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【ライブレポ・セットリスト】SHISHAMO ワンマンツアー2022秋「NICE TO MEET YOUr town!!! 〜10年目の初上陸〜」 at 取手市民会館 202年10月8日(土)

ライブが始まってすぐに、地方にアーティストがわざわざやってきて、都市部よりも小さな会場でライブを行う意味や価値を実感した。

 

開演時間を過ぎると、メンバーの代わりに大きなスクリーンが登場し、映像が流れた。その内容はSHISHAMOがライブ開催地の周辺で、買い物をしたり食べ歩きをするものだった。地方ライブだからこその演出だろう。

 

会場最寄の駅ビルで買い物をしたり、地元で有名なラーメン店でラーメンを食べ、駅前のタピオカ屋で飲み物を味わうメンバー。おそらく地元の人達が普段おくっている生活に近い映像だ。地元に住むSHISHAMOファンは、自分の住む街で好きなバンドが楽しむ姿を見て嬉しかっただろう。

 

SHISHAMO ワンマンツアー2022秋「NICE TO MEET YOUr town!!! 〜10年目の初上陸〜」は、今までSHISHAMOがライブを行ったことがない地方のホールだけを回るツアーである。

 

自分はツアー初日の取手市民会館公演に行った。少し大きな役所関連の建物に見える佇まいの建物だ。場所だけでなく会場の雰囲気も彼女たちが普段ライブを行う会場とは違う。

 

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そんな地方の会場で、SHISHAMOが街を歩き、ライブを行う。そこには音楽自体への感動だけでなく、地元の人にとっては「好きなバンドが自分の街に来てくれた」という感動もあるはずだ。SHISHAMOはそんな感動をファンに与えたかったのだろう。その感動を与えただけでも、地方でライブを行う意味があった。

 

とはいえファンが最も求めているのは、SHISHAMOの音楽だ。映像が終わり定番のSEが流れる中メンバーが登場すると、映像が流れた時よりも大きい拍手が長い時間鳴り響く。そこからも演奏への期待が感じ取れる。

 

そんな期待に応えるように『中庭の少女たち』でライブは勢いよくスタートした。代表曲『明日も』の次にSpotifyでの再生回数が多い人気曲だ。3人の重厚な音色と3人だからこそのグルーヴで観客の心をつかむ。宮崎朝子が手元にある小さなミニキーボードを弾いてから始まった『君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!』では、ポップとロックが組み合わさった演奏で惹きつける。カラフルな照明も楽曲の世界観を引き出していて最高だ。序盤の2曲でライブの空気を完璧に構築してしまった。

 

久々のワンマンツアーの初日ではあるが、それを感じさせない完璧な演奏とライブ運びである。クールなギターリフと長尺のギターソロが印象的な『笑顔のおまじない』では、会場の後ろまでみんなが腕を上げて盛り上がっていた。初めて来た土地とも思えない熱い空気だ。

 

来月でCDデビュー10周年なんです。それでも行ってない場所があるから、今回は行ったことがない土地や、やったことがない会場だけでライブをやることをコンセプトにツアーを回ることにしました。

 

普段はライブをやらない地域に住む人はいつも遠出してライブに来てくれるから、今回はわたし達から会い来ました!

 

MCで今回のツアーコンセプトについて宮崎朝子。その説明からも普段とは違うツアーだということがわかる。そのコンセプトを大切にしているからこその、オープニングの映像だったのだろう。

 

そんなバンドの狙いは的中したようで「SHISHAMOのライブに初めて来た人?」と宮崎が観客に尋ねると、会場の多くの人が手を挙げてた。これほどまでに初めてSHISHAMOのライブに来た人が多いライブは、ここ数年では珍しいかもしれない。

 

自分の前にはTシャツもタオルもキャップもグッズを身につけていた人がいたが、その人も初めてライブに来た人だった。学校の制服を着ている人もたくさんいる。普段は遠出してライブに行くことが難しいファンなのだろう。SHISHAMOに会いたくてもなかなか会いに行けない人たちが、こうしてライブに参加し好きなバンドに会って生で音楽を体験できている事実があるだけでも、このツアーには特別な価値がある。

 

ライブに初参加した人は特に嬉しかったであろう『きっとあの漫画のせい』でさらに盛り上げる。この曲はライブ定番曲だ。初参加の人もライブ映像は見慣れているかもしれないし、そんな定番曲を生で観れたことに感動したかもしれない。

 

カラフルな照明に包まれながら重厚な音を響かせた『真夜中、リビング、電気をけして。』や、メンバーがスポットライトを浴びながら演奏した『マフラー』も良い。この2曲はミドルテンポながらも、グルーヴのうねりが凄い。盛り上げるだけでなく痺れさせる。それがSHISHAMOの演奏の魅力のひとつだ。

