オトニッチ

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

コラム・エッセイ

アーティストや音楽に関連する偏った思想のコラムです。

赤ちゃんはエルレ、バンプ、アジカンを聴くと泣き止む

新生児の我が子が泣き止まない。ひたすらに泣き続ける。 反町隆史『POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~』を聴かせると泣き止むと言われているが、我が子には効き目がなかった。反町隆史と反りが合わないようだ。 しかしそんな我が子が泣き止む…

ロックバンドはアイドルに勝てない?

ロックの世界でずっと生きてきたバンドマンが、アイドルへ敗北宣言をしたことに驚いた。 THE COLLECTORSの加藤ひさしと古市コータローのインタビューでのことだ。加藤は乃木坂46『君の名は希望』について、このように語っていた。 君の名は希望乃木坂46J-Pop…

スピッツの歌詞には作り手の人間性が滲み出ている

草野マサムネは、時折、ふわふわした歌詞を書く。綴る言葉も表現方法も、ふわふわしていて掴みどころがない。どっちつかずな内容もある。 例えば『チェリー』の〈ズルしても真面目にも生きていける気がしたよ〉というフレーズ。ここに辿り着くまでの歌詞の文…

日向坂46とココイチのキャンペーンで車輪が軋むように泣いたファンがいる

急にココイチ食べたくなったんだ。美味くて辛い名古屋生まれ。タワレコみたいな黄色い模様の飲食店。 それはナゼーかと言うと、日向坂46がコラボレーションをしたからだ。特定のメニューを注文すると、メンバーの写真とサインが印刷されたコースターがもらえ…

サンプリングを止めたCreepy Nutsと、サンプリングを大胆に取り入れた米津玄師について

2020年。Creepy Nutsは『かつて天才だった俺たちへ』というEPをリリースした。この作品以降、彼らの創る音楽が、少し変わったように思う。 おそらく楽曲の制作方法を変えたからだろう。このEP以降、彼らは「サンプリング」をほとんど行わずに楽曲を制作して…

小沢健二『天使たちのシーン』にモヤモヤしていた理由について

好きな歌なのに「聴いていてモヤモヤするなあ」と思うことが、時折ある。それは歌詞の内容が自分にしっくりこない時だ。 例えば小沢健二『天使たちのシーン』が、それに当てはまる。 もちろん名曲だとは思う。13分30秒もある聴きごたえのある楽曲で、聴く都度…

Sexy Zone菊池風磨を「全裸ドッキリ」に仕掛けることは間違っている

先日放送された『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』で、菊池風磨がドッキリを仕掛けられていた。P&Gの洗濯洗剤「ボールド」のテレビCMとのコラボするという、豪華なドッキリ企画だ。 内容はCM撮影をしていると思い込んでいる菊池に水に濡れると溶ける素材…

関ジャニ∞『18祭』日産スタジアム公演の感想を今更になって書く理由

関ジャニ∞のライブを、7月に初めて観た。 7万人以上集客できる日産スタジアムで行われた公演で、彼らにとって過去最大規模のワンマンだったらしい。会場の大きさに負けないファンの熱量と、それに応える関ジャニ∞のスター性ある立ち振る舞いに痺れた。たった…

フジファブリック『茜色の夕日』は「夏の終わりの名曲」なのに超絶過小評価されている

「フジファブリック」という言葉を、夏の季語にしたい。 そう思うほどに、8月の後半あたりから様々な場所で『若者のすべて』を耳にすることが多い。もしかしたらここ数年の中では、夏の終わりにラジオで最も流された楽曲かもしれない。それぐらい耳にする機…

ELLEGARDENのチケット代の安さを批判する理由がわからない

ELLEGARDENが16年振りの新曲をリリースし、ワンマンツアーの開催を発表した。 活動再開から4年経ったものの、活動ペースは遅くバンドの稼働率は低かった。それがようやくここから本格始動する予感がする。ひっそりとユニバーサルミュージックが関わるように…

推しメンが卒業発表した後のアイドルオタクの気持ちについて ~日向坂46の宮田愛萌の卒業に想うこと~

メディアでは宮田愛萌を「ぶりっ子キャラ」と評することが多いが、自分はそれに疑問を抱く時がある。 実際にテレビのバラエティではあざとい表情や動きでアピールしたり、音楽番組やライブでもカメラに抜かれれば確実にあざとい表情で釣ってくる。だから「ぶり…

Sexy Zoneがライブで女装したことについて想うこと

スカートを男性が履くのはおかしいし、メイクをするのも変。男性の長髪もよくない。 そんなイメージや価値観が2022年でも存在する。男性が女装をすると気味悪がられたり笑われたりするのだ。例えば芸人がコントで女装をした時、ボケていないとしても、女装を…

アイドルのライブで客が声援やコールをする必要はないのでは?

ももクロのライブを観る都度、「モノノフ、めちゃくちゃうるせえな」と思っていた。 コールや歓声がメンバーの歌声をかき消すぐらいに大きいからだ。むしろファンの方がメンバーよりも声が大きいかもしれない。服装も全身推しメンカラーで揃えている人が多く…

ライブで隣の席に迷惑なノリ方をする客がいた

自分の隣の座席に変な動きをする客がいた。日本武道館で行われたEveのライブを観た時のことである。 その客は手拍子の音が無駄に大きかった。しかもリズム感がないのか、手を叩くタイミングがおかしい。バラードなのにヘドバンしていたし、エアギターも弾い…

ロッキンが千葉開催になって失ったものについて

会場を千葉県に移し、3年振りに開催されたROCK IN JAPAN FESTIVALへ行った。 めちゃくちゃ楽しかった。千葉の会場だからこその魅力も感じたし、当然ながら出演アーティストはどれも最高だった。参加者の民度も全体的に高かったと思う。 でも「何か」が足りな…

