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エビ中のハイタッチ会で「岡崎体育の握手会に行ったよ!」とエビ中に報告した結果...

なぜ報告しようと思ったのか・・・?

 

完全に血迷っていた。自分で自分の思考回路が理解できない。頼まれてもいないのに「岡崎体育と握手したよ!」と私立恵比寿中学のメンバーに報告しようと思ったのだ。

 

新曲「でかどんでん」をリリースした私立恵比寿中学ことエビ中。そのリリースを記念してフリーライブ&ハイタッチ会が開催された。

 

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この告知を見た時にすぐに「エビ中に岡崎体育と握手したことを報告しなければ」と思ったのだ。

 

岡崎体育はエビ中に「サドンデス」という楽曲を提供をしている。また、ライブ共演もしている。所属レーベルが同じこともあり、お互いのライブに行き来したりと交流も深い。

 

そして、自分は岡崎体育とエビ中の両者のファンでもある。先日、岡崎体育のミニライブ&握手会へ行ってきた。

 

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握手会では岡崎体育にエビ中に提供した楽曲が最高だったと伝えて来た。

 

関連記事:岡崎体育の握手会に行ってきた感想・・・・・・ - オトニッチ-音楽の情報.com-

 

エビ中と岡崎体育とで交流があるように、自分もエビ中と岡崎体育の両方と交流があるのだ。(違う) 岡崎体育はミニライブと握手会頑も汗だくで必死に頑張っていた。

 

その事をエビ中に伝えなければと思った。「お世話になっている岡崎体育も頑張ってるよ!」と。冷静になった今なら、これの目的も自分の脳みそも変だということはわかる。

 

お金を払いたくなるフリーライブ

 

会場はお台場のダイバーシティ。実物大ガンダムのすぐ側だ。そこでフリーライブとハイタッチ会が行われた。

 

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このフリーライブが素晴らしかった。披露された曲は最新シングル「でかどんでん」の収録曲4曲と椎名林檎のトリビュートへの参加楽曲「自由へ道連れ」の5曲。

 

約30分のフリーライブだったが、無料だからとメンバーは手を抜くことはなかった。全力でパフォーマンスを行っていたし、後ろの方まで盛り上がっていた。

 

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エビ中にとって最新の楽曲のみで構成されたセットリスト。初披露の楽曲があったにも関わらず、パフォーマンスは仕上がっていた。最新であり最高のライブを観せられて魅せられた。

 

ハイタッチ会に参加して「ライブ最高だったよ!」と伝えなければと思ってしまうほどに。

 

心が揺らいだが、ハイタッチ会に参加する目的は岡崎体育と握手をした事を報告するためだ。そして岡崎体育が握手会を頑張っていたことを伝えなければならない。

 

岡崎体育のため、強い意志を持ってライブの感想を伝えることはグッと我慢した。

 

あらためて岡崎体育の握手会を振り返る

 

ここで岡崎体育の握手会の様子を振り返ってみよう。

 

岡崎体育もエビ中と同様にミニライブをやっていた。ミニライブの時間は15分。エビ中は30分やっていたので半分の時間だ。

 

しかし、岡崎体育の汗の量はエビ中6人の汗の量を全て足しても適わないほどの量。汗の量を考えると、岡崎体育は15分以上動けないのだろう。仕方がない。

 

ミニライブ後の握手会も汗だくで対応する岡崎体育。汗だくになりながらも全員に丁寧に対応していた。しかし、岡崎体育はコミュ障だった。それも含めて頑張っているなと思う。

 

下は自分と岡崎体育の会話だ。

 

自分「岡 亮聡さん!新譜の『OT WORKS』すごい良かったです!」

岡亮聡「ありがとうございます」

自分「サドンデスが好きでセルフカバーも良かったです」

岡亮聡「サドンデス!」

自分「またエビ中に曲提供してください」

岡亮聡「サドンデス!」

自分「エビ中と共演していっしょにダンスサドンデスするのもみてみたいです」

岡亮聡「サドンデス!」

スタッフ「ありがとうございまーす」※ここで終了

 

会話が成立しなかった。ちなみに岡亮聡は岡崎体育の本名だ。

 

それでも一応はCDの感想とエビ中のことは話せた。これだけ「サドンデス!」と連呼しているのでエビ中のことを話されたことは理解して貰えただろう。

 

いざハイタッチへ・・・・・・

 

