開演前の横浜アリーナの客席は、不思議な雰囲気だった。 期待に満ちた熱気と、重くて緊張が入り交じった感じ。他のライブではないであろう、独特な空気があった。 これでPEDROの音楽を生で聴くことは最後だと、ファンが覚悟しているからこその空気なの…

「BiSH解散、豆柴の大群×AKB48……話題振りまいたWACKの1年 存在感示す新たな動きも」という記事をリアルサウンドに寄稿しました

2021年のWACKグループの活動や、事務所としての取り組みや企画についてまとめた記事を、リアルサウンドに寄稿しました。 ぜひ読んでください。

年間ベストアルバムを選ぶことは暴力的で危険なことかもしれない

「そういえば、去年はベストアルバムに何を選んだんだっけ?」 今年の個人的な年間ベストアルバムを決める前に、ふと去年自分が選んだアルバムが気になった。 自分で選んだはずなのに、何を選んだのかすぐには思い出せなかった。どのような評価や順位を付け…

【ライブレポ・セットリスト】aiko『Love Like Pop vol.22』セミファイナル 2021年12月13日 東京ガーデンシアター

3ヶ月ぶりにaikoのライブを観た。会場も3ヶ月前に観た時と同じ、東京ガーデンシアター。セットリストも前回から大きくは変わっていない。 それなのに、最初から最後まで、新鮮な気持ちでライブを観ることができた。 弾き語りの『片想い』で始まった時はやは…

第10回アイドル楽曲大賞2021に自分が投票した楽曲を理由と共に晒してみる

第10回アイドル楽曲大賞2021に、自分が投票した楽曲とその理由を晒してみます。 ここ最近の自分は音楽に順位をつけたくない気分なので、順位はつけていません。紹介順はランキングではなくアイドル名の50音順です。 メジャーアイドル楽曲部門 Freaks / ATARA…

【ライブレポ】ゲスの極み乙女。とindigo la Endの対バンライブ『馳せ合い vol.2』

ゲスの極み乙女。とindigo la Endの対バンライブ『馳せ合い』のライブレポをリアルサウンドに寄稿しました。 両バンドのコンポーザーを務める川谷絵音の誕生日という特別な日に、特別な組み合わせで行われたライブ。 キレッキレなロックバンドの凄みを見せつ…

【ライブレポ・セットリスト】カネコアヤノ 日本武道館ワンマンショー2021

暖色の光で照らされるステージにゆっくりと登場し、ゆっくりと演奏の準備をする、カネコアヤノとバンドメンバー。 まるで自身が立っている場所が日本武道館だということを、全く意識していないような表情と佇まいだ。それはライブハウスで演奏をする時と変わ…

Sexy Zoneの「Mildも地球の裏側じゃ Wildになるよ」という歌詞の意味を分析してみた

Sexy Zoneのデビュー曲であり、グループ名がそのまま曲名として続けるわれている『Sexy Zone』という楽曲がある。 この楽曲をライブで初めて聴いた時に、心の底から感動した。あれは2019年の横浜アリーナである。 自分にとってSexy Zoneはもちろん、ジャニー…

Juice=Juice 金澤朋子の卒業公演は涙よりも笑顔が似合うライブだった。

横浜アリーナで行われた『Juice=Juice Concert2021~FAMILIA~金澤朋子ファイナル』のライブレポを、リアルサウンドに寄稿しました。 金澤朋子の卒業公演であり、新メンバーにとっては初のワンマンライブだった、今回の公演。卒業だからと湿っぽくはならず、…

岡崎体育は「めちゃめちゃおもしろライブ」は観客のボルテージを一気に最高潮にした

横浜アリーナで行われた岡崎体育のワンマンライブ「めちゃめちゃおもしろライブ」のレポートを、リアルサウンドに寄稿しました。 自ら観客の期待のハードルをあげるようなライブタイトルでしたが、その期待に見事に応える圧巻のステージでした。 「おめしろ…

@onefiveが新曲『underground』で新境地を開拓したことについて

元さくら学院のメンバーにより構成されているガールズグループ@onefiveについての分析記事を、リアルサウンドに寄稿しました。 今作は振り付けをメンバー自らが考案し、曲調や衣装やメイクも今までとはガラッと印象が変わるものになっていて、新境地を開拓し…

【ライブレポ・セットリスト】PEDRO『後日改めて伺います』のレコ発ライブで感極まるアユニ・Dとジャージを着て照れる田渕ひさ子

「PEDROです。よろしくどうぞ」 アユニ・Dが小声で挨拶すると、それに反比例するような爆音が鳴らされる。その瞬間にZepp Tokyoを埋め尽くす観客の身体と心が震える。 この一瞬で何もかもを変えてしまうことが、ロックバンドの凄さだと感じる。そんな凄みをP…

常田大希のソングライティング力について

King Gnu及びmillennium paradeのタイアップ曲についての考察記事を、リアルサウンドに寄稿しました。 タイアップの場合は「魂を売った」「セルアウトした」と批判されることも少なくはないですが、常田大希の関わる音楽については、タイアップを受けること…

大規模なライブ会場が続々と建設される事情について思うこと

大規模な音楽用アリーナやホールが、近年続々と建設されている背景についての分析と、本当に必要な規模の会場はどの大きさなのかなど、個人的に思うことをリアルサウンドに寄稿しました。 ぜひ読んでください。

