オトニッチ

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

2017-01-01から1年間の記事一覧

でんぱ組.incの新メンバーがファンに拒否されグループ自体も失望されるのは当然だけれど

アイドルグループの新メンバー加入は珍しくはない アイドルグループへの新メンバー加入は、どんなグループでも賛否両論になるイメージがある。それは誰が加入したとしても。例えば脱退したメンバーの”補充”としての加入だとしても、脱退したメンバーがいた歴…

オトニッチ的2017年度楽曲大賞ベスト20 ~ 1位から10位の紹介と考察 ~

1位から10位までの紹介と考察です 前回は今年の個人的な楽曲大賞としてベスト11位から20位までを紹介しました。 関連記事:オトニッチ的2017年度楽曲大賞TOP20(前編) - オトニッチ-音楽の情報.com- 今度は1位から10位です。どれも名曲です。今年だけでな…

オトニッチ的2017年度楽曲大賞TOP20(前編)

20曲紹介します 前回の記事では2017年に聴いた邦楽のオリジナルアルバムで良かったものを10枚選びました。 関連記事:オトニッチ的2017年度邦楽アルバム大賞TOP10 - オトニッチ- 今回は2017年にリリースされた楽曲で特に個人的に良いと感じたものを20曲選び…

オトニッチ的2017年度邦楽アルバム大賞TOP10

2017年も終わりますね もう今年も終わりですよ。早いですね。ドン引きですよ。早すぎて。今年はなんとなく始めようと思ってブログを書き始めたのですが、自分の想像以上に多くの方に読んでいただけて嬉しかったです。 年末になると音楽雑誌で行われる『今年…

フジファブリック志村正彦が奥田民生を泣かせた日について

行きたくないライブは初めてだった 2009年12月28日。自分は幕張メッセにいた。 毎年年末は幕張メッセで開催される、カウントダウンジャパンという音楽フェスに参加していた。4日間開催されるイベントで、暇な学生だった自分は4日間毎日参加していた。毎年…

ヒャダイン、愛してる・・・・・・

天才だと思う 心の底から凄い人だなって思うんですよ。ヒャダイン。今までにいなかったタイプの音楽作家ではと思う。 自分がヒャダインに対して感じる凄さは他のミュージシャンや作曲家や作詞家に感じるものとは少し違う。もちろん作家として曲も詞も個性が…

スピッツ草野マサムネと西野カナの似ている部分を説明する

西野カナは過小評価されている 西野カナの新譜がなかなか良い。『LOVE it』というアルバム。曲が凝っていて編曲も面白いことをしている。音も良い。あとジャケットの顔がかわいい。 しかし、西野カナは音楽ファンに評価されているかと言うと、特別評価されて…

イエモンは東京ドームでロックバンドのライブをやらなかった【ライブレポ】

ついに観ることができた 自分にとって特別なバンドの1つである、THE YELLOW MONKEY。しかし、リアルタイムでは殆ど知らなかった。それでも様々な思い出も思い入れもある。 関連記事:担任がイエモンの吉井和哉と知り合いだったらしいんだけどさ・・・・・・ - オ…

サンボマスターの日本武道館が貧相な演出とステージセットだった理由【ライブレポ】

ミラクル起こして伝説作りました サンボマスターの日本武道館公演。 とても素晴らしかった。セットリストもパフォーマンスも文句のつけようがない。来場したお客さん全員が心の底から楽しめたんじゃないかと思う。 だって、終演後駅へと向かうお客さんの顔が…

ACIDMAN大木伸夫の帽子の中を見たら涙が出てきた

そこにあるのは宇宙ではなかった ACIDMANのフロントマンである大木伸夫の帽子の中身は、見ることができないものだと思っていた。 活動当初は帽子を常に被っていたわけではないと思う。造花が笑うのMVでは被っていない。しかし、それ以降帽子を常に被り続けて…

『売れた音楽=良い音楽』ならば『売れない音楽=悪い音楽』なのか?~竹原ピストルをバカにした自分の親への反論~

忘れられない出来事 当時は売れているグループではなかった。流行りの音楽とは違う系統の音楽だったから友達にもなかなか理解してもらえなかった。でも当時中学生だった自分に突き刺さる音楽。たしかラジオで流れている曲を聴いて一聴き惚れした。 それが野…

