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【ライブレポ・セットリスト】竹原ピストル 「STILL GOING ON」、「悄気る街、舌打ちのように歌がある。」リリース記念 竹原ピストル全国弾き語りツアー2022 at 西川口Hearts 2022年5月18日(水)

これほど小さなキャパで竹原ピストルの歌を聴くのはいつぶりだろうか。

 

記憶を辿っても思い出せるのはまだ中学生の時に観た野狐禅のワンマンライブ以来だ。当時と比べると竹原ピストルの知名度も人気も桁違いになったので、このキャパで観ることができるのは貴重な体験である。

 

西川口Heartsで行われた竹原ピストルの弾き語りツアーの埼玉公演。感染症対策でキャパが減らされ椅子が並べられたライブハウスには、100人程度しか観客がいない。これはチケットが余っているからではなく、本来は250人キャパの会場だが感染症対策の影響で、今のライブハウスではこれが最大キャパなのだ。

 

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そんな少人数を相手に歌う竹原ピストルを観て、彼の知名度や人気が上昇しても活動内容は変わっていないし、軸は全くぶれていないのだと実感した。

 

開演時間になり客席に穏やかな表情で頭を下げながら登場した竹原ピストル。

 

椅子に座ってアコースティックギターをアルペジオで弾き、ハーモニカを優しく吹いて音を確認してある。その様子は落ち着いているのに、音楽に集中しているようにも見えて緊張感もある。それが共存している雰囲気が不思議だ。

 

久々に西川口Heartsのステージに上げてもらえて嬉しいです。竹原ピストルと申します

 

簡単に挨拶を済ませて始めた1曲目は『オールドルーキー』。繊細な音色を丁寧に奏でるようにハーモニカを吹き、優しくギターを弾いていた。

 

しかし歌声は力強い。聴き手の心に刺すような鋭さがある。2曲目の『It's My Life』もそうだ。演奏から優しさを感じるが歌声はやはり鋭い。

 

会場は早くも竹原ピストルの歌と演奏に引き込まれている。竹原ピストルのライブの観客は、音楽への集中力が凄まじい。身動きせずに音楽に聴き入り、演奏が終わると緊張の糸が解れて拍手をすることを繰り返す感じだ。

 

鋭い言葉がポエトリーリーディングで放たれる『ギラギラなやつをまだ持ってる』も、圧倒されてしまうほどに言葉が鋭く迫力がある。しかしだからこそ感動してしまう自分もいる。

 

『LIVE IN 和歌山』もそうだ。言葉や歌唱に鋭さはあるが、そこに優しさも同居している。実在のモデルとなるファンがいる楽曲だからだろうか。嘘偽りない言葉で表現し、誤魔化しのない真っ直ぐな歌声で表現している。だから彼の音楽は心にに刺さるのだ。

 

とはいえ優しさの要素を強く感じる楽曲もある。『おーい、おーい!!』は、まさにそのような楽曲だ。声量とギターの音量を抑えて優しく包み込むような音色を鳴らし演奏している。そんな歌と演奏も最高だ。

 

時々若い歌歌いのお兄さんやお嬢さんが慕ってくれて相談してくれることがあります。「これからどうすればいいですか?アドバイスをください!」と言われることが多いです。

 

でも俺は年齢なんて関係ないと思うから「大人や他人の言うことなんて聞かなくていいよ」と言います。それで「他人の言うことを聞くなと言っている俺の言うことも聞かなくてもいいよ」とも言います。延々とループする面倒臭い答えを出してしまっています(笑)

 

成人式の時は「新成人のみさんに捧げる曲です」と式典やラジオなどで紹介してもらえることが多いです。それはとても嬉しいんですけど、この歌で言っていることは若者へ捧げるというメッセージとは真逆なんですよ。

 

でも成人式で紹介されることに色々言っている俺の意見も聞かなくても良いし、今ライブでそう言っている俺の意見も聞かなくていいし、ほら、こうやって延々とループするんですよ(笑)

 

そんな面倒臭い歌です。

 

話している最中に次の曲が予測できるMCから続いたのは『よー、そこの若いの』。紅白歌合戦でも歌われた代表曲だ。この曲で緊張がいっきに緩み、会場がより温かな空気に包まれたと感じる。

 

意外なアレンジで披露される楽曲もあった。『俺のアディダス~人としての志~』と『Gimme the mic !!』だ。

 

普段の竹原ピストルは弾き語りでライブを全編行う。しかし今回はサンプラーを操作しビートや音源トラックを流し、それに合わせて歌ったのだ。

 

 

 

CD音源と近い形で披露される2曲。弾き語りでない形でライブで披露されると、ライブ定番曲だとしても新曲を聴いているような、新鮮な気持ちになる。

 

