2022-02-13 【ライブレポ・セットリスト】フジファブリック 『HALL LIVE 2022 -HALL NEW WORLD-』 at LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂) 2021.2.10 (木) フジファブリック ライブのレポート 久々に行われたフジファブリックのホールライブで、山内総一郎は「LINE CUBE SHIBUYAと名称は変わったものの、渋谷公会堂はバンドにとって特別な会場です」と言っていた。それを少し意外に思った。 フジファブリックが初めてこの場所でライブを行ったのは、2006年12月25日。当時はネーミングライツの関係で渋谷C.C.Lemonホールという名前だった。これがバンドにとって、初めてのホールライブだった。 その後もこの場所では映画『悪夢探偵』のイベントや、アルバム『CHRONICLE』ツアーでライブを行っている。 しかし当時のメンバーの様子からすると、会場に特別な思い入れがあるようには見えなかった。それに現体制になってからは、渋谷公会堂でライブを行っていない。 でも思い返すと初めて渋谷公会堂でライブを行った日、終演して数時間後に志村正彦はブログを更新していた。ライブを終えてこんなに早く更新することは珍しかったと思う。 冷静を装った文体ながらも「今時レーザーを使ってる人はいないと思いますよ」と演出を自画自賛していた。ライブの出来にも満足していたのだろう。今ではロックバンドがライブでレーザーを使うことは一般的になった。志村、先見の明がある。 ホールでワンマンを行うことは、ライブハウスを主戦場にするバンドにとって、認められ成功した証拠の1つでもある。 やはり初のホールワンマンは嬉しかったのだろう。捻くれ者で照れ屋だからこその、喜びの表現方法だったのかもしれない。他のメンバーも同じように喜んでいたのだと思う。 だからそんな思い出の地で13年振りに行うワンマンは、演奏やメンバーの言葉から特別な想いを感じた。 開演時間になりメンバーが登場し丁寧に演奏の準備をする姿からしても、いつにも増して気合いが入っているように見えた。 1曲目は『カタチ』。かなり久々に演奏される楽曲だ。 アーチ型のステージセットに付けられた照明の、明るい光に照らされるメンバー。 息を合わせるように、客席の空気を確かめるように、丁寧に繊細に演奏している。それをファンは見守るように集中して聴き入っていた。 1曲目で会場の空気を完全に掴むと、サポートドラムの伊藤大地が疾走感あるリズムを鳴らし『small world』へと繋げる。自然と手拍子が会場から鳴らされる。 会場がホールだと落ち着いて聴き入るお客さんも多い。しかし最高の演奏で会場の熱気を少しずつを上げていくのだから、自然とライブハウスと変わらない盛り上がりになっていく。 「フジファブリックです!HALL NEW WORLD始めようぜー!」と山内総一郎が叫び、ライブの序盤に相応しい『はじまりの唄』を披露。腕を上げて盛り上がるファンが増えてきた。 改めまして、フジファブリックです。 名前はLINE CUBE SHIBUYAに変わってしまいましたが、2009年振りにこの場所でやります。久々の渋谷です。 今日は外が寒いですが、一緒に熱い日にしましょう! 挨拶と簡単なMCで客席とコミュニケーションを取り、『Feverman』でさらに盛り上げる。 この曲はサビで振り付けがある。当然ながら客席全体が一体になって踊っていた。ファンのダンスの一体感は、KEYTALKやBiSHにも負けないだろう。 「声は出せないから一緒にに踊ってください!」と山内が煽ると、加藤慎一が手本を見せるように踊り出した。ファンも一緒になって再び踊る。 彼のダンスはキレがありつつも、しなやかで動きに無駄がない。この曲を披露する都度にダンスの実力が上がっている。怪談ライブの次はダンススクールの運営に手を出すつもりだろうか。 そういえば志村正彦は初めて渋谷公会堂でライブをやった後のブログに「フジファブリックの中でも比較的コアな普段やらない曲をやりました」と書いていた。 もしかしたらそれを意識してか、今回もコアな楽曲が多く演奏したのかもしれない。次に演奏された2曲は、特に最近のセットリストからは漏れることが多い楽曲だった。 「これぞフジファブリック!」と言いたくなるような複雑ながらユーモアが含まれた演奏の『シャリー』を久々に披露。プログレ的なのに歌いたくなるキャッチーさをもった楽曲だ。 「ここはライブハウスか!?」と言いたくなるような熱量と激しさの『Splash!!』も久々に演奏された。叫ぶように歌う山内の歌に合わせ、拳を上げるファン。発表当初は音楽フェスでも頻繁に披露され、会場を盛り上げてきたキラーチューンでもある。 