2018-06-08 ピエール中野という一般人をフォローしまくっているドラマーについて コラム・エッセイ ピエール中野 バンドが好きな人は経験したことあるはず 全く知らないバンドのアカウントや興味のないバンドマンのアカウントからフォローされた経験、みんなあるでしょ? 音楽関係のツイートが多い人は特に経験があると思う。 アカウントは宣伝目的なのか、数千人から数万人ほど大量にフォローしていることが多い。 それを行うのは無名バンドが多い。少しでも知ってもらおうと営業活動を頑張っているのだろう。 ぶっちゃけた話、そういうバンドの音楽を良いと思った経験が殆どない。 音楽活動以上に効果の少ない営業活動を頑張っているのかな? もちろん、全てが駄目ではないと思う。 カッコいいバンドや素晴らしい音楽をやっているバンドマンもいる。 それによって新しい音楽との出会いもあったりする。 せっかくなので、例外を紹介しよう。 一般人を大量フォローするバンドマンの中で、最も実力も才能もあると思うミュージシャン。 しかも、無名ではなく、それなりに知名度もあるらしい。 ピエール中野という男だ。 ピエール中野のアカウント 2~3年ほど前だったと思う。なんの前触れもなく自分のTwitterアカウントにフォロー通知が来た。 「ピエール中野」と表示された名前。 たしか、大森靖子についてツイートした後、すぐにフォローされた記憶がある。 何故だろう?大森靖子のファンなのかな? 自分と同じ大森靖子のファンかと思ってフォローを返したが、どうやらミュージシャンらしい。 しかし、ツイートを見てみると音楽と関係ない謎のツイートが多い。 定期的に「おはピエ」「おやピエ」というワードとともに、手書きの絵が添えられている。 おはピエ! pic.twitter.com/S0Jdd96tbg — ピエール中野 凛として時雨 (@Pinakano) June 2, 2018 これが700件以上いいねされる。 何が良かったのだろう? 誰か詳細な説明をして欲しい。 定期的に自撮り画像もアップロードしている。 髪切ったー! pic.twitter.com/sLGxtJTCSI — ピエール中野 凛として時雨 (@Pinakano) June 6, 2018 まあ、おはピエがいいねされるよりもは理解できるよ。 でも、どうせ「ああ、髪切ったのね。うん、似合う似合う。いいんじゃない?」ぐらいのテンションでみんないいねを押してるでしょ? それ以外のテンションでいいねを押すならどんなテンションなのか事細かに教えて欲しい。 6/9(土)J-WAVE MUSICOLOGY 17時〜 咲良菜緒さん(チームしゃちほこ)とhideさんについて語り合ってます!そして、6/10(日)テレ朝 関ジャム 23:10〜 YOSHIKIさんのドラムの魅力について語ってます! #WeAreX #xjapan #yoshiki #hide pic.twitter.com/oJDeiCcJYN — ピエール中野 凛として時雨 (@Pinakano) June 5, 2018 しかし、チームしゃちほこのメンバーと撮った写真付きのテレビ出演情報はおはピエよりいいねが少ない。 何故だ?おはピエよりも明らかに価値のある良い情報だろ。 おはピエの情報価値を誰か教えてくれ。 どうやら承認欲求の強いバンドマンのようだ。 しかし、きちんと音楽関係のツイートもしている。 本日のピエール中野! pic.twitter.com/zHm4V6W7HN — ピエール中野 凛として時雨 (@Pinakano) May 15, 2017 クソかっこいいじゃないか。こういうのを毎日ツイートしてくれよ。おはピエばかりじゃnakano kill youしたくなっちゃうよ。 凛として時雨 ピエール中野は「凛として時雨」というバンドに所属している。 日本武道館やさいたまスーパーアリーナでもライブを行ったことがある人気バンドらしい。 Mステにも出演しお茶の間をビビらせる視聴者の印象に残るパフォーマンスをしたことでも有名だ。 では、曲を聴いてみよう。 なにこれクソかっこいい。 どこの音を切り取ったとしても個性の塊。 それは曲はもちろん、演奏やボーカルもだ。 普段はピエール中野も凄まじいテクニックと個性を感じるドラムを叩いている。 Twitterでぴえぴえ言っている男と同一人物とは思えない。 これはTwitterで一般人をフォローして宣伝しなかったとしても、絶対に多くの人に見つかり評価される音楽だ。 ソロ活動もすごい ピエール中野はソロ活動をしている。 ちなみにメンバーでTwitterをやっているのはピエール中野のみ。 Twitterもソロ活動の1つだ。ちなみによく炎上している。 Twitter以外のソロ活動だとドラマーとして様々なアーティストのサポートを行っている。 GLAYやももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、平井堅、星野源など錚々たるアーティストのレコーディングに参加している。 大森靖子のライブではサポートドラマーとして参加している。 凛として時雨の時とは、また違うアプローチで演奏したいるようにも思う。 大森靖子の魅力を引き立てることを意識しているのだろう。 しかし、自らの個性を消しているわけではない。 手数の多さは流石だと思うし、印象的なフレーズも多い。 癖の強い個性派ドラマーでありながら、様々なアーティストに合わせる事ができる器用なドラマーなのかもしれない。 DJ活動について DJとしても活動しているが、あえてここでは触れないでおく。 営業活動するバンドも悪くはない Twitterで大量に一般人をフォローして注目されることを狙ったり、宣伝活動をしているバンドのアカウントは少なくはない。 個人的にはそれが一概に悪いとは思わない。 どれだけ良い曲を作っても聴いてもらう機会がなければ、バンドも曲も埋もれてしまうだけだ。 なんとかして多くの人に聴いてもらうとする行動は素晴らしいと思う。 そういったバンドの中にも良いバンドは沢山いるとは思う。 自分が知る限りでも、ピエール中野以外にも良いミュージシャンや良いバンドはいた。 宣伝活動がメインになってしまっては本末転倒だが、自身の音楽を広めるためには使いようによってはかなり有効だとは思う。 ピエール中野もTwitterがメインの活動ではないからこそ、ツイートも受け入れられて「おはピエ」とか謎の言葉に700いいねもされるのだ。 だから、Twitterで一般人をフォローしまくる無名のミュージシャンは、まずは本業で認められてからツイッター芸人を目指しましょう! 余談ですが、本当はピエール中野さんのことは時雨が#4をリリースした時から知ってます。普通にファンです。 #5(通常盤) アーティスト: 凛として時雨 出版社/メーカー: SMAR 発売日: 2018/02/14 メディア: CD この商品を含むブログ (4件) を見る