歌い終えてから竹原は「コロナが終息したらトラックで流したコーラスの部分をお客さんが歌ってくださいね///」と言って照れていた。普段と違う取り組みは本人も緊張するのだろうか。

 

コロナでまだまだ大変な世の中です。そんな時期なのにライブをやれる場所を残してくれた西川口Heartsさんに、敬意を込めて歌います

 

そう言ってから歌われたのは『カウント10』。

 

この楽曲についてCreepy NutsのDJ松永がラジオで「聞く時期によって効能が変わる劇薬だ」と語っていたことを覚えている。DJ世界一を決める大会DMCに挑み優勝した際も、この楽曲に力をもらったとも語っていた。

 

それは松永にとってだけでなく、全ての聴く人にとって同じだと思う。

 

ダウンからカウント1、2、3、4、5、6、7、8、9までは

悲しいかな神様の類に問答無用で数えられてしまうものなのかもしれない。

 

だけどカウント10だけは自分の諦めが数えるものだ

※竹原ピストル / カウント10

 

 この歌詞は心にグサッと刺さる。劇薬なのも理解出来る。しかし劇薬な分だけ、力をくれる楽曲だとも思う。

 

続けて演奏されたのは『みんな~、やってるか!』。この楽曲では雰囲気がいっきに変わった。竹原は笑顔で歌い、観客は手拍子を鳴らしている。会場が温かな一体感に包まれる。

 

曲中に「ギターの音量が小さくったからって、手拍子の音量も小さくしないでください!皆さんの手拍子に頼って歌ってますから(笑)」と笑う竹原。その後すぐに手拍子の音を大きくする観客。ライブは観客も一緒に作っているのだと実感した。

 

手首を痛めているので今日は座って演奏させてもらっています。その方が手首の負担が減って演奏がしやすいのです。

 

でも座っていると今度は腰が痛くなってくる(笑)。歳をとったせいかもしれないです。でもその時なりの精一杯を出すことが大切かなと思います。

 

次の曲はそんな気持ちを歌っています。

 

続いて演奏されたのは『Forever Young』。今の状況も合わさって、楽曲のメッセージがさらに説得力が強いものとなる。竹原ピストルの音楽には本人のパーソナリティや人生も反映されている部分がある。だからこそ言葉が強いし説得力があるのだ。

 

続いて演奏されたのは『フィッシュオン』。Nirvana『Lithium』の日本語訳から着想した楽曲だが、この楽曲にも竹原の人生が反映されている。

 

この曲を書いたのはかなり昔なんですが、その頃は鴨川のリゾートホテルで客室清掃をしていました。その仕事が昼に終わるので、いつも午後は海に言って釣りをしていました。そんな情景についても歌っています。

 

ちなみ清掃バイトのエースとして活躍していたから、自分はシーツを剥がすのがめちゃくちゃ早いです!普段ホテルに泊まる時もシーツを剥がしてから帰るようにしてます。まずは枕カバーから剥がすと効率が良いんですよ。エースだから手順も完璧なんです。

 

そんな自画自賛なエピソードを語ってから披露されたので、彼の当時の経験が楽曲に反映されていることを実感してグッとくる。この楽曲もサンプラーを使用しトラックを流して歌唱していた。10年以上前の楽曲だが、新しい形でライブ披露されるので新鮮だ。

 

しかしそこから続く『南十字星(はいむるぶし)』や『全て身に覚えのある痛みだろう?』は優しいアルペジオが印象的な演奏で届けた。1人でのライブだが、様々な表現で段丘をつけてライブをすすめていくので、ずっと新鮮な気持ちで楽しめる。

 

 

 

『あ。っという間はあるさ』で自然と手拍子が巻きおこる空気からしても、やはり彼は歌とギターだけで場を掌握するだけの力を持っていると感じる。「今度は音量が下がらない手拍子をありがとうございます!助かりました!」と演奏後に話すことも、観客との心の距離の近さを感じる。

 

音源通りに歌いたいと思ってトラックを流してみたりと、ライブでも色々と挑戦しています。ライブで音源に合わせて上手に歌う方法を知りたくてラッパーの般若さんに相談しました。

 

ご丁寧にビートに言葉を上手く乗せるコツがたくさん書かれた長文のメールを送ってくださったんです。まるで「ビートに言葉を乗せるための教科書」みたいな内容で有難かったです。でもメールの最後には「ピストルさんはビートからはみ出してもいいです」と書かれてしいました。

 

次の曲の歌がビートから外れていたら、それは般若さんのせいです。不快に思ったら般若さんをネットで叩いてください。

 

般若とのほのぼのエピソードを語ってから、『せいぜい胸を張ってやるさ』を再びトラックを流しながらのパフォーマンスした。真赤な照明の中で歌う姿は痺れるほどにカッコいい。歌声はビートからそれほど外れていなかった。ここにいた観客は般若をTwitterで叩くことはないだろう。