2曲とも2018年の『帰ってきた三日月ADVENTUREツアー』以来の披露だ。 ライブ映えする楽曲なのに披露回数が減ってしまったことは残念ではあるが、それだけフジファブリックにさまざまな楽曲があって、多くの楽曲がある証拠でもあるのだろう。 久々のホールライブということもあって、今だからこそ鳴らしたい曲を用意しました。 そう言ってから演奏されたのは『Water Lily Flower』。ステージ後方の縦型の照明が回り会場全体を美しく照らす中で、繊細に演奏し歌っていた。 序盤はアップテンポのロックナンバーや楽しいポップナンバーが多かっただけに、ミドルテンポの楽曲がこのタイミングで鳴らされると、より胸に沁みる。 続く『GUM』もミドルテンポの楽曲だ。 ライブ当日の東京は気温が低く、雪が降っていた。今回の会場は渋谷の中で唯一、自然が溢れて多くの木々が並ぶ代々木公園の近くにある。 だからこそ〈北海道くらい寒いらしい 予報の通り まだ雪が残る木々の脇を並んで走った〉という歌詞が、いつも以上にグッとくる。 偶然にしろ予想してセットリストに組み入れたにしろ、音楽はシチュエーションによって感動の度合いが変わることを実感する。 そんなグッとくる余韻が残る中で演奏された『ブルー』が、個人的に今回のライブのハイライトだ。 繊細なピアノ旋律が印象的な美しい楽曲で、ライブでは曲名に合わせた青い照明が印象的だった。 しかし後半はバンドの演奏が激しくなり、長尺のジャムセッションになる。その演奏はエモーショナルで心を掻き乱し圧倒させ、最終的に感動して鳥肌を立たせるような凄みがあった。 フジファブリックは抒情的にロックを鳴らす。それは志村正彦が書く楽曲の特徴でもあった。デビューした頃から変わらない魅力であり、当時から歌だけでなく演奏でもそれを表現していた。 そして今でもそれは変わっていない。『ブルー』のアウトロは痺れるような演奏のロックであり、抒情的でじんわりと胸に沁みるロックでもある。 これが自分がフジファブリックをずっと好きでいる理由の一つだ。 長いこと活動していると、アコースティックだとか様々なアレンジのバージョンができてきますが、久々にブルーをアウトロの長いバージョンでできて嬉しいです。 感慨深そうに『ブルー』の演奏について語る山内。今回は久々のホールライブであり、隠れた名曲や名演を掘り出して日の目を見せる目的があるのかもしれない。 ここで改めてメンバー紹介がされ、一言ずつメンバーが挨拶をした。 「雪が降っちゃってる系ですかね☆」となぜかチャラい挨拶をする加藤。彼は久々のホールライブでテンション上がっちゃってる系だ。 ライブ前日の2月9日に誕生日を迎えて42歳になった金澤ダイスケは「バースデイボーイ」と山内に紹介される。テンション上がっちゃってる系な喜び方をする金澤。 そして山内が「お祝いをしたいから」とギターで『ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー』を金澤に向けて歌った。 ファンはお祝いの気持ちを込めつつ、愛を込めて手拍子を贈る。大袈裟だけど受け取って欲しい。 喜んじゃってる系の反応をしてカメラに近づいてアピールするものの、なぜか金澤が近づいた分だけ離れていくカメラマン。「カメラに近づいたのに、離れていった!」と言って少し不満気である。 金澤「祝ってもらえて嬉しいですけど、誕生日は昨日ですからね」 山内「9日も10日も同じようなものでしょ」 金澤「人の誕生日を同じようなものと言うなんて!お前!だいぶ違うぞ!」 山内「あなたの誕生日付近には、なぜかいつもライブがありますよね......」 金澤「昨日やればよかったのにね!誕生日付近ですけど、今日は精一杯ライブで、生の音楽を楽しんでください!」 今年はステージ上で料理も人体切断マジックも空中浮遊もしないことを宣言し、ファンを安心させる金澤。そして「出会いを大切にしたい」を42歳の抱負とすることを発表した。 会場は新しくなりましたけれど、僕らにとって渋谷公会堂は、大切な場所なんです。 以前この場所でやっていた曲を聴いてもらおうと思います。 そう言ってから演奏されたのは『陽炎』。2006年に行われた渋谷公会堂のライブで、1曲目に演奏されていた楽曲だ。 暖色の照明に包まれながら演奏するバンド。やはりこの曲も聴いていると胸が昂るのに抒情的でもあり沁みるロックだ。 アウトロでは「キーボード!金澤ダイスケ!」とライブでは定番の紹介をした後に、ソロを弾く金澤。 これは志村が歌っていた頃から、ずっと変わらないライブでの煽りである。フジファブリックは変化と進化を繰り返しているが、この曲では「あの頃の空気感」を残しつつ今のフジファブリックで魅せている。 演奏を終えてステージが暗転すると、一呼吸置いてから『若者のすべて』が演奏された。 