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2021年3月に聴いた音楽アルバムで特に好きな作品 10選

2021年3月に聴いた音楽アルバムで、自分が特に好きな作品10枚をまとめてみた。

 

基本的に鬼POP劇キャッチーなわかりやすい音楽が好きだ。もし鬼POP劇キャッチーな音楽が好きな人は、趣味が合うと思うので参考にしてもらえたらと思う。

 

紹介する順番はランキングではなくアーティスト名の五十音順です。

 こちらの詳しい感想は別の記事に書いたので、そちらを読んでほしい。

 

 

aiko『どうしたって伝えられないから』

 

こちらの詳しい感想は別の記事に書いたので、そちらを読んでほしい。

セルフプロデュースということもあってか、今まで以上に歌詞が生々しくて胸に刺さってくる感じ。そして編曲や音数を減らして一つひとつの音色を洗練させている感じ。

 

aikoの個性で満ち溢れているのに、今までの作品とは違う質感の名盤。

 

メロンソーダ

メロンソーダ

  • aiko
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

秋山黄色『FIZZY POP SYNDROME』

【Amazon.co.jp限定】FIZZY POP SYNDROME (初回限定盤) (メガジャケ付)
 

 

言い意味でお手本通りのメジャー2ndアルバムという感じの質感に思う。

 

どういう意味かと言うと、初期衝動的な勢いがまだ残っているのに、音楽的により洗練されてきていると感じたと言うことだ。

 

1stアルバム『From DROPOUT』はパンクロックのような衝動的な勢いで音を鳴らし、内相的な感情を赤裸々に吐き出すように歌う楽曲が多かった。

 

今作もそのような楽曲がある。しかし前作はシンプルな演奏のロックサウンドだったことに対して、シンセサイザーや打ち込みの音も増やしている。より音楽的に深い質感になっているのだ。

 

それでも秋山黄色の個性は変わらない。メロディも歌詞も個性的だし耳に残る。前作まではロックシーンの新生という雰囲気だったが、今作でロックシーンを引っ張っていく存在になるのだと確信した。

 

サーチライト

サーチライト

  • 秋山黄色
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

Willie Nelson『That's Life』

ザッツ・ライフ

ザッツ・ライフ

 

 

ウィリー・ネルソンがフランク・シナトラの代表曲をカバーしたトリビュートアルバム。

 

数十年間にわたり愛され続けた楽曲ばかりが収録されていることもあり、当然ながら全曲名曲。文句の付けようがない。しかしシナトラのバージョンがあるのだから、わざわざカバーする理由がなければ、ただの劣化コピーを作るだけになる。

 

今作はその理由がもちろんある。どの曲を歌ってもウィリー・ネルソンの音楽になっているのだ。シナトラに寄せようとしていない。かといって自身の個性で塗り替えようともしていない、あくまで自然体で歌い演奏している。

 

だから彼が歌う意味があるのだ。楽曲に新しい価値を見出して提示しているのだ。

 

That's Life

That's Life

  • ウィリー・ネルソン
  • カントリー
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

Karin.『solitude ability』

solitude ability

solitude ability

  • アーティスト:Karin.
  • 発売日: 2021/03/10
  • メディア: CD
 

 

『solitude ability』は音楽的に斬新なことはしていないかもしれない。王道J-POPといえるような作曲や編曲。そこに刺激や衝撃はない。

 

しかしkarin.の美しい歌声や紡ぐメロディは、どうしても惹かれてしまう。そして赤裸々で個性的な言葉選びの歌詞は、どうしても耳に残る。

 

純粋に自分がやりたい音楽をやって、自分が伝えたいことを歌にしていると感じる。だからシンプルで王道でありながらも魅力的に感じるのだ。

 

音楽マニアには響かないアルバムかもしれない。しかしフラットな気持ちで聴いたら胸に残るアルバムかもしれない。そんな彼女の才能と込められた想いを感じるような作品である。

 

君が生きる街

君が生きる街

  • Karin.
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

筒美京平『筒美京平 SONG BOOK』

筒美京平SONG BOOK (特典なし)

筒美京平SONG BOOK (特典なし)

  • アーティスト:VARIOUS
  • 発売日: 2021/03/24
  • メディア: CD
 

 

基本的にはアーティストのオリジナルアルバムを取り上げようと思っている。しかし筒美京平のトリビュートアルバムが、あまりに素晴らしかったので選んでみた。

 

こちらの詳しい感想は別の記事に書いたので、そちらを読んでほしい。

 

また逢う日まで

また逢う日まで

  • 北村匠海
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

Tempalay『ゴーストアルバム』

 

凄いアルバムを出してきたと思った。これは日本のアーティストだからこそ作ることができた作品に思った。

 

日本の民謡的な雰囲気を感じる音楽があるかと思いきや、そこにサイケを足してきたりする。しかしヒップホップの要素を感じる曲もあったりと、ジャンルを縦横無尽に渡ってしまう。全ての音が刺激的で、全ての音が洗練されている。

 

