オトニッチ

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

クリープハイプ

【ライブレポ・セットリスト】クリープハイプ アリーナツアー2023『本当なんてぶっ飛ばしてよ』 at 幕張メッセ 国際展示場 2023年3月11日(土)

開演前の会場にはBGMとしてモーリス・ラヴェル作曲の『ボレロ』が流れていた。「酒場で一人の踊り子が踊っていると、次第に周囲の人たちが集まり一緒に踊り出す」という物語のバレエ作品に書き下ろされた楽曲だ。 もしかしたらクリープハイプが、自身のバン…

【ライブレポ・セットリスト】クリープハイプ 全国ホールツアー 2022『今夜は月が綺麗だよ』at 栃木県総合文化センター 2022年5月8日(日)

ここ数年はロックシーンでは中堅ポジションになり、人気も評価も安定していたクリープハイプ。 それもあってか楽曲もライブも、大衆にも広く開かれた方向性になりつつあった。それは悪いことではない。日本のロックシーンを引っ張る存在になったと実感でしる…

【ライブレポ・セットリスト】クリープハイプ「クリープハイプの日 2021(仮)」2021年9月8日 東京ガーデンシアター

9月8日。東京ガーデンシアターでクリープハイプのワンマンライブ『クリープハイプの日 2021(仮)』が開催された。そのライブの最後で、尾崎世界観はこのように語っていた。 もしかしたらこれからも延期になったり中止になったり、何度も裏切るかもしれない…

【ライブレポ・セットリスト】ライブナタリー ”六代目 神田伯山 × クリープハイプ ”@中野サンプラザ 2021.3.26

オープニング 神田伯山「お客さん、みんなイライラしているみたいで」 尾崎世界観「入場と開演が押しちゃいましたからね」 神田伯山「私たちの演目の時間が短くなることはありませんから。全て主催者が責任を取ります」 開演予定時刻を15分ほど過ぎてからス…

【ライブレポ・セットリスト】クリープハイプ『大丈夫、一つになれないならせめて二つだけでいよう』@ 東京ガーデンシアター 2021.3.3 

大丈夫、一つになれないならせめて二つだけでいよう ステージに立ってどんな気持ちになるんだろうと思ってたけど。嬉しいという気持ちだけでなく、悔しいという気持ちもあります。 お客さんの前でやれる喜びはあるけれど、中止になったライブの悔しさも忘れ…

長濱ねると尾崎世界観の最強な部分について

長濱ねるは最強 長濱ねるが復帰した。 所属していた欅坂46はシングル曲『黒い羊』での活動で卒業し、タレントとしても2019年7月31日に放送されたオールナイトニッポンの出演を最後に活動を行っていなかった。グループ卒業の理由を多くは語らなかったし、卒業…

【文字起こし】クリープハイプ尾崎世界観とUNISON SQUARE GARDEN田淵智也が影響を受けた音楽について

クリープハイプ尾崎世界観がパーソナリティのTBSラジオ『ACTION』でUNISON SQUARE GARDEN田淵智也がゲスト出演し「思春期の頃に影響を受けた音楽」について語っていた内容を文字起こししました。 最近の田淵智也について GO!GO!7188『こいのうた』(尾崎世界…

歌詞に「ラブホテル」が出てくる曲は名曲

18禁なハッシュタグ #ラブホあるある このハッシュタグがTwitterのトレンド入りしていて驚いた。 Twitterは中高生の未成年も利用している。ラブホに行ったことがない人もいる。行く機会がない人もいる。 教育上良くないハッシュタグかもしれない。中高生にラ…

クリープハイプの新曲『愛す』を聴いて感じたこと 〜レビュー・感想 〜

こんな曲はいままでなかった ギターのアルペジオから始まる曲。その音が今までのクリープハイプにはない始まり方に思えた。 それはアルペジオで始まることについてではない。 最初のギターは左側の音が大きめになるようにミックスされている。このような音の…

「尾崎世界観の日 特別編」の特殊な視点からのライブレポート

弾き語りのワンマン バンドのライブでは滅多にやらない曲もやってくれた。定番曲も違った解釈で聴かせてくれた。自分にとって大切な曲も演奏してくれた。 日比谷野外音楽堂で行われた『尾崎世界観の日 特別編』。 途中でゲストが参加したものの、基本的には…

クリープハイプはエビ中の松野莉奈のために「蛍の光」を歌ったのかもしれない

今までとは違うオリジナルアルバム クリープハイプが約2年ぶりにオリジナルアルバムをリリースした。 『泣きたくなるほど嬉しい日々に』というタイトル。 泣きたくなるほど嬉しい日々に(初回限定盤)(DVD付)(丸スチール缶パッケージ仕様) クリープハイプ Univ…

クリープハイプのすべ展が泣きたくなるほど酷かった

全てが酷かった クリープハイプの歌詞は独特だ。 表現方法や言葉選びなど、どの部分も独特。歌詞のテーマも他のアーティストが歌わないようなテーマが多い。過激な内容もあるのにキャッチーさもある不思議な歌詞。 そんな歌詞の世界観を可視化して展示すると…

<ライブレポ>なぜクリープハイプは「懐かしい曲も歌うから」というタイトルで過去を振り返るツアーを行っているのか?

クリープハイプ、変わったよね どのバンドでも言われることかもしれない。「あのバンド変わったよね」という言葉。これをファンから言われるタイミングはいくつかあると思う。 ・メジャーデビューしたタイミング ・売れたタイミング ・新しい挑戦をした時 こ…

【レビュー・書評】クリープハイプ・尾崎世界観『苦汁100%』に志村正彦の日記と共通点を感じる。感想とネタバレ

クリープハイプの魅力 クリープハイプは、今の日本の音楽シーンで少しだけ異質な存在だと思っている。 個性的なボーカルの声とギターのハーモニーが心地よい演奏。 そして、キャッチーなメロディ。 CDはそれなりに売れているし、評価もされている。 ドラマや…