オトニッチ

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

Lucie,Tooを観て「ガールズバンド」というジャンル分けは消滅してもいいと思った

Lucie,Tooを不思議なバンド思った Lucie,Tooというバンド。自分が存在を知ったのは2017年の終わり頃。『LUCKY』というミニアルバムのタイトル曲がきっかけだ。 1分42秒の短い曲。疾走感のある演奏とキャッチーなメロディに惹きつけられた。この曲はYOUTUB…

「あいみょんのハルノヒの歌詞に北千住が出てくるから共感できない」←ん?

北千住がわからない 「あいみょんのハルノヒって北千住ってワードが田舎モンにはよくわからん。そこだけがもったいない気がする」 「あいみょん『北千住駅の〜』の出だしで大阪人の僕としてはいきなり感情移入出来ない」 以前Twitterであいみょんの『ハルノヒ』…

邦楽クリスマスソングの聴くべき名曲紹介

『赤鼻のトナカイ』 今週のお題「クリスマス」 最初に覚えたクリスマスソングは『赤鼻のトナカイ』だった。 幼稚園で先生のピアノに合わせ、みんなで歌っていた記憶がある。他にもクリスマスソングを歌ってはいた。『ジングルベル』や『あわてんぼうのサンタ…

堂本剛FUNK同好会が4時間半で作った曲『しすてむ』の何が最高だったのか説明する 〜 FNS歌謡祭2019 感想 〜

堂本剛FUNK同好会 4時間半の間で一曲作るというテレビ番組の企画。面白い企画だとは思う。 FNS歌謡祭で行われた堂本剛が4時間半の番組放送時間内に1曲制作し披露するという「堂本剛FUNK同好会」という企画。 もしかしたら楽曲の大まかな構成や骨格部分は…

クリープハイプの新曲『愛す』を聴いて感じたこと 〜レビュー・感想 〜

こんな曲はいままでなかった ギターのアルペジオから始まる曲。その音が今までのクリープハイプにはない始まり方に思えた。 それはアルペジオで始まることについてではない。 最初のギターは左側の音が大きめになるようにミックスされている。このような音の…

名曲『マル・マル・モリ・モリ!』が令和になって再評価され始めている件

再評価され始めている 2010年代初頭J-POP最高峰。確かロックバンドの方が書いた曲だったはず。和声も○、ビートも◎、スネアの音も今でも全然いける。こんな構成の曲、他にあるのかな。超斬新だけど違和感ゼロ。鍵盤が無駄にうるさい以外は満点。リリック最高…

でんぱ組.inc 幕張ジャンボリーコンサートで諭吉佳作/menとの『形而上学的、魔法』のコラボ に衝撃を受けた〜 ライブレポート・感想・セットリスト 〜

始まった瞬間に空気が変わった 静岡県在住16歳女性、諭吉佳作/men。わたしは小学生の頃からでんぱ組.incのファンでした AMラジオのようなざらついた音声が幕張メッセに響く。おそらく諭吉佳作/menが自分で話した内容を録音しサンプリングした音声だと思う。…

赤い公園のFUYU TOUR 2019 Yo-Hoのセットリストには特別な意味があるように思える 〜ライブレポート・感想・セットリスト 〜

確信した瞬間 メンバーがステージに登場すれば客も歓声や拍手で迎え入れる。ライブの始まりはテンションが上がる。自然と盛り上がる。 メンバーが立ち位置につく。そして、ゆっくりと演奏を始める。CDとは違うアレンジだ。ボーカルも前任の佐藤千明の曲。 勇…

2019年に読んだ面白かった音楽の本

読むことで聴き方も変わる 音楽は聴くものだ。 知識や情報を得なくても楽しめる。難しことも考えずに老若男女誰もが楽しめることが魅力。 それでも、深く音楽を知りたいと思ったら情報も必要になってくるし、音楽を創り出している人の思想や思考についても知…

吉澤嘉代子は「一角獣」を歌うために川口でライブをやったのかもしれない 〜 デビュー5周年記念 吉澤嘉代子のザ・ベストテン 感想 ライブレポート・セットリスト 〜

会いたいのは未来の自分 「誰かに会いたいのに会いたい人の顔が思い浮かばなくて。それで、会いたかったのは未来の自分のなんだなと思いました」 ゆっくりと話す吉澤嘉代子。その姿が印象的だった。歌詞の解説としてのMCでもあり、ライブ中に感じた気持ちを…

第8回アイドル楽曲大賞2019に自分が投票した楽曲を理由と共に晒してみる

2019年度(2018年12月1日~2019年11月30日)に発表されたアイドル楽曲の内、良かったと思う楽曲を一般投票で集め、ランキングを作るという『アイドル楽曲大賞』というイベント。 メジャーアイドル楽曲部門、インディーズ/楽曲部門のそれぞれ5曲ずつと、アル…

TWICEに全然興味がなかったけど『Fake&True』で好きになった理由 〜 感想・レビュー 〜

Fake & True 曲が始まって1秒で心が持っていかれた。 印象的なイントロのメロディ。それの主張が強くて耳から離れない。最初は音数が少ない。ドラムの音もない。そのメロディに自然と集中して聴いてしまう。 このイントロが楽曲を構成する上での要になってい…

【感想・レビュー】椎名林檎のベスト盤「ニュートンの林檎」の選曲に不満しかないので語ってみた

ニュートンの林檎への不満 椎名林檎のオールタイムベストという名目の『ニュートンの林檎』という二枚組のアルバム。この内容に不満がある。 曲が悪いわけではない。むしろ最高だ。演奏や歌も素晴らしい。問題は選曲だ。この内容でオールタイムベストだとは…

NICO Touches the Wallsの終了について思うことを書き殴った

大きなステージが似合うバンドだった 2019年8月4日。自分がNICO Touches the Wallsを最後に観た日。 ROCK IN JAPAN FESTIVALのグラスステージ。日本最大規模の音楽フェスのもっとも大きなステージにニコは立っていた。 正直、約7万人が集まる音楽フェスのメ…

即日配布終了したココイチの日向坂46コースター配布キャンペーンの問題点について

問題点 絶望した。 11月1日〜12月26日の間にCoCo壱番屋で800円以上の飲食をすると日向坂46メンバーのオリジナルコースターが貰えるキャンペーン。 このキャンペーンの開始を見かけたFriday。土曜の昼に食べれば貰えると思い続けてきたSaturday。 しかし手に…