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【ライブレポ・セットリスト】さよなら中野サンプラザ音楽祭 サンボマスター× 銀杏BOYZ 2023年6月25日(日)

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2023年7月2日。中野サンプラザは閉館する。自分は何度もこの会場で、大好きなバンドやアーティストのライブを観た。たくさんの思い出がある特別な会場だ。

 

そんな会場でサンボマスターと銀杏BOYZの対バンライブが行われた。2組とも自分が10代の頃に好きになって、何度もライブに行った。たくさんの思い出がある特別なバンドだ。

 

そんな特別な会場で自分が最後に観るライブが、特別なバンドで良かった。そんなことを感じる対バンライブだった。

 

銀杏BOYZ

 

開演時間を過ぎ会場に静寂が走る。少しの緊張と大きな期待に満ちた中野サンプラザに、サポートメンバーから順番にステージに登場した。それから遅れて登場した、キャップを被った峯田和伸。拍手と歓声が湧き上がるが、客席はまだ緊張感がある。最後の中野サンプラザということもあるのだろうか。

 

そんな静寂と緊張を切り裂くようにバンドが轟音を鳴らしセッションを始めた。、峯田はギターをかき鳴らしながら、メンバーを見渡し合図を送る。

 

そしてセッションが『NO FUTURE NO CRY』のイントロへと変化した。その瞬間に歓声を上げたり腕を上げる観客。先程までの緊張が興奮へと変化した。

 

峯田が叫ぶように歌い始めれば、中野サンプラザはライブハウスのような熱気が生まれる。この時点で今日は最高のライブになると確信した。

 

峯田はマイクを頭に叩きつけ、スタンドごとマイクを客席に向け歌わせ、たまに床に転がったりと、自由奔放だ。最後の中野サンプラザだからと気負っている感じはなく、いつものライブハウスと同じようにパフォーマンスである。そして、いつものライブハウスと同じように最高だ。

 

そのまま曲間なしで『東京少年』へと雪崩込むと、客席から驚きにも近い歓声が聞こえた。この楽曲はGOING STEADY時代からあるが、銀杏BOYZとしては音源でリリースしていない。銀杏BOYZになってからライブで披露し始めたのは最近なので、予想外のセットリストに驚いた人もいるのだろう。

 

この楽曲ではここがライブハウスならばモッシュやダイブでフロアはぐちゃぐちゃになっていたことを想像させるような、物凄い熱気で会場が包まれていた。中盤で峯田はマイクスタンドごと客席に向けると、客席からは大合唱が巻き起こる。

 

峯田が曲名を叫んでから始まった『エンジェルベイビー』は、音源よりも早いBPMで荒々しい歌と演奏だった。

 

峯田はハンドマイクになって暴れ回りながら歌う。20年以上前の楽曲もこの体制になってからの楽曲も、同じように2023年の今のロックンロールとして鳴らしている。〈ハローマイフレンド そこにいるんだろ〉という歌詞を客席まっすぐ見て歌う姿にグッとくる。

 

あまりにも激しくマイクを頭に叩きつけてしまったからか、マイクが凹んでしまったようだ。「マイク大丈夫?へこんじゃたけど。変える?」とマイクを心配してスタッフに伝える峯田。銀杏BOYZはマイクの修理代が毎回必要になるので、ライブの必要経費は高そうだ。

 

中野サンプラザ。取り壊す前に呼んでいただけました。銀杏BOYZとサンボマスターを呼んでくださりありがとうございます。

 

この中に学校でいじめにあっているという人はいますか?学生時代に誰かをいじめたことがある人?誰にも言えないけど不倫をしている人?SNSの匿名で悪口を言ってる人?

