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【ライブレポ・セットリスト】GRAPEVINE LIVE AT HIBIYA PARK @ 日比谷公園野外大音楽堂 2021.4.25

LIVE AT HIBIYA PARK

 

『GRAPEVINE LIVE AT HIBIYA PARK』。バンドにとって今年初めてのライブであり、7年ぶりの日比谷公演野外大音楽堂でのライブである。

 

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本来ならば久々のライブで野音となれば、ファンは喜びで溢れワクワクしてきるはずだ。

 

しかしこの日は複雑な想いで参加しているファンも多かったと思う。緊急事態宣言初日に行われ、世間に登場非難されてもおかしくないタイミングでの公演。

 

どれだけ対策が徹底された会場で、参加者本人も気をつけていたとしても、不要不急の外出をした罪悪感もあるし、様々な意味で不安な気持ちになってしまう。

 

それでもメンバーは涼しい顔して演奏している。多くを語ることはしない。ファンに媚びることもない。ひたすら名曲を名演で披露する。

 

良い意味でいつもどおりの雰囲気であり、良い意味で特別感がないライブ。それはとてもGRAPEVINEらしいライブだと思った。

 

そんなライブだからこそ、ファンの不安は吹き飛ばされる。いつもと変わらない気持ちでライブを楽しめた。

 

音楽と人 2021年 06 月号 【表紙:GRAPEVINE】 [雑誌]

 

雑誌『音楽と人』の表紙では爽やかな写真で、ポップな一面を見せていたが、ライブではそんな姿は見せない。ひたすらに痺れるロックを鳴らす。

 

ライブはいつもと通りにクールなのだ。しかし表紙の田中和将はキュートなのだ。

 

指ハートまで作っている。ポケットからキュンを取り出している。娘に教わったのだろうか。そんなGRAPEVINEにキュンです//////

 

前半

 

雑誌ではポケットからキュンを出す田中。しかしライブでは口から美声を出す田中。楽器から最高の演奏を奏でる他のメンバー。

 

1曲目の『FLY』からしても、指ハートを作るメンバーがいるとは思えないほどにロックでクール。

 

FLY

FLY

  • GRAPEVINE
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

 

でも笑顔で客席を見渡す田中はキュート。「どうもサンキュー!」と叫ぶ田中にはキュンです。久々のライブをリラックスしつつ楽しんでいるようだ。

 

それでも演奏からヒリヒリする緊張感があるのは、彼らが常にロックバンドとして演奏の軸がブレないからだろうか。『スレドニ・ヴァシュター』『放浪フリーク』と重厚なバンドサウンドを美しいメロディで届ける。あまりのカッコ良さにキュンです//////

 

放浪フリーク

放浪フリーク

  • GRAPEVINE
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

 

久々の日比谷野外で久々のライブ。我々は「いくぜ!」とか「みんなの声をください!」とか不謹慎なことは言いません(笑)良い演奏だと思ったら最大限の拍手と最大限の無言で応えてください

 

不謹慎なことはしない良識と常識を持ったロックバンドだと伝えるMC。その精神性に観客は最大限の拍手と無言で応える。

 

演奏は『Darling from hell』で再開。優しく心地よい響きの音色。しかしロックバンドとしての真の強さは感じる演奏。

 

個人的に序盤のハイライトに感じたのは『風待ち』だ。

 

風待ち

風待ち

  • GRAPEVINE
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

 

高野勲(Key)の美しいピアノの旋律から始まるライブ用の特別アレンジ。そこから他の楽器が重なっていきGRAPEVONEの音になっていく。

 

まだ春ではあるが、ここ最近は気温が高い日が続いていた。だから〈夏の香りがしました 涙がでなかったのは それのせいかな〉という歌詞が、やけに胸に沁みる。

 

自分はこの楽曲への思い入れが強い。高校の同窓会に初めて行った帰りに、リピートで聴き続けたからだ。だから生演奏で聴く『風待ち』は、やけに胸に沁みる。

 

そんな甘酸っぱさと苦さが入り混じった記憶を思い出して、キュンです//////

 

「新曲が混ざっているかもしれない」とMCで話していた通り、ここで新曲『リヴァイアサン』が披露される。重厚なサウンドや演奏からは彼らの個性を強く感じるが、どことなく初々しさも感じる。音が進化しつつも若返ってもいるのだ。

 

『Golden dawn』でファンキーな演奏で音楽性の幅広さを改めて伝え『無心の歌』で再び重厚な演奏でロックバンドとしての強さを伝える。

 

そして本日2曲目の新曲『阿』を披露。セッション的な要素もあり演奏力の高さを感じる楽曲。それでいて叫ぶように歌う田中の声もクール。そんな姿にキュンです//////

 

 

後半

 

空が薄暗くなってきた。ステージ照明の美しさが際立ち始める時間だ。

 

そんな時間にメンバーが照明の光に照らされながら演奏した『すべてのありふれた光』は、シチュエーションともベストマッチで、いつも以上にグッとくる。キュンとくる//////

 

すべてのありふれた光

すべてのありふれた光

  • GRAPEVINE
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

今日は20時消灯ですから。見回りが来ますからね。新しいアルバムのツアーを6月からやります。その時はまだマスクは外せないだろうけれど、笑顔で会えたらなと思います。ライブ終盤みたいなMですが、あと6万曲ありますからね 