会話が成立しない握手だったが、岡崎体育は必死に頑張っていた。自分は頑張りを評価するタイプだ。結果も大事だが過程も大事。だからこそエビ中に岡崎体育の頑張りを伝える使命がある。岡崎体育も頑張ってる途中。

 

ハイタッチ会参加の列は長蛇ではあった。しかし、進むスピードはかなり早い。メンバー1人に対して1~3秒ほどだろうか。

 

これは気合を入れて話さなければならない。これはエビ中と自分との楽しいハイタッチではない。楽しさだけでなく、岡崎体育への想いも込められたハイタッチだ。

 

そして、自分の順番が来た。

 

でかどんでん

 

真山りか星名美怜中山莉子安本彩花小林歌穂柏木ひなた

 

ハイタッチが行われるテントの中で入口からこの順番でメンバーが並んでいる。スタッフに催されてテントの中に入る。

 

自分「岡崎体育とあ」

真山「??イェイ!」<パン!

自分「握手してき」

星名「え??イエーーイ!」<パン!

 

(岡崎体育、ごめん。伝えられない。ここから適当に話すよ)

 

自分「あばばばばばばばーーー」

中山「うん!わかった!」<パン!

自分「ふぁ!?何がわかった!?」

安本「え???」<パン!

 

(こんなはずじゃなかったのに...。岡崎体育のせいで...)

 

自分「うわああああああ」

小林「アハハハハ!」<パン

自分「あばばばばばばばーーー」

柏木「あばばばーーー」<パン!

 

(あれ?なんかひなたと会話できた?心が通じた?)

 

失敗した。

 

こんなことになるなら岡崎体育のことなんて伝えようとしなければ良かった。「ライブ楽しかったよ!」「新曲良かったよ!」とかエビ中に関わる自分の気持ちを伝えるべきだった。よく考えたらそれが正解だ。何をやっているんだ自分。

 

しかし、なんとなくだがエビ中メンバーとコミュニケーションは取れていた気がする。「サドンデス!」しか言葉を話せない岡崎体育よりも全然会話が成立している。

 

エビ中のハイタッチ会に価値はあるのか?

 

ミニライブとハイタッチ会がセットになった私立恵比寿中学のリリースイベント。こんな結果にはなったが、参加する価値はあったと思う。

 

ミニライブは30分と短いながらも濃厚で素晴らしいパフォーマンスを観る事ができた。

 

ハイタッチ会も普通に参加すればメンバーにライブや曲の感想も全員に一言なら伝えられそう。自分は岡崎体育のせいで無駄にしてしまったが...。

 

そして、ハイタッチ会に参加するために購入したシングルCDの「でかどんでん」自体に価値がある。

 

キャッチーではなく一般受けはしない曲かもしれない。しかし、カッコいい曲だ。ケミカル・ブラザーズを感じるビートに歌謡曲のメロディが乗る独特な曲。是非聴いてみて欲しい。バックトラックがカッコいいんだ。

 

価値のあるイベントだとは思う。しかし、岡崎体育に全責任があるとは言え、場合によっては自分のように価値が殆どなくなってしまう。

 

それはどういう時なのか?

 

最初からおかしかった

 

そもそも、エビ中に岡崎体育のことを伝える必要性が全くなかった。

 

メンバーも反応に困るだろう。自分がエビ中だったら「この人、突然岡崎体育のこと話してどうしたの?」とドン引きする。

 

ハイタッチ会はどういう気持ちで参加するべきなのか。それはファンで応援している気持ちや、曲や活動で感動した気持ちを伝えるためだ。岡崎体育の頑張りを伝えるためではない。

 

ファンとアーティストとのコミュニケーションの場なのだ。岡崎体育のためにあるわけではない。

 

今はアイドルだけでなく、バンドや歌手もファンと交流する機会を設けているアーティストも少なくはない。そういった交流イベントに参加するにあたってどれにも共通する大切な事がある。

 

それは、握手にしろハイタッチにしろ、そのアーティストへの想いを伝えるべきということだ。決して岡崎体育の事を伝えるべきではない。

 

もしも岡崎体育への想いを伝えたいならば、岡崎体育と握手するべきなのだ。

 

みなさん、せび参考にしてください。

 

ところで、中山莉子さんは何が分かったのでしょう?誰か中山語がわかる人は教えてください。

 

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