2018-07-14 ELLEGARDENとONE OK ROCKの対バンが気に食わない コラム・エッセイ ELLEGARDEN ONE OK ROCK 気に食わない人も多いみたい ELLEGARDENとONE OK ROCKの対バン。客観的にこの2組を並べてみると、改めて凄い組み合わせだと感じる。かつて一世を風靡した伝説のバンドと現在ドームを余裕で埋めるバンドの対バン。 しかし、ELLEGARDENのファンからはこの組み合わせについて不満を持っている人も多いようだ。 エルレの活動休止から10年目の再始動。ファンの期待も大きい。自分もリアルタイムでエルレを追っていたエルレ世代の人間。ストレイテナーやアジカンなど戦友とも言えるバンドとの再共演を期待していた。 エルレファンはワンオクが嫌いと言う訳では無いと思う。10年振りの再始動への期待が高まり様々な想いを持っていて、その想いがぐちゃぐちゃになって対バン相手に批判しているファンもいるだろう。 しかし、ワンオクが対バン相手に選ばれたことにも理由があると思う。エルレのメンバーは話題性だけで対バン相手を決める「オトナの事情」は嫌いだろうし、対バン相手を選ぶ理由や想いがあるはずだ。 ワンオクのTakaのInstagramの投稿を見ると、Takaと細美武士の会話がきっかけで今回の再始動が決まったことがわかる。かつて行われた細美武士とTakaの対談(2012年のロッキング・オン・ジャパン11月号)ではTakaはエルレへのリスペクトを細美武士に伝え、細美はTakaをヴォーカリストとして評価している。 世代は違えどお互いにリスペクトしており、交流もある。もしかしたら、エルレとワンオクの対バンは必然だったのかもしれない。 ときめき♡宣伝部とELLEGARDENの関係性 「世代が違えど深い交流がある」という部分だけ切り取ると、ときめき♡宣伝部が対バン相手でもおかしくなかったかもしれない。 SWEET SWEET DAYS ときめき♡宣伝部 J-Pop ¥250 provided courtesy of iTunes ふざけて言っているのかと思う人もいるかもしれない。しかし、真面目な話なので最後まで読んでもらいたい。 ELLEGARDENのベーシストである高田雄一は現在世界中のどのバンドマンやミュージシャンよりも、ときめき宣伝部のメンバーである辻野かなみをリスペクトしている。 現在高田メンバーのTwitterアカウントのプロフィール画像もヘッダー画像も辻野かなみとの2ショットだ。ツイートの6割以上が辻野かなみに関わるツイート。とき宣のライブにも足しげく通っており、生誕祭の実行委員も務めたらしい。 高田雄一は辻野かなみのことをアイドルとしてリスペクトしており、評価をしている。辻野かなみを愛している。 辻野かなみも高田雄一をたくさんCDを買ってくれるよく居るファングループや自分のことを熱心に応援してくれるファンとして感謝をしていると思う。 しかし、ELLEGARDENときめき宣伝部の対バンライブは現時点で開催されることはないだろう。奇跡に近い。もしも決まったとしてもワンオク以上に双方のファンから批難されるだろう。 エルレととき宣の対バンは成立しない理由がある。それはジャンルやファン層が違うからではない。高田メタルの立場がバンド内で低いからでもない。もっと根本的な部分に問題があるのだ。 相思相愛と一方的な愛 ELLEGARDENとONE OK ROCKはお互いにリスペクトし合っている。細美武士とTakaは特に深い交流がある。相思相愛だ。 しかし、ELLEGARDENとときめき宣伝部の関係性はどうだろうか。 エルレのメンバーは高田雄一以外はとき宣に言及したことはない。存在も知らないのかもしれない。高田雄一は辻野かなみをリスペクトし頻繁に話題に上げているが辻野かなみからエルレや高田雄一の話題を出したことはない。 つまり、エルレととき宣はお互いにリスペクトをしている訳では無い。高田雄一が一方的な愛でときめき宣伝部や辻野かなみを推しているだけ。「エルレのメンバーである高田メタルが個人的にときめき宣伝部のファンである」というだけの関係だ。 ELLEGARDENが今後の活動するのかは不明だし、誰が対バンだとしても話題になる。そして、今のエルレは少ないライブの対バン相手を、共にライブをやる意味がある対バン相手を考えて選んでいるのだと思う。 そして、それに相応しい相手がONE OK ROCKだったのだろう。昔からのファンとしてはワンオクに違和感はあるかもしれない。しかし、きっとライブを観たらこれ以上の対バン相手はいないと納得する素晴らしいライブになるだろう。 まあ、自分はエルレのチケット取れなくて観れないんですけどね...... とき宣との対バンも観てみたい とはいえ、エルレととき宣の対バンライブも観てはみたい。正確に言うと、ときめき宣伝部との対バンでも許せるような状況のELLEGARDENになって欲しい。 エルレの対バン相手がワンオクだったことで賛否両論があった理由の1つは、エルレの現時点で決まっているライブが3公演のみで今後の活動も不透明だからではと思う。 人気バンドの再始動で限られた公演数。チケットは取ることが難しいプレミアムチケット。 例えばELLEGARDENが今後もずっと活動をしツアーを行ったり多くのフェスに出演するとしたら、対バン相手がワンオクでも誰も不満はなかったと思う。むしろワンオクとの対バンに期待する声が多かったかもしれない。 ELLEGARDENはライブバンドだった。年間何十本ものライブを全国でおこなっていた。対バンやフェスの出演はもちろん、ワンマンも何度も行っている。 当時から簡単にチケットが取れた訳ではない。しかし、公演数も多かったのでどこかのタイミングで観れることは多かった。 ファンはみんなエルレに飢えている。かつてのように全国のライブハウスでライブをやることを期待している。エルレを観たいと思っている人が全員ライブを観ることができるぐらいにかつてのようにライブを行って欲しい。 いっそのこと、アイドルグループであるときめき♡宣伝部との対バンも「面白い組み合わせじゃん!」とファンが思えるぐらいに頻繁に活動して欲しい。 今はELLEGARDENの今後の活動がどうなるのかは分からない。しかし、自分はきっと今後も活動し続けてくれると信じている。様々な事情があって簡単にハイペースでの活動は難しいのかもしれないけども。 もしかしたら今回のワンオクとの対バンの出来や盛り上がりによっても左右されるのかもしれない。不満を言うよりも期待をするべき対バンなのかもしれない。 チケット取れなかった自分はチケットがさらに取りづらくなったと絶望はしているけどさ。 関連記事 ELLEGARDENは音楽でみんなを1つにしちゃうんだよね〜エルレ復活の感想〜 - オトニッチ-音楽の情報.com- ツヨクなる 辻野かなみ from ときめき♡宣伝部 J-Pop ¥250 provided courtesy of iTunes LIVE Blu-ray 「ONE OK ROCK 2017 “Ambitions" JAPAN TOUR」 出版社/メーカー: アミューズ 発売日: 2018/05/16 メディア: Blu-ray この商品を含むブログを見る