「アイドルを越えた」とアイドルに言う人はアイドルを馬鹿にしている

アイドルを超えたら何になるの? プロインタビュアーの吉田豪さん。先日このようなツイートをしていて、これについて賛否両論、様々な意見が出ていたわけです。 BiSH船上ライブのニコ生、新曲披露時に「アイドルを越えた曲」「アイドルのクオリティじゃない…

【感想】映画『オトトキ』THE YELLOW MONKEYの再始動後のドキュメンタリー映画に映る普通のおじさんについて

特別なバンド 自分にとって「このバンドは特別だ」と思うバンドはいくつかある。その中で唯一まだライブを観たことがないバンドがある。好きになった時にはすでに活動は休止していたし、再始動後もチケットが取れず予定も合わずで観れていない。 それがTHE Y…

私立恵比寿中学はBiSHを意識している?新曲シンガロンシンガソンから想像するエビ中の今後の指針

売れてます エビ中の新曲シンガロン・シンガソンがオリコンデイリーランキング2位らしいですよ。売り上げ枚数6万枚。これって今のCDシングルの売り上げ枚数としては多いんですよ。1位の嵐は別格としても今はシングル発売初日に1万枚売れないアーティスト…

エビ中カフェに行ってきたので食レポと感想 ~タワーレコードと私立恵比寿中学の期間限定コラボカフェ~

タワレコとエビ中がコラボ 渋谷のタワレコと言えば日本一売り場面積の広い店舗なのですが、店内にはカフェも併設されてるんですね。そのカフェはCDショップに併設されてるだけあって、様々なアーティストとコラボしてコラボメニューを販売したり店内をコラ…

【アルバムレビュー】BiSH『THE GUERRiLLA BiSH』ゲリラ販売されたゲリラBiSHの感想。これは新しい挑戦だと感じる作品。

聴く前から上がるテンション 11月4日の午前。自分のTwitterのタイムラインにいくつも投稿されていた驚きの声。それは「全国のタワーレコードでのBiSHのメジャー2ndアルバムのゲリラ販売」だ。全くの予告なしで価格も税込み299円という破格。赤字覚悟という…

【アルバムレビュー・視聴】米津玄師「BOOTLEG」感想。なぜ米津玄師からオーイエアハンを感じるのか?

バンドじゃないのにバンドを感じる 米津玄使師ってバンドじゃないんですよ。まあわかりますよね。人の名前ですもんね。ソロのシンガーソングライターです。でも個人的にこの人から”バンド”的なものを感じるわけです。 BUMP OF CHICKENが大ヒットした後に続々…

「一緒に行きましょう」と話すBiSHアイナと「連れていくからさ」と歌うエビ中 ~ 〈BiSH vs 私立恵比寿中学〉 TOKUFUKU LIVE Connect Vol.2~ライブレポ

自分のために開催してくれたとすら思えるイベント 自分が特に推しているアイドルグループがあるんですよ。それがBiSHと私立恵比寿中学(通称エビ中)の2組なわけです。この2組は過去に何度も記事にしています。 関連記事:『BiSH-星が瞬く夜に-』の化け物…

【アルバムレビュー】嵐『untitled』ジャニオタじゃない男が書く感想とおすすめポイント

なんか嵐すごいかも 聴いたきっかけはTSUTAYAのCD視聴機に書いてあった嵐の新譜のPOPを読んだことがきっかけ。 『ラストは圧巻の『組曲』嵐の挑戦』 こんな感じのことが書いてあったんですよ。 それほど詳しくないですけど今のジャニーズで最も人気があるグ…

【レビュー・視聴】有安杏果(ももクロ)『ココロノオト』ももいろクローバーZとは違う魅力があるソロアルバムの感想

「アイドルとしてはできないことをやりたい」 グループアイドルはももクロに限らずメンバーがソロ活動で歌を歌うことは珍しくはない。例えばAKBグループでもソロでCD出している人もいるわけじゃないですか。歌が上手いと言われている山本彩とか。先日発売し…