 

『忘れてやるもんか』では、他の曲とは違う演奏手法が取り入れられていた。その場で演奏を録音し繰り返し再生する『ルーパー』というエフェクターを使い、宮崎はギターリフを録音し、それを再生しながら別のギターフレーズを弾き、吉川はドラムを、松岡はベースを弾く。そんなテクニカルな演奏に引き込まれてしまう。

 

SHISHAMOはスリーピースバンドなので、使える音の数が限られている。だからオケを流しそれに合わせて演奏することが多いバンドだが、この曲は3人の演奏だけで工夫して音を重厚にしていた。CDデビュー10年目にして、彼女たちはまだまだ進化しているのだ。赤い照明がメンバーを照らす演出も、楽曲の世界観とマッチしている。

 

そういえばこの日のセットリストは、オケを使わない3人だけの演奏で完結する楽曲が中心だった。そのためバンドの演奏力の高さをじっくり堪能できる。これまで音楽性を広げるためメンバー以外の鳴らす音も取り入れていたバンドだが、今回はCDデビュー10年目のバンドの演奏の底力を伝える意図で組まれたセットリストかもしれない。

 

宮崎朝子「久々だけどホールは良いですね。段差になってるからみんなの顔が後ろまで見える」

観客「……」

宮崎朝子「本当に見えてるからね!」

 

最初は久々のツアーかつ初めての土地ということもあってか「緊張している」と語っていたメンバーだったが、緊張がほぐれたようでメンバーの表情が穏やかになっていた。ドSな観客の反応にも、しっかりと応えている。

 

そんなメンバーも観客もリラックスした空間で、会場のある取手について語るメンバー。

 

宮崎朝子「オープニング映像のために行った『はざま』っていうラーメン屋がめちゃくちゃ美味しかった。調べたら家から取手まで全然電車で行けるの!乗り換えも少ないし、2時間ぐらいで着いちゃうし。あんまり細かく言うと家がバレるか(笑)」

松岡彩「私たちの食べたのは限定メニューの2番目で生姜が入ってるやつだったんだけど、めちゃくちゃ美味しかったです」

宮崎朝子「ライブが終わったら、ここにいる全員、『はざま』を食べに行って!」

吉川 美冴貴「いきなりここに居る1000人が食べに行ったらお店が困るから!」

 

この話以降も、MCの都度に『はざま』の話をしていた。そうとう美味しかったのだろう。音楽で観客の心に影響を与えるだけでなく、MCで観客の胃袋にまで影響を与えるSHISHAMO。だんだんとバンド名までも美味しそうに思えてきた。

 

松岡彩「Q茶っていうタピオカ屋さんにも行きました。わたしが頼んだジャスミン桃ティーにチーズを載せるトッピングが特殊だったらしくて、店員さんにそんなトッピングしたことないからオススメできないって言われました(笑)」

吉川美冴貴「それなのに松岡は責任はわたしが取るからって言って無理やり頼んだよね」

松岡彩「でも美味しかったです!」

宮崎朝子「しかも帰る時に松岡が店員さんに、美味しかったですよ!ってわざわざ伝えてんのw」

 

SHISHAMOは食べ物の感想を伝えるのが上手い。3人の話を聞いて「ジャスミン桃ティー・チーズトッピング」というカオスな飲み物を自分は欲してしまった。チーズが飲み物に対してどのような作用をするのかが気になる。今後は食レポの仕事に挑戦するのも悪くはないかもしれない。

 

しかし彼女たちの本業はバンドマン。食レポの才能よりも音楽の才能の方がある。宮崎が「初めましての土地なので、昔に作った久々にライブでやる曲を」と言って演奏した『僕に彼女ができたんだ』で、再び熱いロックバンドのライブへと戻る。

 

ラーメンよりも熱いであろう最高の演奏だ。ステージ後方にバンドロゴが描かれたバックドロップが登場したりと、演出面でも盛り上げる。9年前にこの楽曲をきっかけに、SHISHAMOは音楽ファンに注目された。そんが楽曲を当時よりも進化した形で披露する姿にも感動してしまう。

 

イントロが鳴った瞬間に客席から大きな手拍子が響いた『量産型彼氏』も、聴きたかった人が多いのだろう。ここまでの披露曲で一番の盛り上がりになっている。コロナ禍以前はBメロで観客も歌っていたが、今はコロナ禍なので一緒に歌うことはできない。それでも客席は熱気で満ちていた。最高の演奏と最高の観客さえいれば、最高のライブは作ることができるのだ。

 

さらに『タオル』で盛り上がりを加速させていく。後ろの方までみんなでタオルを回して楽しんでいる。この曲もライブ定番曲。初めてライブを観た多くの地元のファンも、SHISHAMOと一緒にタオルを回すことを期待して会場に足を運んだのかもしれない。