 

しかし演奏後に「あああ!」と叫ぶ竹原ピストル。次の曲もトラックを流しながらやる予定でメドレーのように曲間なしで続けたかったようだが、操作ミスをして曲がと間てしまったのだ。

 

「カッコよく繋げようと思ったのに!」と動揺しながら叫んでいる。苦笑いしながらサンプラーを操作し直してトラックを流し『RAIN』を続けた。

 

観客もクスクスと笑ってはいたが、演奏が始まれば全員がステージに集中する。青い照明に照らされながら、ビートに言葉を見事に当て嵌めながら歌う竹原ピストル。

 

やはり般若を叩く者はここにはいないだろう。観客は手拍子で盛り上げていて、竹原は歌い終わってから「みなさんの手拍子に助けられました。意外と繊細でミスを気にして寝れなくなるタイプなので(笑)」と言って苦笑いしていた。

 

そこから『僕の夢でした』『きーぷ、うぉーきんぐ!! 』を弾き語りで続けたが、こちらは見事な名演だった。百戦錬磨のライブで鍛えてきただけあって、やはり弾き語りは隙がない。しかしキャリアを重ねてもトラックを流して歌ったりと、新しい挑戦をする姿勢は素晴らしい。

 

たまに年上の男性のお客さんにピストルくんと酒を飲みに行きたいと言われます。とても嬉しいしありがたいんですけど、30分で後悔させる自信があるので断っています(笑)

 

お客さんからお手紙をもらう時もあります。その中には大切な想いや簡単には人に伝えないことを書いてくれている方もいます。打ち明けてくれたのかなと思います。

 

でも上手く返事ができなくてどうしたものか、返事はしているけれども返事になっていない内容になってしまい申し訳ないなあと思うことがあります。次の曲は、そんなことを歌った曲です。

 

真剣な表情で語ってから披露されたのは『朧月。君よ、今宵も生き延びろ。』。優しい音色のギターで語りかけるような声で歌われた。

 

青色の光に包まれたステージで歌う竹原を、丸い黄色いスポットライトが照らす。それは満月の夜に彼が歌っている様子を表現しているようだった。

 

小さなライブハウスでも演出は重要だ。それによって音楽への触れ合い方も感じ方も変化する。楽曲の性質を理解しているスタッフだからこそ、このような素敵な照明演出ができたのだ。

 

曲の後半はアカペラで〈生き延びろ〉という歌詞を、叫ぶように歌っていた。その歌声が印象的だった。魂からの叫びに思った。なぜだかこの一言を聴いて、その後に長尺で演奏されたハーモニカの演奏を聴いて、涙が出そうになった。

 

 

 

『たった二種類の金魚鉢』をこちらも語りかけるような歌声で披露してから、中島みゆきの名曲『ファイト!』のカバーを続けた。

 

訴えかけるような力強い歌声は、中島みゆきとは違う表現に思う。しかし原曲をリスペクトした上で自身の表現を加えて新しい楽曲の魅力を引き出している。

 

後半はアカペラで叫ぶように歌っていた。〈ファイト〉というフレーズを、何度も何度も叫んでいた。途中で声が裏返ったり咳き込んだりもしていた。喉が強く歌声が太い竹原としては珍しいことだ。それほどに魂を込めて歌っていたのだろう。

 

「大先輩の曲なのに、申し訳ないです」と言って頭を下げていたが、ここにいる観客には伝わったし、もしも中島みゆきが聴いていたとしても絶賛していたと思う。それぐらいの名演だった。音楽は完璧可動よりも、魂が重要なのだ。

 

ライブも後半に差し掛かった。「最後の2曲はトラックを流してやります。今度は綺麗に繋げてカッコよく終わるんで」と言って照れながらサンプラーを操作する竹原。

 

次の曲はレコーディングで斉藤和義さんにギターを弾いてもらっています。本当ならば「スペシャルゲスト!斉藤和義!」と紹介して出てもらいたかったんですが、ギャラを払えないので1人でやります(笑)

 

そう言ってから始まったのは『奥底の歌』。トラックではあるが斉藤和義のギターもしっかりとライブハウスに響きわたっている。そんな最高のトラックと力強い生の歌声によって、小さなライブハウスが壮大な空気で包まれていく。ライブの後半に相応しい盛り上がりだ。

 

そしてラストソングの『狼煙』へと続く。ライブの定番曲だが、この曲もトラックに合わせて披露する新しい挑戦がされていた。

 

元々がラップの影響を受けた歌詞や歌唱ではあるが、トラックを流しビートに乗せて歌うパフォーマンスは、ヒップホップかと思うほどにクールだ。そして竹原ピストルは多くのヒップホップと同じぐらいに、歌う者のパーソナリティが反映された音楽をやっていると実感する。

