オトニッチ

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

コラム・エッセイ

「推しは推せる時に推せ」という言葉が、あまり好きではない

バンドやアイドルグループが解散したり、アーティストの引退や訃報が知らされた時、「推しは推せる時に推せ」という言葉がSNSで拡散されることが多い。 個人的にこの言葉は、あまり好きではない。 決して否定したいわけではない。間違った言葉だとも思わない…

aikoと斉藤和義は誰もが認めるスケベ

aikoと斉藤和義はスケベである。これは確固たる事実だ。 この2人はライブで下ネタを言いまくる。呼吸をするように下ネタを言う。下ネタがないと「今日はどうしたんだろう?」と心配になるほどに言う。 例えばaikoはMCで「ちんこ」の話を頻繁にする。ちんこに…

ジェニーハイ『ジェニースター』でのガッキーが美しい

2021年5月19日。日本を震撼させるニュースが舞い込んだ。 星野源と新垣結衣が婚約を発表したのだ。星野源のファンが夢の外へ連れ出され、新垣結衣のファンにとってのHeavenly daysになった日である。 ファンの傷はまだ癒えていない。特に新垣結衣のファンは…

好きだった曲が自分の胸に刺さらなくなるタイミングについて

SHISHAMO『明日も』を聴いても、以前ほど胸に響かなくなってきた。 決して曲がダメだとは思っていない。むしろ名曲だと思う。大好きな曲だし、SHISHAMOのことも大好きだ。 昔の自分は『明日も』のイントロを聴くだけで鳥肌が立ち、サビを聴くと涙が溢れそう…

新木場STUDIO COASTの閉鎖について想うことと

新木場STUDIO COASTの閉館が発表された。2022年の1月で、約20年の歴史に幕を閉じる。 定期借地契約満了が理由だが、更新しなかったことはコロナ禍であることも影響しているのかもしれない。寂しいし悲しい。 この場所で観たSUPERCARの解散ライブは、今でも忘…

ユイカがTikTokのバズだけでなく東南アジアでバズった理由を分析しました

TikTokで『好きだから。』という曲でバズっているユイカについて書いた記事を、リアルサウンドに寄稿しました。 日本だけでなく東南アジアでもバズを巻き起こしていて、その理由についても分析しています。 ぜひ読んでください。 realsound.jp

ライブへの参加はしばらく自粛すべきなのか?

「サニーデイ・サービス、好きなんですか?」 初対面の男性にこんなことを聞かれた。音楽好きと集まった時やライブ会場ならまだしも、日常生活で「サニーデイ・サービス」という言葉を聞くとは思わなかった。 おそらく自分がサニーデイ・サービスのTシャツを…

音楽フェスが続々と中止になることについて想うこと

音楽フェスが続々と中止に追い込まれている。”追い込まれている”という表現は間違っているかもしれないが、ライブエンタメ業界の疲弊を考えると使いたくもなってしまう。 茨城県で開催予定だったROCK INJAPAN FESTIVAL 2021の中止には、特に大きな衝撃を受け…

銀杏BOYZが好きな自分は第二の酒鬼薔薇聖斗や対馬悠介になっていたかもしれない

トラッシュ 銀杏BOYZ ロック ¥153 provided courtesy of iTunes 幸せそうな恋人たちを電動ノコギリでバラバラにしたいよ (銀杏BOYZ / トラッシュ) これは銀杏BOYZの『トラッシュ』という楽曲の歌詞だ。過激で猟奇的な内容だが、自分はこの歌を普通に聴いてい…

eillの歌声について分析した記事をリアルサウンドに寄稿しました

SNSなどで「宇多田ヒカルに歌声が似ている」と評されることが多かったeill。 彼女の歌声は本当に宇多田ヒカルに似ているかの分析と、eillだけが持っている歌声の個性について分析しました。 似ている部分はあるかもしれないですが、個性的で将来が楽しみなシ…

平井堅がヤバいことになった......