 

ここには色んな人がいます。学生。会社員。アイドルもどき。ティックトッカー。ニート。妻子持ち。人妻。未亡人。

 

ここにいる人も、誰にも言えない汚れた気持ちをもっている人や、それに自己嫌悪して死にたいと思ってしまう人がいると思います。

 

僕も同じです。でもこうやって大きな音楽を鳴らす場所や聴ける場所を持っているならば、勝ち組だと思ってます。

 

サンボマスターと銀杏BOYZの名にかけて、みなさんに自分を肯定して欲しいです。そのためにここに来ました。

 

踊りたい人は踊って、歌いたい人はうたって、黙って聞きたい人は黙って、好きに楽しんでください。話が長くなってごめんなさい。

 

一人ひとりと目を合わせようとするかのように、客席を眺めながら峯田は話していた。そしてアコースティックギターを丁寧に奏でながら、優しく歌い始めた。

 

演奏されたのは『佳代』。この楽曲でもどよめきのような歓声が聞こえた。この楽曲もゴイステ時代から存在する名曲だが、銀杏BOYZとしては音源でリリースしていないからだ。ライブでやることを予想していない人も多かっただろう。

 

バンドの演奏は壮大で温かくて感動的だった。観客は自由に楽しんでいた。腕を上げたり、じっと観ていたり、歌っていたり。そんな客席も含めて感動してしまうような、最高の空間だ。

 

『人間』では峯田が椅子に座って演奏する弾き型りのスタイルから始まり、後半でようやくバンドの演奏が重なる。その時の熱量がものすごく鳥肌が立つ。

 

自分は声を出すことも腕をあげることもできないほどに、歌と演奏が突き刺さった。同じような気持ちの人は少なくなかったと思う。呆然とした様子で立ち尽くし聴いている人が多かったからだ。

 

しかし後半で峯田がマイクスタンドごと客席にマイクを向けた時、会場の空気が変わる。峯田の言葉でなく態度で示した「歌ってくれ」という願いに思った。それに応えるように多くの観客は拳をあげて〈まわる まわる ぐるぐるまわる吐くまで踊る 悪魔と踊る〉と叫ぶように歌っていた。

 

中盤の歌詞を〈2023年の6月にサンプラザ広場で見た夕景は、Anarchy in the U.K.よりも僕の心を撃ち抜いた〉と、Sex Pistolsの代表曲のタイトルを引用した言葉に変えていた。この日のことを歌っていて、この日だからこそ響く言葉に、心をグッと掴まれる。

 

歌い終わってつぶやくように「ありがとう」と言ってから『GOD SAVE THE わーるど』を続けた。峯田はタンバリンを叩きながら、時折笑顔を見せて歌っている。先ほどまで熱気で包まれていた会場は、多幸感に満ちた空気へと変化していく。

 

この楽曲でも歌詞を変えていた。〈どこへも行けなくてサンプラザに来た。これから何があるかわからないけど、これからもあなた一人ひとりの前に歌いに行くから覚悟しといてね〉という言葉だ。やはりこの日のことを歌っていて、この日だからこそ響く言葉になっている。

 

そんな温かな空気が流れる中、峯田がアコースティックギターを手にした。そしてゆっくりと  ギターを奏でながら『BABY BABY』弾き語りで歌い始める。

 

サビを歌い終わると客席に向かって力強く語りかけた。「いつかこの曲を満員の7万人の国立競技場で歌います。だから、その時まで今日みたいなそのままでいてくださいね。その時まで死なないでくださいね」と。

 

その言葉に応えるように叫んだり、峯田の名前を呼ぶ人がたくさんいた。そして「BABY BABY!」と峯田が叫び、バンドの演奏が重なる。

 

きっとサンボマスターのファンも含めた会場にいた人の全員が、この曲を知っていて大好きなはすだ。そう思ってしまうほどに客席はみんな楽しそうにしていた。それに峯田がマイクスタンドを客席に向けた時の〈永遠に生きられるだろうか 永遠に君のために〉という歌詞の観客の合唱は、この日一番に感じるほど大きな声だった。

 

「あなた達のことは好きでもなんでもねえよ!ただ、愛してるだけだよ!」 と峯田が言ってから『少年少女』が続く。2年前にリリースされた楽曲だが、20年前の名曲と変わらないぐらいに観客の心を掴んでいる。『BABY BABY』と同じぐらいに盛り上がっていることが、それの証拠だ。

 

演奏を終えてステージを去っていくサポートメンバーの山本幹宗と藤原寛。これでライブは終わりかと思いきや、岡山健二が再びドラムを叩きビートを鳴らし、加藤綾太がそれに合わせるようにギターをカッティングする。

 

シンプルな構成で演奏されたのは『DO YOU LIKE ME』。まるでヒップホップのようなリズムで峯田は歌う。演奏も音源とは違いシンプルだ。聴こえ方の印象も音源と違う。このアレンジは明るく華やかだ。そんな演奏を盛り立てるように、照明はカラフルで鮮やかになっている。