時間をかけて、ゆっくりと評価を集めて、いつしかファン以外も知るフジファブリックの代表曲であり、夏の終わりの定番曲となった楽曲。 フジファブリックが今でも第一線で活躍し続けているのは、メンバーの力が大きい。しかし志村の遺した名曲による支えもあったはずだ。 特に『若者のすべて』は曲が一人歩きして有名になったことで、フジファブリックの魅力を改めて世間に知らしめて、今の活動を支える大きな支柱になっているのではと思う。 ライブも後半戦。ここから再び会場の熱気を上げていく楽曲が続く。まずは紫や緑の妖艶な照明の中で『東京』を演奏し客席を踊らせた。 この曲ではメンバーのソロ回しがあった。「ベース加藤慎一!」と紹介されると、クールなベースソロを披露する加藤、ファンの手拍子もどんどん大きくなる。 そして「バースデイボーイ!」と紹介され、金澤がキーボードソロを弾く。ジャジーでオシャレな音色を弾く姿は、一昨年にステージ上で空中浮遊してファンを困惑させた人間と同一人物とは思えない。 そしてダンサンブルな楽曲である『楽園』を、さらに続ける。 拳を上げたくなるようなロックナンバーもあれば、楽しいポップスもあるし、胸に沁みるバラードもある。踊りたくなるダンスバンバーだってある。そんな楽曲が2時間弱に散りばめられているのが、フジファブリックのライブなのだ。 熱気に包まれた会場に、金澤による繊細なピアノの音が響く。山内は天を仰ぎながら上を指さす。そしてピアノの演奏が一旦止まると、全員の演奏が重なり『星降る夜になったら』が始まる。 そういえばこの曲も、最初の渋公ライブで演奏されていた。当時は新曲として披露されたはずだ。キャッチーなメロディと疾走感ある演奏はインパクトがあり、当時のライブで印象深かった楽曲の一つだ。 今日も当時と同様に最高の演奏を聴かせてくれている。客席も同様に手拍子したり腕をあげたりと最高の演奏に身体で応えている。 自分の記憶間違いでなければ、渋公で演奏された『星降る夜になったら』は、リリース前に公式ライブ映像がネット上に投稿されていた気がする。バンドにとってこの場所を象徴する楽曲の一つなのかもしれない。 最後に演奏されたのは『破顔』。 〈闇を切り裂け さあ鳴らそう〉という歌詞を表現するかのように、白くて眩しい照明の光がステージから放たれて、会場全体を覆っていく。 その景色は圧巻だった。ホール会場がライブハウスと違う部分は、照明などの演出がより魅力的に観える部分にあると思う。『破顔』での証明は、まさにホールだからこその魅力的な演出だった。 最高の演奏を終えてステージを去るメンバー。すぐにアンコールの拍手が巻き起こったが、アンコールに出てきたのはアコースティックギターを抱えた山内だけだった。 そして、1人でステージに出てきた理由を、語り始めた。 フジファブリックのメンバーとして、1人の人間として、フジファブリックを支えていこうと思ってソロアルバムを作りました。 おこがましいですけど、もっとバンドを引っ張っていきたいと思って、メンバーに背中を押してもらって作ったものです。メンバーのみんなにお礼を言いたいです。ありがとう。 フジファブリックの音楽に人生の全てを賭けてやっています。だからフジファブリックで表現できない音楽は1つも存在しないです。ソロをやってみたいとか、バンドでできない音楽があるからとか、そんな理由でソロ名義で出すわけではないです。メンバーと仲が悪いわけでもないです(笑) なぜソロ名義かは、聴いて貰えばわかると思います。1人だから言える言葉があったんです。山内総一郎として、愛しているバンドのことを歌いたいと思ったんです。 今日はソロの曲を1曲だけやる時間を貰いました。大切な友人であり、バンドメンバーであり、僕らを導いてくれた人について歌った曲を歌います。 志村くんに向けて、作った曲です。 そう言って『白』というタイトルのソロ名義の曲を、弾き語りで初披露した。彼が志村と過ごした日々や想いについて綴ったであろう歌詞だった。 「ギターを弾いて欲しいんです」迎えてくれた言葉 今でも澄ましては胸を暖めています ※山内総一郎 / 白 このフレーズを聴いて、あえてソロ名義で出す意味を理解した。 しかしギター演奏は、いつもより荒々しく感じた。歌声は裏返ったり擦れたりと不安定だ。本編では絶好調だったのに、アンコールで不調になったので心配してしまう。 初披露の楽曲だから歌も演奏も慣れていないのかと思ったが、それは違った。 目から涙が流れていた。途中で目を腕で拭いながら歌っていた。 ついには演奏を止めてステージに背を向け、アンプの上に置いてあったタオルで顔を押さえてしまった。 マイクを通していない、山内の鼻をすする音が聞こえる。客席からも同じようにすすり泣く声が聞こえる。 ファンは色々な意味と想いを察して、長くて温かな拍手を送った。