千葉で初開催したロッキンに行った感想と参加者に知って欲しい注意事項について

千葉県で初開催されたROCK IN JAPAN FESTIVALへ行った感想と、行って感じたひたちなか時代との違いによる問題点と注意点についてまとめました。 今後参加する人で不安がある人は参考にしてもらえたらと思います。 入場について 会場内の移動や混雑について …

リセールを1回しか行わず払い戻しもしないロッキンの対応を自分は全面的に支持する

『王様のレストラン』というドラマが好きだった。ストーリーが面白かったことはもちろんだが、劇中に出てくる台詞が胸にグサッと刺さるほどにインパクトがあって、忘れられないものが多かった。だから自分はこのドラマが好きなのだ。 その中でも特に印象深い…

ライブ終演後の規制退場を無視する客に心底ガッカリする件について

ライブ終演後に「ああ、またか......」と思って、ガッカリする時がある。 それは規制退場を無視し我先にと出口に向かう観客を見た時だ。ルールやマナーのへったくれもない自分勝手な行動に嫌悪感を抱いている。 ドーム以上の規模ではコロナ禍以前から行われる…

加山雄三も中島みゆきも吉田拓郎も音楽活動を縮小させる件について

加山雄三がコンサート活動からの引退を発表した。 ここ数年は脳梗塞などの病気をしている。年齢的にもコンサートを続けるには体力の負担が大きいのかもしれない。引退理由について「歌えなくなってやめるのではなく、まだ歌えるうちにやめたい。最後までいつ…

日向坂46のドキュメンタリー映画『希望と絶望』を観たらモヤモヤした

※映画のネタバレがあります 日向坂46は東京ドーム公演2デイズを即完させるほどの、超人気アイドルになった。 ステージ上の彼女たちは、常に明るく笑顔で最高のパフォーマンスを繰り広げている。そんなプロのアイドルで有り続ける姿によって、多くの人を惹き…

あいみょんはSNSの悪ノリにもっとブチギレて良いと思う

かつてフジテレビで放送されていた『ウケメン』というコント番組が好きだった。その中でも3時のヒロインの福田麻貴が演じる「まいみょん」というネタが印象に残っている。 「あいみょんに憧れた女」が主人公のものまねコントで、あいみょんを意識したであろ…

山下達郎がサブスク解禁しないことを自分が現時点で100%支持する理由について

とても良いネット記事を読んだ。Yahooニュースに掲載された山下達郎のインタビューだ。濃度が高くて発見がたくさんある内容である。 しかしTwitterに投稿された見出しはいただけない。これでは「山下達郎がサブスクを全面的に否定している」と勘違いされてし…

「会いに行けるアイドル」のおかげで日本の音楽業界は救われたのかもしれない

湯川れい子が日本のアイドルのCD販売のシステムについて言及していた。おそらく握手会などで同じCDを1人のファンに大量に買わせる商法についての言及だろう。 このツイートへの反応は賛否が分かれている。日本のアイドルファンは湯川のツイート内容に否定的…

櫻坂46と日向坂46のライブ『W-KEYAKI FES. 2022』のチケット先行の販売方法に重大な問題がある

櫻坂46と日向坂46による合同ライブ『W-KEYAKI FES. 2022』の内容とチケット先行の方法についてSNSが荒れている。 去年も行われた特別なライブだが、今回は日向坂46が木曜日と土曜日に、櫻坂46が金曜日と日曜日にワンマンライブをおこない、各グループ2日間ず…

バンドマンの不倫を自分は絶対に擁護しない

バンドマンやミュージシャンのプライベートについて、ファンが知る必要はない。例えば結婚や出産などおめでたいことだとしても本人が自ら発信しないならば、ファンが詮索することはご法度だろう。 不倫などの不祥事でも同じだ。本来は世間が知る必要がない情…

きのこ帝国は勘違いによって批判された勿体ないバンドだった

2019年5月27日。きのこ帝国が活動休止を発表した。谷口滋昭(Ba.)がバンド結成10周年イヤーを終えたことに達成感を覚え、実家の家業を継ぐ決断をしたからだ。 バンドは谷口以外のメンバーがベースを弾くイメージができないと言うことで、活動休止に踏み切った…

乃木坂46のライブでルールを破りコールをしたり歓声をあげた観客がいたことについて

一生忘れることができないであろう、物凄いライブを観た。日産スタジアムで二日間開催された『乃木坂46 10th YEAR BIRTHDAY LIVE』である。 グループのデビュー10周年を記念したライブで、乃木坂46の歴史を振り返るような内容で、自分はその2日目に参加した…

ギターソロを聴かずにスキップすることの何が悪いのかわからない

Twitterで「ギターソロ」がトレンド入りしていた。 「今年のグラミー賞には、ロック・カテゴリーのノミネート曲にギターソロが1曲もない」という内容のツイートが拡散され、高野寛が引用RTで「ギターソロが始まるとスキップする若者が多いみたい」という仮説…

My Hair is Badの広告看板にクレームが入って撤去されたのは当然かもしれない

渋谷駅前に掲示されたMy Hair is Badの広告看板にクレームが入ったらしい。それを理由に看板は撤去された。 【渋谷看板掲示期間変更のお知らせ】各所許可をもらって掲示していましたが、渋谷駅から見て右側の看板の歌詞にクレームが入ったため、当初の予定よ…

CDの複数枚商法とLINE MUSIC再生キャンペーンが嫌い

音楽業界が厳しいことは理解している。 「普通の人はCDなんてもう買わなくなった」と言われてから約10年。定額ストリーミングサービスが普及した影響で、ダウンロード販売すら下火になっている。 近年はライブを軸にする収益構造に変化していったものの、コロ…