 

中野サンプラザでの最後の銀杏BOYZは、多幸感に満ちた空気の中で終わった。

 

最後に峯田から弾き語りで、全国47都道府県を回るツアーを開催することが発表された。最後の中野サンプラザではあったけれど、そんな場所で未来のこれから始まる話をしてくれた。

 

〈未来はないけど泣いちゃだめさ〉と歌っていた人物からの「今日は遠くから東京まで来てくれた人もいるかもしれない。でも今度はあなたの場所まで行くから待っててください!」という言葉に、ものすごい希望を感じた。それと同時に「未来はあるじゃないか」とも思ってしむう。

 

さらに「22時に発表するのでサンボマスターは見ずにとっとと帰ってください(笑)」と冗談まで言っていた。しかしその後すぐに「この後は僕が日本で1番大好きなサンボマスターです!」とも言っていた。これが中野サンプラザの銀杏BOYZが、最後に話した言葉だった。

 

いつも通りの銀杏BOYZではあった。でも中野サンプラザだからこそのライブでもあったし、サンボマスターとの対バンだからこその熱い歌声でもあった。

 

セットリスト

1. NO FUTURE NO CRY
2.東京少年
3.エンジェルベイビー
4.佳代
5.人間
6.GOD SAVE THE わーるど
7. BABY BABY
8.少年少女
9. DO YOU LIKE ME

 

サンボマスター

 

銀杏BOYの熱気と余韻が残る客席。そこにいつも通りからゴダイゴ『モンキーマジック』をSEに登場したサンボマスター。

 

始まった瞬間から山口隆が「あ゛!あ゛!あ゛!お゛い゛!お゛い゛!!!」と観客を煽り『輝きだして 走ってく』へと雪崩込む。

 

その瞬間に、銀杏BOYZに負けない程の熱気が生まれた。観客は一緒に歌い、山口の「みんな!よく来たな!」という呼び掛けには、歓声で応える。「毎朝流れるこの曲で幸せになりましょう!」と山口が言って『ヒューマニティ!』が続けば、観客はラヴィットポーズで応える。序盤から最高の盛り上がりだ。

 

しかし山口はもっと盛り上がると思っているのだろう。「あれれ?中野ってラヴィットは放送してないんですか???」と挑発するように煽っていた。

 

やはり観客はそれに応えるように、さらに盛り上がる。対バンではあるが交流が深い2組の対バンだからだろう。ワンマンと変わらないどころか、ワンマンを超えるほどの熱気で会場が満ちていた。

 

観客の盛り上がりと同様に。バンドもテンションが急上昇したようだ。激しく動きすぎたのか、山口は足を吊った。

 

「足吊っちゃった///」と言って焦る山口。「あいつのせいだと思うんだよな。サンボマスターの前に帰っていいとか言いやがって...」と責任を峯田になすりつけていた。

 

足の痛みが和らいだのだろうか。再びテンションがMAXになる山口。「中野サンプラザ最後だぞ!青春狂騒曲!」と叫び『青春狂騒曲』が始まる。観客の反応も先ほどを超えた盛り上がりだ。

 

しかし山口はまだまだ盛り上がると思っているのだろう。「あれれ?銀杏BOYZとの対バンでは絶対踊らない協会の皆さんでしたか?」と挑発するように煽る。そして「銀杏BOYZと次いつやれるかわかんねえぞ!中野サンプラザも最後だぞ!」と続ける。その言葉に観客は何かが吹っ切れたようだ。既に最高潮と言えるほどだったのに、それを超えるもの凄い盛り上がりが生まれた。

 

メンバーもさらにテンションが上がっている。山口はギターソロを掻き鳴らし「俺、銀杏BOYZとの対バンでも!ギターうますぎるんですけどおおおおお!!!」と自画自賛していた。

 

「6月25日。中野サンプラザ。銀杏BOYZ VS サンボマスター。お前らが目撃者だぞ!」と告げてから続いたのは、代表曲『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』。当然この楽曲でも爆発するような盛り上がりで、観客も一緒に歌っている。

 

山口が後半に「中野サンプラザ!ラストなんだからな!色々な想いをこめて、愛と平和をご唱和ください!」と叫んでからの〈愛と平和〉という歌詞の大合唱も最高だ。

 

曲が終わる直前、バンドの演奏が止まった。そして山口が感慨深そうに話す。

 

こんな感じで銀杏とやってきたよな。色々と思い出すよな。初めてやった時は銀杏BOYZの名前も知らなかった。そしたら今はこんな大きいところで一緒にやれて。本当な色々とあるよな。

 

こういうのなんていうさ知ってっか?