 

その後に演奏された『バンドマン』には驚いた。最近はライブで披露されることが少ない初期楽曲だからだ。コアなファンも初めて観たファンも喜ぶサプライズ的な選曲である。やはり初期の楽曲を今演奏すると、バンドが進化していることを実感してしまう。

 

松岡彩「吉川さんは元々はドラマや映画に興味がなかったんですけど、最近は興味を持って観るようになったんですよ。それは良いんですけど、観た作品を最初から最後まで説明しちゃうんですよ。ネタバレを止めてくれないんですよ。こっちが観てない作品も含めて!だからすごく困ってます!」

吉川美冴貴「楽しくなって全部説明しちゃうんだよねえ」

宮崎朝子「わたしたちにとっては娯楽を知らない吉川の方が都合が良かったんだよ!松岡はストレンジャーシングスの第2シーズンまでしか観てないのに、吉川は松岡にシーズン4の話をしちゃうの。しかも重要な伏線とかを説明しちゃうし」

松岡彩「だからわたしはネタバレを忘れるまで、ストレンジャーシングスは観るのを止めてます!」

吉川美冴貴「じゃあもう誰も観ないマニアックなやつしか観ないよ!」

宮崎朝子「あと吉川はエッチなやつを中心に観る」

吉川美冴貴「偶然エッチなやつを続けて観ちゃっただけだから!」

宮崎朝子「吉川はエッチなやつを観るとワクワクしちゃうんだよね?」

 

演奏はクールなのにMCはシュールである。ネタバレを止める選択よりも人気作品を観ることを止めることを宣言する吉川の選択は謎である。吉川が好きなエッチな作品が何かも気になる。もしよければ教えて欲しい。それについてはネタバレしても構わないから。

 

MCによって笑いとシュールさで満ちた会場だが、「夏の終わりに相応しい曲を」と告げてから新曲『ハッピーエンド』を披露すると、一瞬で音楽を聴かせる空気にしてしまう。切ないメロディと演奏が印象的な楽曲で、恋愛の終わりに対しても希望を見つけるような歌詞が印象的だ。この視点で歌詞を綴れることが宮崎朝子の作詞家としての凄さだとも思う。

 

さらに新曲『なんとなく。』を続けて切ない空気でさらに会場を満たすと、こちらも夏の終わりに相応しい『夏の恋人』を続ける。宮崎はアコースティックギターを弾き、繊細な表現で歌う。ステージ後方の白いスクリーンには照明によって夕焼け空に雲が浮かんでいる様子を表現したような景色が映されていた。そんな演出も楽曲の切なさを引き立てている。

 

自分の前の席にいたグッズを全身に身につけた初ライブのSHISHAMOファンは、時折タオルで顔を拭っていた。涙がこらえられないほどに感動したのだろう。自分も同じ気持ちだった。それほどの名演だった。

 

さらに『夢で逢う』と切ないナンバーを続けて披露する。本気で泣かせにかかる曲順だ。自分の前の全身グッズを身につけたSHISHAMOファンは、ひたすらに顔をタオルで拭う。自分も鳥肌が止まらない。中盤のギターソロも最高だ。切ないバラードなのに、ロックバンドとしても、しっかりカッコいい演奏をする。

 

そんな切なく感動的な空気を作ったのに、この後のMCは「吉川美冴貴の本当にあった◯◯な話」。ワンマンライブでは定番の、吉川が小話をするコーナーである。このトークのせいで切なさとは真逆の、シュールな空気に再びなってしまった。

 

小話の内容は「スタジオの合間にジムへ行ったら、着替えている最中に電話が来たので対応してからトレーニングをしていたが、電話に気を取られていたせいでベージュのキャミソールのままジムで筋トレをしていた」というもの。会場にクスクス笑いが響く。ややウケだった。

 

宮崎朝子「はい。もう大丈夫ですか?」

吉川美冴貴「ジムでは大丈夫じゃなかったです」

宮崎朝子「はい。ここから終盤戦です!行けますか!?」

 

吉川を冷たくあしらいつつ、観客に対しては熱い煽りをする宮崎。その言葉通りに、ここから怒涛の流れで熱い曲を続けていく。

 

3人のキレッキレな演奏に自然とテンションが上がる『狙うは君のど真ん中』で盛り上げ、力強い演奏とポップなメロディと歌詞が組み合わさった『ねえ、』を畳み掛ける。さらに曲間なしで『君と夏フェス』を勢いよく続けるのだから、会場は物凄い熱気で包まれてしまう。ホール会場ではあるが、ライブハウスにも負けない熱気だ。

 