ここ最近の平井堅がヤバい。 そのヤバさは年々増大している。2021年はヤバさを超えて狂気になった。いつの間にか日本屈指のヤバいミュージシャンになった。 平井堅のヤバさは、2014年前後から少しずつ滲み出始めた。 『ソレデモシタイ』という楽曲のMVで、自…

AliAの分析記事をリアルサウンドに寄稿しました

AliAについて個人的に想うことをリアルサウンドにて書きました。 『かくれんぼ』がバズっていますが、彼らはそれだけではなく、他にも良い曲があるということを書きました。 ぜひ読んでください。

ユニコーン『ミレー』を聴けばパクリとオマージュの違いを理解できる

ユニコーンは楽曲制作において、様々な名曲のオマージュや引用を頻繁に行なっている。 例えば『ペケペケ』はT.Rex『Tame My Tiger』のイントロをオマージュしているし、『オレンジジュース』はRediohead『Sit Down Stand Up』を空耳アワー的なユーモアを持っ…

『サイダーのように言葉が湧き上がる』を観たら自分が人生で1番聴いた音楽は何かを考えたくなった

『サイダーのように言葉が湧き上がる』という映画を観た。 人付き合いの下手な主人公チェリーと、大きな前歯がコンプレックスのヒロインのスマイルが出会い、関係性を深めていく青春映画である。 夏休みシーズンのアニメ映画だからか、子ども向けの演出や表…

THE BLUE HEARTS『チェルノブイリ』は反原発のプロテストソングなのか?

THE BLUE HEARTSが日本武道館で行ったライブの映像を観た。『チェルノブイリ』という曲を演奏する前のMCが印象深かった。 自分で調べて、自分で考えよう この一言を告げてから演奏が始まった。映像ではカットされていたものの、ライブ当日に稼働が開始された…

THE FIRST TAKEの私立恵比寿中学『なないろ』を聴いて想ったこと

2021年7月16日。またエビ中に泣かされてしまった。 5月にパシフィコ横浜で観たライブでも、自然と涙が出てきた。あれは素晴らしかった。6人のエビ中の軌跡と奇跡を感じた。 音楽を聴かせ、ダンスを魅せるだけでなく、グループの歴史や物語を伝える内容だった…

22/7の今後への期待について書きました

22/7の1stアルバムの評判や売上が好調なことについての分析記事を、リアルサウンドに寄稿しました。 文字数の制限もあり細かい部分にまでは行き届いてはいない内容ですが、アニソンや声優歌手の歴史も含めて分析しました。 ぜひ読んでください。

SHISHAMOとキュウソネコカミのヨコタの写真を見ると泣けてるくる件

SHISHAMOとキュウソネコカミのヨコタシンノスケが、一緒に写る写真が素晴らしい。 見る都度に笑える。 SHISHAMOの感情がない表情と、ヨコタのWANIMAにコールド勝ちするであろう、素敵な笑顔のギャップが最高だ。実際は仲が良い(と信じたい)からこそできる「…

志村正彦が歌う『メロディー』が素晴らしかったことを忘れられない話

10年ほど前に『BS☆フジイ』というテレビ番組が放送されていた。藤井フミヤの冠番組で、毎回ゲストにアーティストを呼び、トークとセッションをする音楽番組だ。 2008年1月にはフジファブリックがゲストで出演していた。『TEENAGER』というアルバムをリリース…

川谷絵音の「ひたすら音楽を作っていくことしかない」というツイートが叩かれたことについて想うこと

川谷絵音がまた炎上していた。 「少しでいいから殴らせて」と言いそうなツイッタラーによって、想いきり叩かれていた。そんな批判や中傷は受け流しているようだが、これが続いたら彼もそのうち戦ってしまうよ。 エンタメが死んでいかないように自分が出来る…