 

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ!

 

その言葉を合図に再びバンドが爆音を鳴らすと、客先から盛大な拍手と「ラブアンドピース」という合唱が再び聞こえた。

 

そして雪崩込むように『そのぬくもりに用がある』と、初期の代表曲が続く。

 

「イノマーさんに見つけてもらって、そのCDの帯にコメントを書いたのは峯田和伸!サンボマスターです!」と言ってから歌い出した山口。まるでイノマーと銀杏BOYZにこの曲を捧げるようにも思えたし、この対バンの意味や重要性を簡潔に伝える言葉にも思えた。

 

「13年前より上手くなったギターソロ!聴いてくれ! 」と山口が叫んでから弾かれたギターソロは、めちゃくちゃ上手かった。またもや「俺、ギター上手すぎるんですけどおおおお!」と自画自賛する山口。

 

渋谷ラママでやってた時は、こんなに人が来るとは思ってなかった。その頃は東北があんなことになるとは思ってもなかった。コロナのことも、身近な国でドンパチやるとも思ってなかったの。

 

生き延びてきたあんたに、伝えたいことがある。この10年、いや、生まれてからずっと、お前がクソだったことほ1回もねえ!

 

昔「山口さんに救われました」って言われたことがあったけど、信じられなかった。でも言わなきゃならねえ。だからこそ無力な俺でも言わなきゃならねえ。

 

俺たちがお前を救いに来た。お前はクソじゃねえ。マイクなしのでっかい声でいうからな。よく聞いてくれ。俺が伝えたいことは、ひとつ。

 

生まれてきてくれてありがとう!

 

マイクを通さない「生まれてきてくれてありがとう」という言葉は、生の声だから音量は小さかったかもしれない。でもマイクを通した声に負けないぐらい、観客の心に響いたはずだ。

 

そんな言葉から続いた楽曲は『ラブソング』。それまでの熱い演奏とは違い、繊細で優しい演奏だった。山口の歌声も心を奮い立たせるというよりも、温かく包み込んでくれるような語りに近い歌唱である。今でもサンボマスターは君に語りかけるのだ。

 

しかしサンボマスターは、全員を優勝させることが目的らしい。再び山口が叫ぶように観客を煽る。

 

次に銀杏といつやれるかわかんねえぞ!中野サンプラザは最後だぞ!

 

フジロックじゃないし、グラストンベリーじゃねえからできねえってか?やるんだよ!できるんだ!

 

できっこないをやらなくちゃ!

 

その言葉に応えるように観客は盛り上がる。ライブ本編のピークはこの瞬間だった。いや、「2023年のピーク」がこの瞬間だむたもしれない。

 

山口は最後のサビ前に「2023年のピークの時間です!最後だぞ!悔い残すなよ!世界で1番幸せになるぞ!」と叫んでいた時、この日1番と言えるほどに盛り上がっていたのだから。

 

「最後は花束でお別れだ!誰が花束だって!?お前が花束だって言ってんだよ!」と山口が叫んでから演奏されたラストナンバーは『花束』。

 

手拍子をしたり身体を揺らしたりと、この曲では心地よさそうに楽しんでいる観客が沢山いる。

 

お前の顔は覚えたからな!コノヤロウ!

 

親戚の家に電話して住所聞いて押しかけるからな!コノヤロウ!

 

絶対にまたライブに来いよ!コノヤロウ!

 

それまで死ぬんじゃねえぞ!コノヤロウ!

 

後半の間奏では、トニートニー・チョッパーのように「コノヤロウ」を連呼する山口。

 

呪いかけてやるからな!ざまあみろ!

 

苦しいことがあっても今日のことを思い出してまあいっか!」と思っちゃう呪いだ!ざまあみろ!