ふと大阪城ホール公演でメンバーが出てきた時の拍手も、同じように温かかったことを思い出した。 タオルを置いて再びステージへ顔を向け、マイクの前に戻る山内。「まだ続きがあんねん//////」と涙目で照れ笑いしてから、最後のサビを歌った。その時の演奏と歌声は、振り絞るようではあったけれど、とても力強かった。 泣いてみっともない姿を見せてしまって、すみません。今日の0時にちゃんと歌っているバージョンが配信されますので、そちらも聴いてください(笑) 『白』というタイトルは、『CHRONICLE』のレコーディングで行ったストックホルムで見た雪の色だったり、一緒に曲が作りたいと思った時の空白の白だったり、志村くんの汚れのない白だったり、そういう想いを込めたタイトルです。 もう一度言いますけど、今日の0時にちゃんと歌っているバージョンが配信されます(笑) 1人で立って喋っているからか、所在なさ気な雰囲気の山内。この空気に耐えられなくなったか「みんな〜〜〜」と言ってメンバーを呼び込む。再びフジファブリック全員が揃った。 加藤が持ち場に戻る際に、山内の肩をポンポンと叩いている姿が印象的だった。この関係性があるから、フジファブリックは良いバンドなのだと実感する。 金澤「・・・・・・」 加藤「・・・・・・」 山内「志村くんと作ってきた曲を初めて歌う時は、いつも泣いてしまって歌えないんです。だから家で何回も練習して、歌えるようになってから、ステージで歌っているんです。ステージで泣いてしまっては、志村くんの作った音楽が伝わらないと思っているからです。そして、今は、メンバーが静かで困っています......」 金澤「・・・・・・」 加藤「・・・・・・」 謎の沈黙を破るように「ぶうぉ〜ん」と調子外れなベースの音を出して場を和ませる加藤。「ぶうぉ〜んってw」と笑う山内。 その目にもう涙はない。いつものフジファブリックのライブの空気感に、ステージも客席も戻った。 そして山内の弾き語りから始まるアレンジで『光あれ』を披露。 山内は途中でハンドマイクになり、ステージを動き回り客席全体を見渡しながら歌っていた。他のメンバーも穏やかな表情で客席を眺めていた。 〈会えて嬉しかった〉という歌詞の部分では、「会えて嬉しいぜー!」と叫び喜びを表現する姿も印象的だった。 アウトロは音源以上に長い。その長さの分だけ、ファンに光を与えようとしているのかもしれない。最後は「みんなに光あれ!」と叫んでいた。 この曲で終演かと思うぐらいに、多幸感に満ちた空気になっている会場。しかしフジファブリックはロックバンドとしてもう1曲演奏し、ロックバンドとして痺れる演奏を最後に鳴らした。 ラストは『SUPER!!』。最近のライブ定番曲で、今のフジファブリックに欠かせない楽曲。 「渋谷!」と山内が煽ると、客席の手拍子の音が大きくなる。サビでは会場全体が一体となって腕を上げている。バンドもファンも最後に全てを出し切るように盛り上がっている。 この曲は毎回〈君を忘れはしないよ〉という歌詞の部分で、山内が空を見て天を指差している。この日も同じように空を見ていた。 この日のライブはフジファブリックの最新の姿を観せるだけではなく、大切な場所で志村正彦に捧げる演奏をすることを目的としたライブでもあったのかもしれない。 そしてファンに志村正彦がフジファブリックの中に生きていることを、改めて実感させてくれるライブでもあった。 最高の演奏を終えて「また会いましょう!」と言ってステージを去っていくメンバー。 まだ調整中とはいえツアーの開催予定があることを話していた。デビュー20周年に向けて様々な活動をすることも匂わせていた。また会える場を確実に用意してくれるはずだ。 「ちゃんと歌っているバージョン」の山内総一郎『白』が配信リリースされた、2月10日の24時。 ライブが行われた東京には、白い雪が積もっていた。首都圏で雪が積もることなんて、年に数回あるかないかなのに。 この雪は志村からバンドへのメッセージなのかもしれない。そんなことを思ってしまった。 ■フジファブリック HALL LIVE 2022 -HALL NEW WORLD- at LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂) 2021.2.9 (木) 01.カタチ04.small world03.はじまりの唄05.Feverman06.シャリー07.Splash!!08.Water Lily Flower09.GUM10.ブルー11.陽炎12.若者のすべて13.東京14.楽園15.星降る夜になったら16.破顔 EN1.白EN2.光あれ ハンドマイクEN3.SUPER!! ↓他のフジファブリックの記事はこちら↓ 君を見つけてしまったから/音の庭 (初回生産限定盤) (特典なし) アーティスト:フジファブリック SMAR Amazon