【ライブレポ・セットリスト】SHISHAMOがライブで生足を隠すようになった代わりに、他のモノを出すようになった 〜SHISHAMO ワンマンツアー2021秋「寝ても覚めてもかわいい君と死にたくなるような恋がしたい」〜

コロナ禍になる直前の、2020年1月。 Zepp Tokyoで行われたSHISHAMOのワンマンライブで、宮崎朝子は「うちらもう20代半ばなのに、いつまでTシャツに短パンでライブやるんだろうね?まだ足を出し続けるのか?」と話していた。 その言葉に、驚いた。Tシャツと短…

アンジュルム・笠原桃奈卒業コンサートのライブレポを寄稿しました

リアルサウンドにアンジュルム コンサート2021「桃源郷~笠原桃奈卒業スペシャル~」のライブレポートを寄稿しました。 卒業コンサートでありながらも、湿っぽくならず楽しさで満ちたライブで、未来への希望も感じる素晴らしい内容でした。 ぜひ読んでくださ…

木村拓哉のソロアーティストとしての魅力について寄稿しました

木村拓哉のボーカリストとしての魅力やアーティストとしての凄みについて個人的に想うことについて、リアルサウンドに寄稿しました。 1stソロアルバムも素晴らしかったし、来年リリースの新作も楽しみです。

『マツコ会議』でDJ松永の発言が炎上したことについて思うこと

11月13日に放送された『マツコ会議』に、Creepy Nutsが出演していた。 「暴力的なところや倫理的にアウトなところを許容する価値観が日本人と合わないなと思って」という言葉から、現状の悩みについて語り始めたDJ松永。その言葉の一部が問題視され、SNSを中…

古臭くなった昔の歌に価値はあるのか?

以前Gacktが「歌詞に古くなる表現は使わない。例えばポケベルとか」という話をしていた。 10年以上前にテレビで観た記憶だが、この話が印象的でずっと頭に残っている。「なるほど」と思ったし、このような工夫によって時代にとらわれない普遍的な歌が作られ…

【ライブレポ・セットリスト】SUPER BEAVER『都会のラクダ 〜愛の大砲、二夜連続〜 at さいたまスーパーアリーナアリーナ』は「素晴らしかった」の一言でしか言い表せないほどに愛で満ちていた

2020年2月。コロナ禍になる直前、SUPER BEAVERは国立代々木競技場第一体育館でワンマンライブを行った。 そのライブのMCで、渋谷龍太がこのように話していた。 ライブハウスからいなくなりません。ライブハウスでもやります。ホールからもいなくなりません。…

【ライブレポ・セットリスト】斉藤和義が『KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2021 "202020 & 55 STONES』ツアーファイナルで見せた最終の乳首について

名義こそ「斉藤和義」と本人のソロではあるが、これはロックバンドのライブだと感じた。 ボン・ジョビやマリリン・マンソンがバンド名として許されるなら、斉藤和義という名前のバンドがあってもいいじゃないか。そう思うぐらいに、ステージに立つ5人はロッ…

【ライブレポ・セットリスト】櫻坂46『1st TOUR』を観て感じた欅坂46のライブとの違い

10月29日から31日までの3日間、櫻坂46『1st TOUR』のさいたまスーパーアリーナ公演が行われた。自分はその公演の初日に参加した。 会場前へ行きビジョンに大きく映し出されたツアーロゴを見て、少しずつライブが当然に行われる日常が戻ってきていると実感し…

眉村ちあきの野音ライブ『ナントカサマーフェスティバル』のレポートを寄稿しました

眉村ちあきにとって初の日比谷野外音楽堂でのワンマンライブ『ナントカサマーフェスティバル』のレポートをリアルサウンドに寄稿しました。 普段からエンターテイメント性が強いライブをやっている眉村ちあき。今回もエンタメ的な要素はあったものの、「ミュ…

【ライブレポ・セットリスト】フジファブリック『山内総一郎生誕祭October Ensemble~』は愛が8割でカオスが2割のライブだった

フジファブリックが「山内総一郎生誕祭~October Ensemble~」というタイトルのライブを行った。 タイトル通り開催当日の10月25日に、40歳の誕生日を迎える山内総一郎を祝うためのライブである。 始まった瞬間に、普段とは違う特別なライブだと察した。普段…

さユりの配信ライブ『LIVE DIVE 酸欠少女さユり』のレポートを寄稿しました

大型4面LEDパネルが常設された配信スタジオ 「BLACKBOX³(ブラックボックス)」で行われたさユりの無観客配信ライブのレポートを、リアルサウンドに寄稿しました。 有観客ライブが行われるようになった現在、あえて配信でライブを行う意味や価値を感じさせる…

毎年代わり映えしない出演者のカウントダウンジャパンへの批判について

COUNTDOWN JAPAN 21/22の開催が発表され、第一弾の出演者発表がされた。 だいたい毎回いつも同じメンバーと再開するような、毎年出演している常連のアーティストが中心のラインナップだった。実力は確かではあるものの、他の音楽フェスにも頻頻に出演するア…

=LOVEと≠MEによる合同ライブ『イコノイフェス2021』のライブレポを寄稿しました

=LOVEと≠MEによる合同ライブ『イコノイフェス2021』のライブレポートをリアルサウンドに寄稿しました。 合同だからこそのコラボレーションがあったりと、この日だけの特別なライブで素晴らしかったです。 ぜひ読んでみてください。