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【レビュー・感想】Sexy Zone 『LET'S MUSIC』はライネクと同じぐらい凄い曲だと伝えたい

LET'MUSIC

 

Sexy Zone『LET'S MUSIC』に衝撃を受けた。

 

高いクオリティの楽曲に驚いたわけだが、MVの映像にもも同じぐらい驚いた。そこに映る菊池風磨のインパクトが物凄いからだ。

 

MVの50秒〜57秒に注目してみてほしい。

 

 

菊池風磨が、おもむろに、ドヤ顔で、鍛え抜かれた腹筋を、腹筋というセクシーゾーンを、見せつけてきたのだ。それはもうセクシーな光景である。

 

〈このままハダカでdancing〉という歌詞に合わたタイミングでの腹筋披露。違和感がないシチュエーションではあるが、だからといって腹筋を見せつけた映像を冷静には処理できない。

 

菊池風磨はとても良い腹筋を持っている。

 

ボディビルダーほど割れているわけではない。格闘家ほどゴツくもない。ちょうど良い割れ具合で鑑賞に適した美しい状態。腹筋を見せてくれてセクシーサンキュー。

 

 

雑誌でもセクシーでバキバキな腹筋は披露していた。セクシーな良い腹筋を持っていることは、本人も自覚した上で見せつけているのだろう。

 

彼の魅力は他にもたくさんあるのだが(プリップリのお尻とか)、腹筋は特にセクシーで魅力的な部位である。

 

凄いのは腹筋だけではない

 

しかしこの記事では、風磨のセクシー腹筋について語りたいわけではない。お尻もプリップリで素晴らしいのだが、お尻について熱弁したいわけでもない。

 

新曲『LET'S MUSIC』の素晴らしさについて語りたいのだ。

 

ここ最近のSexy Zoneは音楽的に攻めた楽曲が多い。音楽のクオリティを高めることを、最重視しているようだ。

  

2020年にリリースされたアルバム『POP×STEP!?』以降は、特にその傾向が強い。

 

 

「様々なポップソングを『Sexy Zone』というフィルターを通して東京から発信する」というコンセプトのアルバム。そのため彼らの個性を反映させた上で、徹底的に作り込まれたJ-POPが揃った作品になっている。

 

その後リリースされた『RUN』『NOT FOUND』も最高だ。アルバムの方向性をさらに洗練させて、J-POPをさらに極めていた。

 

そしてアイドルやジャニーズに興味のない層も巻き込み、SNSを中心にバズった『RIGHT NEXT TO YOU』へと繋がる。

 

この曲は「Sexy Zoneというフィルター」を通して海外のトレンドを押さえたポップス。彼らは「Sexy Zoneだからこそ」という軸をぶらさずに、進化と変化を繰り返しているのだ。

 

そして『LET'S MUSIC』でさらに進化をした。この曲はJ-POP的な部分と洋楽のトレンド的な部分が、綺麗に組み合わさっている。

 

10年間スキルアップし続けたメンバーだから歌える音楽であり、ここ1年弱で目指した方向性の集大成といえる音楽。

 

菊池風磨の腹筋と同じぐらいに、ハイクオリティでセクシーだ。

  

 

名曲は『RIGHT NEXT TO YOU』だけではない

 

ヒゲダンやKing Gnu、米津玄師は今までのJ-POPの流れを変えた。

 

かつてのJ-POPは音を増やして装飾することで、壮大さや華やかさを創り出すことが定番だった。

 

しかし彼らは必要以上に音を増やさなない。最低限の音だけで楽曲が構成されている。足し算ではなく引き算をする編曲だ。

 

音の隙間を作ってリズムを大切にした編曲で気持ちよく聴かせたり、一つひとつの音色やフレーズにこだわることで唸らせたりと、今までとは違う新しいJ-POPの主流を作った。

 

『LET'S MUSIC』は新しいJ-POPの主流を汲んだ音楽になっている。

 

ファンクソウルなのでリズムの心地よさには特にこだわっているようだ。音の隙間をあえて作ってノリを作っていることからも、そのこだわりを強く感じる。

 

時代の流れを汲み取っているどころか、時代を創ろうとする音楽だ。

 

音色に対することだわりも強い。そのこだわりはJ-POPというよりも洋楽のトレンドに近いと感じる。

 

この曲はビートの音圧が高い。BTS『Dynamite』のように力強いビートだ。多くの評論家やマニアが指摘しているように、Bruno Mars『Uptown Funk』の影響を感じるサウンドである。

 

J-POPの音のバランスは、ボーカルが引き立つように設定されていることが多い。

 

最近のヒット曲ならばYOASOBI『夜に駆ける』は、演奏はこもって聞こえる音量バランスになっている。ビートの音圧も低い。ボーカルが最も目立つバランスにする目的があるのだ。

 

アイドルの音楽は、歌が目立つ音量バランスであることが特に多い。メンバーの歌声を特に求めているファンが多いし、アイドルは絶対的に主役だからだ。

 

しかし『LET'S MUSIC』はアイドル・ジャニーズの歌としては、ボーカルの音量は小さめである。

 

ユニゾンで歌っている時は歌が目立ってはいるが、全体を通してだとビートが最も印象的になるバランス設定だ。

 

歌詞を聴かせるというよりも、歌声の響きの気持ちよさを感じさせる目的を持った音量バランスである。

 

歌詞は日本語と英語が入り乱れている。韻を踏む回数も多い。やはり音の響きを重視していると感じる。だからか日本語以外がネイティブではない自分は、まるで洋楽を聴いているような感覚にもなった。

 

しかし最新のJ-POPのトレンドも取り入れた楽曲でもある。

 

構成はAメロ→Bメロ→Cメロ→サビとJ-POP特有の複雑さもある。だから「J-POPだからこそ」の音楽にもなっている。それが不思議で魅力的で個性的だ。

 

2月に発表された『RIGHT NEXT TO YOU』は、Sexy Zoneを聴いてこなかった人も巻き込み評価された。特に音楽マニアからの評価は高い。海外のトレンドを取り入れた楽曲だからだろうか。

 

それに対して『LET'S MUSIC』は、それほど注目されていないように感じる。

 

J-POPの要素を取り入れた楽曲だからだろうか。こちらも素晴らしい楽曲なのに。めちゃくちゃカッコイイのに。

 

セクゾはライネクだけではない。他にもたくさんの名曲がある。それを多くの人に聴いてもらいたい。今は特に『LET'S MUSIC』を聴いてもらいたい。

 

Sexy Zoneにはたくさんの素晴らしい音楽がある。菊池風磨には腹筋とプリッとしたお尻がある。そんな魅力と凄さとセクシーさを、多くの人に気づいてもらいたい。

  

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  • アーティスト:Sexy Zone
  • 発売日: 2021/03/24
  • メディア: CD