オトニッチ

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

くるり

【ライブレポ・セットリスト】くるりオフィシャルサポーターズクラブ「純情息子」会員限定イベント at 恵比寿リキッドルーム 2024年3月12日(火)

「拍手が温かいですね。ありがとうございます」と、ステージに登場して真っ先に話す岸田繁。たしかに観客の反応からは「熱気」ではなく「温かさ」を感じる。ライブへの期待から感情が昂っているのではなく、穏やかな気持ちで音楽が鳴るのを待っているような…

【ライブレポ・セットリスト】くるり「愛の太陽EP」発売記念ホールツアー2023 at 三郷市文化会館 大ホール 2023年7月7日(日)

開演時間ちょうどに客席の電気が落とされた三郷市文化会館。客入れのBGM止まり、会場が無音になったタイミングでメンバーが登場した。観客は盛大な拍手で迎え入れるが、少々厳かな空気ではある。 この空気は偶然生まれたのではなく、くるりが意図的に登場し…

【ライブレポ・セットリスト】フジフレンドパーク 2023 (出演:フジファブリック・くるり) at Zepp Divercity Tokyo 2023年3月29日(水)

フジファブリックとくるり。この2組の対バンは、待ち望んでいたファンが多いかもしれない。 この2組は15年以上前から交流があり、岸田繁と志村正彦は飲みに行く仲でもあった。2010年に富士急ハイランドで行われた『フジフジ富士Q』にくるりは出演しているし…

【ライブレポ・セットリスト】くるり ライブツアー2022 at 川崎 CLUB CITTA' 2022年7月13日(水)

「こんばんは。くるりですぅぅ~」と緩い挨拶をする岸田繁。佐藤征史も穏やかな表情をしているし、サポートメンバーからもあまり緊張した様子は感じない。 むしろ観客の方が緊張していたと思う。 久々のワンマンライブかつツアー初日。しかもレコ発では無い…

【ライブレポ・セットリスト】くるり『くるりの25回転』at 東京ガーデンシアター 2022年2月11日(金)

開演前直前に「東京都から認定された感染防止安全計画を策定の元、”大声なし”のイベントとして開催いたします。」という会場アナウンスが流れていた。 くるりの結成25周年記念公演『くるりの25回転』が最大8000人収容できる会場を満員で開催できたのは、東京…

【ライブレポ・セットリスト】くるり ライブツアー2021 at Zepp Haneda 2021.6.9(水)

くるり、久々のライブツアー ロックは衝動だけではない。興奮させるだけではない。じわりと胸に染みるロックや、スっと胸に沁みるロックもある。くるりはそんなロックを鳴らしている。 『くるり ライブツアー2021』のZepp Haneda公演の初日。このライブを観…

【レビュー・感想】くるり『天才の愛』は大好きだし名盤だと思うけれど『野球』だけは苦手

天才の愛は名盤 くるりのアルバム『天才の愛』の中に、苦手な曲が1つだけある。 アルバムを批判したいのではない。むしろ賞賛したい。最高の名盤だと思う。改めて「すごいぞ、くるり」と思う作品だ。 徹底的なこだわりを感じる音色。それが繊細に積み上げら…

くるり、あてのない旅に出掛けたくなる名曲7はこれか?(おすすめ)

先日ロッキングオンのくるりに関する記事を読んだ。『くるり、あてのない旅に出掛けたくなる名曲7はこれだ! 』という記事だ。 紹介されている楽曲はどれも文句のつけようがない名曲だ。たしかに旅に出たくなるような、聴いていて心地よい楽曲が多い。しかし…

藤原さくらの新曲『Twilight』を聴いたら岸田繁が「くるりのボーカルをお願いしたい」と言った意味がわかった(感想・歌詞・レビュー・評価)

くるりのボーカルを誰かにお願いしなければいけないとしたら? くるりと藤原さくらは過去に接点はあった。 藤原さくらはくるりのライブへ行ったことをSNSでも投稿していたし、くるりの岸田繁が作詞作曲したラジオのキャンペーンソング『Hello Radio』にボー…

くるりの新曲『東京オリンピック』は今年1番のぶっ飛んだ曲【感想・レビュー】

衝撃的だった くるりの新曲が衝撃的だ。タイトルは「東京オリンピック」。タイトルもおかしい。衝撃的。しかし衝撃的なのはタイトルだけではない。曲そのものがすごい。すごいぞくるり。 自分がこの曲を初めて聴いたのはライブだ。日比谷野外音楽堂で行われ…

くるりの新曲『その線は水平線』が変だ【感想・レビュー】

最近は活動がスローペースなくるり キャリアを重ねると活動がスローペースになるバンドって多い。そりゃあ若い時と同じペースで活動するには体力も必要だし難しいのかもしれない。くるりもだんだんと活動が年々少なくなってきたと思う。 新曲はリリースして…

【歌詞の意味を考察】岡崎体育“Natural Lips”は倦怠期の夫婦の歌。~くるりの東京と共通点とは~

岡崎体育の新曲 どうぶつさんたちがたいしゅうごうしてわいわいしてることに定評がある岡崎体育が、また新しいMVをYouTubeにアップロードしましたね。 “感情のピクセル”に続き、アップロードされた“Natural Lips”。 “Natural Lips”も“感情のピクセル”と同じ…

くるりの代表曲ロックンロールのタイトルと歌詞の意味を考察と解釈

くるりとは くるは去年結成か20周年をむかえた、京都出身のロックバンド。 立命館大学在学中に結成され、何度かメンバーチェンジを重ね、現在はフロントマンである岸田繁とベースの佐藤征史、トランペットのファンファン(産休中)の3人組のロックバンドだ。 …