 

すべてのありふれた光を20時以降は消そうとしている東京都の政策について、ユーモアを交えて皮肉を言う田中和将。小池百合子が聞いたら苦笑いしそうだ。6万曲やったら20時の消灯に間に合わない。

 

「よっしゃ!6万曲!」と田中が叫んでから『MISOGI』へ。赤青紫黄とカラフルな照明がステージを彩る。わかりやすく盛り上がることが少ないバインファンが、珍しくわかりやすく盛り上がる。

 

MISOGI

MISOGI

  • GRAPEVINE
  • ロック
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歌の終わりに田中が「ミソギセッポー!ポンポン!」と歌っていた。かわいい。キュンです//////

 

ライブでの演奏が珍しい20年以上前のカップリング曲『JIVE』を演奏し驚かせ『Alright』で再び珍しく盛り上がる客席。手拍子の一体感も凄い。それにもグッとくる。キュンとくる/////

 

Alright

Alright

  • GRAPEVINE
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

エレキギターの弾き語りから次の曲が始まった。新曲の『さみだれ』だ。そこからバンドの演奏が加わり、ロックバラードへと変化していく。GRAPEVINEの王道的展開の楽曲だが、そこに熟練された重みや渋さが加わっている。それに痺れてしまう。

 

次の曲はアルバムからの先行配信曲『Gifted』。

 

Gifted

Gifted

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〈神様が匙投げた〉という歌詞が今の世の中を現しているように感じてしまう。ミドルテンポの落ち着いた曲なのに棘があって、胸に刺さる。圧倒されてしまう。鳥肌が立つ。こんな演奏をライブでやってのけることが、GRAPEVINEの強みであり凄さだ。

 

最後に演奏されたのは代表曲の『光について』。

 

光について

光について

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最近のライブではほぼ毎回演奏されている楽曲ではある。しかし光が見えないご時世だからこそ、この曲を歌い続けることに意味があって、何度聴いても救われてしまうのだと感じる。

 

薄暗い照明から演奏が始まったが、少しづつ照明が明るくなっていく。最後はミラーボールに光が当たり、ステージ全体が明るい光で包まれる。その演出は音楽が与えてくれる希望や感動を、より深く伝えるための手助けに感じた。

 

アンコールのMCでは「今日の夜にネズミが現れます」と新曲『鼠浄土』の配信リリースを匂わせる。そんな粋なMCにまでも希望の光を感じてしまう。キュンとしてしまう//////

 

『Arma』は個人的に今のGRAPEVINEのテーマソングに思っている。

 

Arma

Arma

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  • ロック
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珍しく真っ直ぐな言葉が多い歌詞。デビュー20年目にリリースされた曲で〈このままここで終われないさ 先はまだ長そうだ 疲れなんか微塵もない とは言わないこともないけど〉という歌詞が印象的な曲。

 

そんな曲がアンコールの1曲目に歌われた。バンドや音楽業界にとって逆境が多い世の中でも、突き進むという覚悟を音楽で表現しているように見えた。その姿に感動した。

 

そして最大のヒット曲で代表曲の『スロウ』を演奏。夜の野外と相性が良い楽曲だ。紫色の妖艶な照明が楽曲を彩る。

 

最後に演奏されたのは『smalltown, superhero』。ミドルテンポで胸に染み入るような名曲。

 

smalltown,superhero

smalltown,superhero

  • GRAPEVINE
  • ロック
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GRAPEVINEは本人が話していた通り、煽って盛り上げることはない。アップテンポの曲もあるが、基本的にファンは静かに聴いていることが多い。

 

しかし演奏ははロックバンドとしか言いようがない。力強くい。バンドとしての軸がブレることはない。

 

興奮させるロックではなく胸に沁みいるロックなのだ。だから終演後も余韻は冷めないし、演奏に痺れた感覚はずっと心に刻まれる。

 

音楽と人 2021年 06 月号 【表紙:GRAPEVINE】 [雑誌]

 

ステージの佇まいと演奏のカッコよさをからすると、やはり『音楽と人』の爽やかでキュートで指ハートをしている姿とはギャップを感じる。

 

しかしそれもGRAPEVINEの魅力であり、そんなギャップにキュンです//////

 

GRAPEVINE LIVE AT HIBIYA PARK @日比谷公園野外大音楽堂 2021.4.25

▪️セットリスト

1.FLY
2.スレドニ・ヴァシュター
3.放浪フリーク
4.Darling from hell
5.風待ち
6.リヴァイアサン(新曲)
7.Golden dawn
8.無心の歌
9.アルファビル
10.阿(新曲)
11.弁天
12.すべてのありふれた光
13.MISOGI
14.JIVE
15.Alright
16.さみだれ(新曲)
17.Gifted
18.光について

EN1.Arma
EN2.スロウ
EN3.smalltown, superhero

 

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音楽と人 2021年 06 月号 【表紙:GRAPEVINE】 [雑誌]

音楽と人 2021年 06 月号 【表紙:GRAPEVINE】 [雑誌]

  • 発売日: 2021/05/06
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