 

曲の終わりに「チェックしろ!」と叫んでから、すぐに「竹原ピストルでした。みなさんのおかげで歌いきれました。精進します。ありがとうございました」と穏やかな口調で挨拶をして去っていく竹原ピストル。

 

曲が終わった瞬間に別人になったかともうぐらいに表情も声も変わる。このギャップに惹かれるし、音楽に対する真摯な姿勢と真剣さを感じるから引き込まれる。

 

弾き語りだけでなくトラックを流して歌ってみたりと、新しい挑戦も始めてみました。次にお会いできる時は「さらに良くなった」「面白いことをやっているなあ」と思ってもらって、もっと喜んでもらえるように頑張っていきます。

 

これからもライブはやっていきますし、またみなさんの近くにも行きます。スケジュールが空いていて観に行けそうという時は、またライブに足を運んでもらえたら嬉しいです。

 

もちろん西川口Heartsにも必ずまた来ます。

 

アンコールで出てきて、今回のツアーでの新しい挑戦について語る竹原ピストル。最初は痛めている手首の負担を減らすためにトラックを流したのかとも思ったが、それとは関係なくミュージシャンとして進化することが理由だったようだ。

 

アンコール1曲目は『浅草キッド』。ビートたけしのカバーだ。丁寧に弾き語りで歌う音色が最高だ。カバー曲ではあるが本人の自作かと思うほどにオリジナリティに溢れている。

 

今日のライブはこれにて終わりということにして、次の曲はオマケだと思ってください。なぜなら、次の曲は演奏に自信がないからです(笑)

 

次の曲はオケをかけながらギターを一緒に弾きたいと思っているんですが、リハでやったんですけど難しくて上手くできなかったんです。だからオマケです。

 

だから演奏が酷いと思ったらみなさんの盛大な手拍子で有耶無耶にしてください!照明さんはギラギラな光でステージを照らして、僕の姿すら有耶無耶にしてください!

 

そんな有耶無耶なMCをしてから最後に披露されたのは『youth』。サンプラーを操作してすぐギターの準備をしたりとバタバタしながら演奏が始まった。自信がないことも納得のバタバタさだ。

 

しかし演奏が始まれば「自信を持って大丈夫だよ!」と言いたくなるほどに最高だった。疾走感あるトラックに合わせて激しくギターをかき鳴らし、力強い歌声を響かせている。観客も盛り上がって手拍子の音がどんどん大きくなる。

 

照明さんも頑張っている。アイドルのライブかと思うぐらいにギラギラしたカラフルな光でステージを照らしている。「こんな照明、初めて見たwww」と間奏で竹原が爆笑するほどの照明だ。

 

キャパ100人の会場で約2時間も竹原ピストルの音楽を楽しめた。しかもチケット代は3300円。お得すぎるライブだ。3300円で一生忘れられないほどの感動をもらった。

 

全ての演奏を終えてLouis Armstrong 『What a wonderful world』をBGMに、「早く素晴らしい世界が戻ってきてほしいですね!ありがとうございました!」と一言だけ挨拶してステージを去っていく竹原ピストル。

 

約100人しか入らない会場でライブを観れたことは貴重だったし最高の体験になった。

 

しかしコロナ禍でなく満員のお客さんを入れられたとしたら、もっと多くの人が彼の生の歌と演奏に触れることができた。その機会が奪われたままということは、少しずつ元には戻って入るものの、まだ今は「素晴らしい世界」とは言えないのかもしれない。

 

今度竹原ピストルのライブを観れる時は、本当の意味で満員の会場で多くの人と感動を分かち合いたい。その時までは絶対に、カウント10は数えない。

 

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■竹原ピストル 「STILL GOING ON」、「悄気る街、舌打ちのように歌がある。」リリース記念 竹原ピストル全国弾き語りツアー2022 at 西川口Hearts 2022年5月18日(水) セットリスト

01.オールドルーキー
02.It's My Life
03.ギラギラなやつをまだ持ってる
04.LIVE IN 和歌山
05.おーい!おーい!!
06.よー、そこの若いの
07.俺のアディダス~人としての志~
08.Gimme the mic !! 
09.カウント10
10.みんな~、やってるか!
11.Forever Young
12.フィッシュオン
13.南十字星(はいむるぶし) 
14.全て身に覚えのある痛みだろう?
15.あ。っという間はあるさ
16.せいぜい胸を張ってやるさ
17.RAIN
18.僕の夢でした
19.きーぷ、うぉーきんぐ!!
20.朧月。君よ、今宵も生き延びろ。
21.たった二種類の金魚鉢
22.ファイト! ※中島みゆきのカバー
23.奥底の歌
24.狼煙


EN1.浅草キッド ※ビートたけしのカバー
EN2.youth