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021が中止になったことについて個人的に思うこと

「茨城県医師会は、なぜ今のタイミングで要請書を出すのか?」という一言に尽きる。 もっと早いタイミングで出せなかったのかと。コロナ禍での開催に懸念があることなんて、開催発表時にはわかりきっていたことではないのかと。 人の流れを作る大規模なイベ…

カネコアヤノ『追憶』という曲の1分42秒あたりに注目して聴いて欲しい

カネコアヤノの『追憶』という曲が素晴らしい。 特に自分の隣で歌い演奏してくれているような、温かさと近さを感じる雰囲気が素晴らしい。アコースティックサウンドの優しい音色も、心地よくて温かくて最高だ。 追憶 カネコアヤノ オルタナティブ・フォーク …

YOASOBIがロッキンのトリに抜擢されたことについて個人的に想うこと

YOASOBIがロッキンのトリを務めることについて 邦ロック界隈のSNSが荒れていた。騒がしい日々に笑えない君が荒れたツイートをしていた。 ROCK IN JAPAN FESTIVAL2021のタイムテーブルが発表されたからだ。どうやら8月8日(日)のトリがYOASOBIであることに驚い…

セットリストや演出のネタバレをライブツアー中にSNSへ投稿することが禁止されることは当たり前?

THE NINTH APOLLOの代表取締役社長である、渡辺旭氏のツイートが話題になっていた。 ツアーのセットリストは、ツアーが終わるまでSNSはあげないで欲しいし、そもそも間違ってる人多いし、セットリストを覚えきれないからって理由でライブ中にメモとか録音し…

音楽フェスが開催できるならオリンピックも有観客開催は可能だと思う

※2021年6月21日18時頃に書き終えた文章です。 2021年5月。自分は久々に1万人規模の音楽フェスに参加した。 野外で行われたJAPAN JAMと、屋内のアリーナで行われたVIVA LA ROCKだ。 どちらも素晴らしいアーティストばかり揃っていた。コロナ禍で制限がある中…

フジファブリック『若者のすべて』を日向坂46のメンバーがカバーすることについて思うこと

そういえばこの日、フジファブリックさんの「若者のすべて」という曲にすごく心動かされました。 音楽って素敵だなとつくづく思います。 日向坂の曲も誰かの勇気や力になっていたら嬉しいです! 金村 美玖公式ブログ 日向坂46の金村美玖が、フジファブリック…

赤い公園のラストライブを観て想ったことについて

赤い公園が夏にアルバムをリリースする。夏フェス出演が落ち着いた秋からは全国ツアーだ。ツアーラストは初のアリーナワンマンだろうか。日本武道館か東京ガーデンシアターなら嬉しい。 そんな妄想をしてしまう。赤い公園は解散したのだから、あり得ないこと…

音楽フェス・音楽ライブの開催判断について思うこととメディアの報道やルール違反者について思うことについて

ライブ・音楽フェスが開催決断を選ぶことについて 先日リアルサウンドに寄稿した。今まで複数のメディアにいくつもの文章を寄稿したが、この記事はは特に慎重に執筆した。 『音楽ライブやフェス、3度目の緊急事態宣言で迫られる開催判断 積み重ねてきた感染…

JAPAN JAM終了後にテレビ局のインタビューに答えたけど、印象操作する偏った報道をされた件について

JAPAN JAMの最終日に行ってきた。出演者は誰もが素晴らしいライブを行っていた。参加者も運営から伝えられたルールを守り、制限された中ではあるが、久々の関東圏で行われる野外音楽フェスを楽しんでいた。 アーティストと運営と参加者。全員が一心同体とな…

平手友梨奈のソロ活動における新しい魅力と変わらない魅力についての分析記事をリアルサウンドに寄稿しました

欅坂46在籍時から変わらない部分と、ソロ活動になってからの新しい魅力についての分析を記事にしてリアルサウンドに寄稿しました。 ソロになってからさらに表現の幅を広げて、表現をさらに深くしている平手友梨奈。まだまだ注目すべきだし目が離せない。 ↓平…