 

さらに呪いをかける山口。山村貞子が呪いのビデオを作ったことに対し、サンボマスターは呪いのライブを作ってしまった。

 

ただこの呪いは誰もを幸せにする呪いだ。呪いをかけられた観客は、幸せそうに音楽に身を任せ楽しんでいる。

 

最高の空気を作りステージを去るメンバー。しかしすぐにアンコールを求める拍手が鳴り響き、再登場した。

 

アンコールは意外な構成だった。木内泰史がドラムなのは変わらないが、近藤洋一がアコースティックギターを弾き、山口はスタンドマイクで歌ったのである。

 

選曲も意外だった。銀杏BOYZ『NO FUTURE NO CRY』のカバーだったのだ。歌い始めた時、客席から驚きに満ちた歓声が聞こえた。

 

銀杏BOYZのバージョンとは違う、アコースティックアレンジの優しいサウンドと歌声ではおる。しかし胸を震わせるほどの熱量があること原曲と同じだ。

 

曲の後半で近藤がベースに持ち変え、山口がエレキギターを持つ。いつものサンボマスターの形態だ。そして轟音のバンドサウンドを鳴らした。するとステージ下手側からポケットに手を入れて、ゆっくりと登場する峯田。これも観客にとって予想外だ。物凄い歓声が客席から響く。

 

2人の歌声のハーモニーは心地よかった。しかし溶け合うと言うよりも、ぶつかり合うようなヒリヒリした感じもある。同じ時代を共に過ごし、切磋琢磨し合ったロックボーカリスト同士が一緒に歌うからこその響き方かもしれない。

 

しかし2人が〈未来はないけど泣いちゃダメさ〉と歌うと、この歌詞の意味に少しの疑問を感じてしまった。なぜなら2人の歌声には希望を感じてしまったし、未来があったからこそ中野サンプラザで2組が対バンできたのだから。

 

2組にとって最後の中野サンプラザは、最高の対バンとなった。きっと観客も中野サンプラザに来ることが最後の人が多かったと思う。自分もそうだ。そこで一生忘れないほどの素敵な思い出ができたことが嬉しい。

 

しかし2組の去り際のせいで、感動的な空気はいとも簡単に壊れてしまった。

 

峯田「お前ライブ見てたけどさあ、前半は踊れとか前半は叫んでおいて、中盤はシリアス狙った展開にして、多重人格か?」

山口「お前、俺たちがカバーしたからってセットリストにNO FUTURE NO CRY入れたんじゃねえのか!?カバーしたからお前もセットリストに入れたんじゃねえのか?」

峯田「『 月になる花のようになるの』やれって言ったじゃねえかよ!やれよ!」

山口「お前は俺より3歳年下だろ!年上には敬語を使え!」

峯田「俺の方がデビューは3年早いんだよ!先輩には敬語を使え!」

 

全ての演奏を終えた峯田と山口は、口喧嘩をしていた。いや、イチャついていたと言った方が正しいか。

 

そんなことをしているうちに時間がなくなり2人は「すみませんでした」と挨拶して去っていった。その時もお互いの頭を掴んで無理やり下げさせようとして喧嘩していた。いや、イチャついていたと言った方が正しいか。最高のライブの最後の挨拶が謝罪とは、前代未聞だ。

 

だがこれが銀杏BOYZらしくもあり、サンボマスターらしいとも思う。

 

山口は「次はいつ銀杏BOYZとやれるかわからねえぞ!」と何度も言っていた。でも確実に必ず次もあると思う。

 

それが数年後か数十年後かはわからないが「こんな最高の対バンならば、また観たい。また観れる時まで生き抜こう」と自身に対して誓った人もいるだろう。そんな希望を感じる対バンだった。

 

さて「銀杏BOYZとサンボマスターが再び対バンする日」と「銀杏BOYZが満員の7万人の国立競技場でライブする日」は、どちらが先にやってくるだろう。

 

とりあえずはそんな遠い未来のために、生き抜かなければ。

 

セットリスト

1.輝きだして 走ってく
2.ヒューマニティ!
3.青春狂騒曲
4. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
5.そのぬくもりに用がある
6.ラブソング
7.できっこないをやらなくちゃ
8.花束

 

EN1.NO FUTURE NO CRY ※峯田和伸とのコラボ

 

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