それでいてメロディはキャッチーさもある。実験的な要素がある作品だがポップスのアルバムとして成立しているのだ。

 

しかし自分の好みと合致するかと言うと、少しだけズレている。個人的には前作『21世紀より愛をこめて』の方が好みだ。それでも名盤と認めざるを得ない凄みを感じる。

 

好きか嫌いかは別として、唯一無二の個性と圧倒的な完成度に唸ってしまうような、2021年を代表する作品になるはずだ。

  

シンゴ

シンゴ

  • Tempalay
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

Peach Tree Rascals『Camp Nowhere』

Camp Nowhere [Explicit]

Camp Nowhere [Explicit]

  • 発売日: 2021/03/26
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

キャッチー。聴いていて楽しくなる曲ばかり。ジャンルレスに様々な音楽を採 取り入れているのに、そこだけは全曲共通している。

基本はインディーロック。そこにポップスやヒップホップ、R&Bの要素や、アコースティックな編曲を組み合わせ、独自のサウンドにしている感じ。

 

サウンド全体としては優しくて心地よい。一つひとつの音色を繊細に丁寧に選んで積み重ねているからだろう。

 

それなのにビートがソリッドに聴こえる音量バランスにはなっている。そのため優しいのに力強い印象になっている。

 

心地よいけれどカッコイイ。そんな個性と高い完成度を持った作品。

 

OOZ

OOZ

  • Peach Tree Rascals
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

フジファブリック『I LOVE YOU』

I Love You (初回生産限定盤) (Blu-ray Disc付) (特典なし)

I Love You (初回生産限定盤) (Blu-ray Disc付) (特典なし)

 

 

この作品をどのように評価するべきか、良いのか悪いのか、その判断に少しだけ悩んだ。

 

今までとは作風が違うし、企画色が強い内容だからだ。

 

3曲がコラボ曲(JUJUとkuraと秦基博とのコラボ)で、1曲目はインスト曲。それもファンが思い描くバンドの個性や魅力とは、少しだけ違う方向性。

 

ギターの音も控えめ。キーボードの音色もあえて普段とは違う傾向にしているようだ。

 

しかし純粋に楽曲を評価したら、それぞれが個性的で魅力的ではある。

 

ここまでロックから離れた楽曲が並ぶことは無かったが、ここまでブラックミュージックの要素を取り入れた楽曲もなかった。それらは高いクオリティである。

 

フジファブリックのアルバムとしては、個人的には評価に悩む作品ではある。しかしにJ-POPのアルバムとしては自信を持って勧められる作品である。

 

たりないすくない (feat. 幾田りら)

たりないすくない (feat. 幾田りら)

  • フジファブリック
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

吉澤嘉代子『赤星青星』

 

吉澤嘉代子がさらにレベルアップして進化したと思った。

 

「恋人」をテーマにしたコンセプトアルバムではあるが、収録されている楽曲はバラエティ豊か。バラードもあれば明るいポップスもある。クールな曲まで揃っている。

そして編曲が今までの作品とは系統が違うのだ。

 

歌詞は今まで通りに吉澤嘉代子の個性を強く感じるし、メロディは歌謡曲をベースにしたものばかり。こらは今までの作品と共通している。

 

しかし編曲には君島大空など、最先端の音楽を作るアーティストも関わっている。そのためサウンドは新しくて刺激的なのだ。

 

前作『女優姉妹』は王道J-POPに近いサウンドだった。しかし今作は原点回帰で真骨頂という感じ。それに加えて新しい挑戦もしている。

 

元々凄いアーティストだったが、さらに凄みが増した。

 

刺繍

刺繍

  • 吉澤嘉代子
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

Lana Del Rey『Chemtrails over the Country Club』

 

全曲メロウで落ち着いた曲ばかり。インパクトのある曲は少ないかもしれない。ポップスといえるような楽曲も皆無。

 

しかし耳にすっと入ってきて、最初から最後まで流れるように聴いてしまう。美しいメロディは健在だし、演奏も繊細で心地よい。

 

そして歌声はやはり表現力豊かで素晴らしい。派手さはないものの、彼女の歌声や音楽の魅力がしっかり伝わる作品だと感じる。

 

おそらく英語がネイティブでしっかり理解できる人ならば、歌に込められたメッセージにも感銘を受ける作品かもしれない。残念ながら自分はネイティブなので、深くは理解できない。その部分を理解できるかどうかでも評価が変わりそうな気がする。

 

Chemtrails Over the Country Club

Chemtrails Over the Country Club

  • ラナ・デル・レイ
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

まとめ

・aiko『どうしたって伝えられないから』
・秋山黄色『FIZZY POP SYNDROME』
・Willie Nelson『That's Life』
・Karin.『solitude ability』
・筒美京平『筒美京平 SONG BOOK』
・Tempalay『ゴーストアルバム』
・Peach Tree Rascals『Camp Nowhere』
・フジファブリック『I LOVE YOU』
・吉澤嘉代子『赤星青星』
・Lana Del Rey『Chemtrails over the Country Club』

 

↓2月の良かったアルバム一覧はこちら↓