代表曲の『明日も』が演奏されると、会場はパッと華やかな空気に変わる。この曲を求めている人は、やはり多いのだ。きっと仕事や学校に頑張って行って、週末にSHISHAMOに会いに来た人もいる。彼女たちをヒーローと思って救われている人もたくさんいるはずだ。。そんな客席は多幸感で満ちている。そんな客席を眺めながら笑顔で演奏するメンバーがいるステージも、同じ様に多幸感でいっぱいになっている。

 

「楽しかったです!また会いましょう!」と宮崎が言ってから最後に演奏されたのは『恋する』。これもライブの定番曲であり、確実に盛り上がるキラーチューンだ。この楽曲もやはり曲間なしで披露された。後半のSHISHAMOは、全ての体力と熱を出し切るような勢いだ。

 

イントロが響いた瞬間にステージから銀テープが発射された。それを観て飛び跳ねたり腕をあげたりする観客。みんな楽しそう。きっとマスクの下は満面の笑みだったと思う。ステージのメンバーもやはり、この日一番と思うほどの笑顔で演奏している。ステージ前方に出て煽る姿も楽しそうだ。

 

最高のライブの余韻を感じながら、アンコールの手拍子をする観客。それに応えてすぐに再登場した3人だが、様子が少しおかしい。グッズを身につけたメンバーは、挨拶をせずにモデルのようにポーズをキメてアピールしたからだ。客席からは動揺が混ざったクスクス笑いが聞こえる。

 

宮崎朝子「グッズもたくさん出ています」

観客「wwwwww」

宮崎朝子「何か面白いこと言った?」

 

モデルポーズについて、何もなかったかの様にMCでグッズを紹介する宮崎。思わず笑う観客。どうやらその反応が宮崎は少し不満なようだ。

 

吉川美冴貴「今回久々にグッズでガチャガチャを出したんだけど、エゴサしたら吉川さんのシールと朝子さんのシールを交換してくださいっていうツイートを見かけてショックなんだけど!」

宮崎朝子「譲りますツイートも止めてください」

吉川美冴貴「欲しいやつが出なかったらもう一度ガチャを回して!出てきたガチャの結果は受け止めて家に持ち帰って!わたしを家に持ち帰って!」

 

さらにエゴサで傷ついたことを話すメンバー。自分は喜んで吉川のグッズを家に持ち帰るので、元気を出して欲しい。

 

アンコールの1曲目は、吉川の気持ちを代弁していると勘違いしてしまう〈どいつもこいつも腹立つな〉というフレーズから始まる『明日はない』。アンコールではあるが、本編に負けない衝動的な演奏で再び観客を沸き上がらせる。やはりSHISHAMOはカッコいいロックバンドだ。それをアンコールでもブレずに伝えている。

 

「寂しいですけど、次の曲が最後です。また会いましょう!」と宮崎が話してから最後に演奏されたのは『またね』。ライブの最後に相応しい名曲だ。

 

ミドルテンポのゆったりとしたリズムが心地よい。優しくも力強い演奏が泣ける。語りかける様に気持ちを込めて歌う宮崎の表現も素晴らしい。失恋ソングではあるが〈また会いにきてね それまでまたね〉という歌詞は、まるでこの日の観客へのメッセージに聴こえてくる。

 

SHISHAMOに限らった話ではないが、基本的に都市圏でライブを行うバンドやアーティストが多い。取手でライブを行うバンドはほとんどいない。きっと取手市民会館でライブが行われること自体が少ないのだろう。だからか会場のロビーには、かつて公演を行ったアーティストのサインが飾られていた。SHISHAMOのサインもここに加わるのかもしれない。

 

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今回のツアーは普段ライブ自体が行われることが少ない地方の会場が多い。そんな会場をあえて回り、ライブのラストに『またね』を選んだことには、きっと意味がある。

 

いつかまた取手でライブをやるという宣言の意味や、この日初めてSHISHAMOを観たファンとの再会を誓う意味があるのだと思う。もちろんいつもライブに来ているファンに対しても「またね」と挨拶する意味もあるのだろう。

 

自分も必ずまたSHISHAMOのライブに行く。次にライブを観れるのは10周年記念の日本武道館公演だろうか。楽しみだ。それまで、またね。

 

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SHISHAMO ワンマンツアー2022秋「NICE TO MEET YOUr town!!! 〜10年目の初上陸〜」 at 取手市民会館 202年10月8日(土) セットリスト

1.中庭の少女たち

2.君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!

3.笑顔のおまじない

4.きっとあの漫画のせい

5.真夜中、リビング、電気をけして。

6.マフラー

7.忘れてやるもんか

8.僕に彼女ができたんだ

9.量産型彼氏

10.タオル

11.バンドマン

12.ハッピーエンド

13.なんとなく。

14.夏の恋人

15.夢で逢う

16.狙うは君のど真ん中

17.ねえ、

18.君と夏フェス

19.明日も

20.恋する

 

EN1.明日はない

EN2.またね