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サンボマスターが『音楽の日』で演奏した『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』に感動した

音楽の日

 

この文章は勢いで書いている。

 

普段は多少は読み直して推敲したり誤字脱字を直したりはするが、それもやっていない。

 

しかしこの揺さぶられた感情は勢いのまま書き殴る方が良いと思った。でも欅坂46は観たかったので、欅坂46の出演が終わってから書いている。

 

本日7月18日にTBSで放送された『音楽の日2020』にサンボマスターが出演していた。

 

新曲の『忘れないで 忘れないで』と代表曲の『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』の2曲を披露した。

 

2曲ともテレビサイズにカットされた尺でのパフォーマンス。その代わり生演奏でボーカル山口隆の出身地である福島県から中継での出演。海沿いの野外で演奏していた。

 

そのパフォーマスを観て心が揺さぶられた。

 

サンボマスターのライブは何度も観たことがある。武道館にも行った。あれは素晴らしかった。テレビ出演と生のライブは違う。やはり生の方が伝わるものはあるし、生だからこそ伝わる感動もある。

 

それでも生でライブを観た時と同じぐらいに感動した。たった2曲で「この放送は忘れられない」と思うほどに感動した。

 

サンボマスターのライブ

 

サンボマスターは3蜜のライブハウスや満員に埋まった会場でこそ、実力を最大限に発揮できるバンドに思う。

 

バンドは物凄い熱量で音楽を鳴らす。物凄い熱量で言葉をぶつけてくる。それを客が受け取って返す。バンドに負けないぐらいの熱量の叫びと盛り上がりで返す。音楽によるコミュニケーションで成立するライブだ。

 

しかし今日のテレビ放送に観客はいない。野外で海沿いに建てられたステージで、バンドと関係者だけしかいないステージ。

 

過去にもテレビ出演したことはある。観客がいない場所でも演奏していた。しかし初めてミュージックステーションに出た時も観客を入れたスタジオライブだったし、その後にバンドは人気が上昇した。やはり観客の熱量も含めて魅力を感じた人が多いのだろう。

 

閑話休題。

 

今テレビを観たら『今日のダイジェスト』で日向坂46が映っていた。『ドレミソラシド』おパフォーマンスしていたが見逃たのだと気づく。悔しい。佐々木久美に「悔しくないのみんな?」と言われたら「悔しい」と言って泣く。

 

ドレミソラシド

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話を戻そう。

 

サンボマスターはライブで常々「最高のライブできる人!?」と観客に問いかける。それに観客が歓声や拳で応える。日本武道館公演のアンコールでは「ここに居る8,000人が4人目のサンボマスターですから」と言っていた。

 

それぐらいにバンドにとっても観客の存在は重要で、ファンにとっても「自分たちも一緒にライブを作っている」という気持ちがあるのだ。

 

 

なぜ心に刺さったのか?

 

僕ら故郷で歌わせていただいて、1人でも多くの人に幸せになってほしくて、愛と平和と歌いに来ました

 

『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』を歌う前に山口は語っていた。そして「愛と平和!世界はそれを愛と呼ぶんだぜ!」と叫び曲が始まる。目の前に観客がいないとしても、いつものライブと同じだ。

 

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ(アルバムバージョン)

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ(アルバムバージョン)

  • サンボマスター
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Aメロへ入る前に「行きますよ」と語りかける。

 

テレビの向こうの視聴者に語りかてけいるのだ。武道館では8,000人の観客に「あなたが4人目のサンボマスター」と言っていたが、今日はテレビの前の視聴者数百万人を「4人目のサンボマスター」にしようとしている。

 

閑話休題。

 

乃木坂46が出てきたので観終わるまで書くのを中断。

 

『裸足でSummer』は盛り上がるし良い曲である。やはり齋藤飛鳥は前髪を作った方が似合う。堀未央奈はやはりショートカットだな。

 

裸足でSummer

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話を戻そう。

 

サンボマスターはそのまま普段のライブと同じテンションで演奏を続ける。普段のライブと同じようにサンボマスターは君に語りかける。

 

バンドの目の前に観客はいないとしても、音楽と言葉が、確実に伝わっていることを確信しているかのように。

 

閑話休題。

 

嵐が歌い始めたので観終わるまで書くのを中断。

 

『ハダシの未来』『PIKA☆⭐︎NCHI DOUBLE』は名曲であるだけでなく、懐かしさも加わりエモすぎる。あと嵐はユニゾンで歌った時の歌声が美しい。流石の国民的アイドルと感じる素晴らしいパフォーマンス。

 

ハダシの未来

ハダシの未来

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話を戻そう。

 

間奏ではしっかりとギターソロを響かせる山口隆。サンボマスターは演奏も歌も上手いのだ。

 

テクニックもあるし歌はキーを外さない。演奏のリズムが乱れることもない。熱さと勢いだけでなく、音楽として高いレベルのものを届けてくれる。

 

愛と平和と叫んでもよろしいですか!?

 

サンボマスターがまた語りかける。きっとテレビの前の視聴者は心の中で叫んで応えたはずだ。

 

いつものライブとは違うこともある。演奏の後半で花火が打ち上がったのだ。

 

演奏の盛り上がりと比例して、花火はより華やかに壮大になっていく。様々な色と形の花火が次々と打ち上がる。

 

ロックサウンドと華やかな花火。アンバランスなようで相性が良い。カッコいいのに美しくて、演奏は胸に刺さるのに花火は胸に沁みる。

 

悲しみで花が咲くものか!

 

大サビで叫ぶ山口隆。歌詞のフレーズに説得力を持たせるように壮大に打ち上がる花火。

 

自分はコロナ禍で心が弱っている部分があった。行くはずだったライブは中止になるし、コロナの影響で収入は減ってしまった。欅坂46は活動を終えると発表したし、石原軍団は解散する。最近あった良い事は長濱ねると影山優佳の復帰ぐらいだ。

 

今日は好きな俳優が亡くなった。

 

演技も上手くてルックスもカッコ良くて、歌もダンスもできて、素晴らしい俳優だった。心が様々な感情で渦巻いていた。虚しくて切なくて悲しい。

 

それをサンボマスターが音楽で救ってくれた気がした。〈悲しみで花が咲くものか〉という言葉が救ってくれた。

 

故郷から歌わせてくださいよ!世界はそれを愛と呼ぶんだぜ!

 

曲終わりに山口が叫ぶ。「ラブアンドピース!」とメンバー全員が全力で叫ぶ。自分も心の中で叫んだ。

 

メンバーが叫ぶ中、花火はより壮大に華やかに打ち上がっていく。「ラブアンドピース!」という言葉の力によって花が咲く様子を表現しているかのように。

 

目の前でライブを観ていたわけではない。いつものライブのように叫んだり拳を振り上げたわけでもない。それでもサンボマスターの演奏と歌はしっかりと届いた。しっかりと受け取った。力を貰った。これでしばらくは元気でいられそうだ。

 

 

彼らが愛する福島県の人のツイートを見ると、福島の人には感動がより届いたのかもしれない。

 

少しづつ経済は動き始めている。様々な制限があり今まで通りではないが、ライブやイベントも開催され始めている。

 

以前のように3密のグチャグチャなライブハウスでサンボマスターを観れる日は遠い未来かもしれない。それでもまたサンボマスターを観れる日を期待して待っていたい。

 

CDやレコードでもサンボマスターの音楽は聴くことができる。またテレビで最高の演奏を届けてくれるかもしれない。

 

どんな状況でも、どんな場所からでも、『サンボマスターは君に語りかける』。

 

サンボマスターは君に語りかける

サンボマスターは君に語りかける