<ライブレポ>ペンライトもコールもない方がアイドルは輝く?エビ中の生バンドライブ『ちゅうおん』で感じたこと

ライブの余韻って何日続きますか? この記事を書いている時点で、ライブから既に2週間以上経っている。9月23日に行われた私立恵比寿中学のライブ。 「エビ中 秋風と鈴虫と音楽のしらべ 題して『ちゅうおん』2017」。 余韻が2週間以上醒めないんだよ。物凄く…

Hi-standardの『THE GIFT』を買う若者はハイスタの音楽の良さは理解できない?【新譜の感想】

18年ぶりのアルバム Hi-standardが18年ぶりにアルバムをリリースした。 きっと、メジャーデビューしている大人気バンドがアルバムをリリースするより話題になると思うし売れると思う。 語弊があるかもしれないが、どんな内容でもリリース前からヒットが約束…

山下達郎もライブでの合唱は良いと思っている~ライブで客が歌うことについてどう思う?~

ライブマナーは炎上案件 ライブへ頻繁に行く人ならわかると思うんですが、ライブマナーについての意見は度々SNSで話題になり議論になるんですよ。 先日、山下達郎のラジオでの発言について話題になりました。 ラジオでどのような発言があったかと言うと、リ…

BiSのプー・ルイのダイエット企画は摂食障害の危険性とは違う問題もある

話題作りで大きくなったBiS 大袈裟に聞こえるかもしれないが、BiSは日本のアイドル界で革命を起こしたグループの1つだと思っている。 BiSの登場前まではキラキラした華やかなアイドルが殆どだった。 曲や歌詞もアイドルソングのテンプレートのようなものが…

氣志團万博へ行き夏フェスは音楽を聴きに行くものではないと気づいた

初めて行って来ました 氣志團万博2017。 初めて氣志團万博という音楽フェスへ行って来た。 千葉県で行われた野外音楽フェスなんですが、これがとても良いフェスだったんです。 出演者や環境やロケーションなどの「良い野外フェス」の一般的な条件やイメージ…

大森靖子とYogee New Wavesはゲスの極み乙女。を聴いて落ち着こう

穏やかではないですね ミュージシャンなどの表現者は、自分の思想や作品をとても大切にしてある人が多い。 それは人気ミュージシャンだけではなく、音楽を本気でやっている人はみんなそうなんだろうなと思う。 どちらも好きなんですよ。 CDも持っているしラ…

【アルバムレビュー・視聴】奥田民生『サボテンミュージアム』感想とおすすめポイント

自分も奥田民生になりたいボーイ 奥田民生ってかっこいいなと思う。 音楽的な部分はもちろんなんだけど、人柄というか生き方と言うか、存在自体が個性的でかっこいい。 あんなふうにゆるく生きれたらと思うけども、自分がゆるく生きようとしても奥田民生には…

Maison book girl(ブクガ)とSUPERCARの共通点とヤバさについて

最近おかしなグループ増えてますよね ここ数年アイドルブームが過熱しているせいなのか、おかしなアイドルグループが増えてるんですよ。 それはキャラクターやコンセプトが変わっていたり、扱っている楽曲が変わっていたり。 その〝おかしさ〟のせいで色物扱…

大森靖子とTK(凛として時雨)のコラボ作『draw (A) drow』を聴いて感じたコラボの難しさ

家系ラーメンとパンケーキ 個性には様々な個性があるわけで、合う個性と合わない個性があったりする。 なんとなく合いそうだなと思う個性の組み合わせもあると思うが、その個性が合うかどうかは実際に合わせてみないとわからない。 そんなことを大森靖子の新…

夢みるアドレセンスのバンドマンとの関わり方が贅沢すぎるんじゃない?

かわいいだけじゃなかった 「カワイイだけじゃダメなんですか!?」 これがキャッチフレーズの、夢みるアドレセンスというアイドルグループ。 なかなか挑発的なキャッチフレーズだ。 同性から反感食らいそうなキャッチフレーズだけど、意外と女性ファンも多…