2019-10-02 SHISHAMOのライブレポートを書いたナタリーにクレームがある~ SHISHAMO NO BEST ARENA!!! EAST@さいたまスーパーアリーナ 感想・セットリスト ~ ライブのレポート SHISHAMO おい、ナタリー アーティストの公認や公式でライブレポートを書いてくださるメディアには感謝している。 特に自分が参加したライブについて書かれていると、当日に自分が体感した空気や音を鮮明に思い出すことができる。 会場にノートパソコンを持ち込んでレポートを書いているライターの方を見かけたこともある。詳細なレポートをファンにできる限り早く伝えてくれるライターの方には頭が下がる思いだ。 しかしだ。ナタリー。お前には言いたいことがある。SHISHAMOのさいたまスーパーアリーナ公演のライブレポートについてだ。 そのレポートの前半。この一行を読んだ時、目を疑った。 会場の期待が高まる中、おなじみのSEが流れるとステージにはSHISHAMOが登場。SEを断ち切るように宮崎朝子(G, Vo)がギターをかき鳴らしたのを合図に3人は「恋する」でライブをスタートさせた。 (参照・【ライブレポート】SHISHAMO、初のたまアリワンマン大成功「こんなに素敵な日をありがとう」) は? この一行を読んだ後に「恋する」という曲を聴いてもらいたい。自分もこのライブには参加していた。ライブでもCDと同じアレンジで演奏していた。 恋する SHISHAMO ロック ¥250 provided courtesy of iTunes おわかりだろうか? ナタリーのレポートには「SEを断ち切るように宮崎朝子(G, Vo)がギターをかき鳴らしたのを合図に」と書かれている。 「恋する」はドラムソロから始まる曲だ。実際にSEを断ち切るように演奏したのは吉川美冴貴(Dr)のドラムだ。 いくら宮崎朝子が「吉川がライブ前に筋トレの話をするのが本当に嫌」とたまアリの1万3千人の前で吉川をディスっていたとしても、吉川の見せ場を奪って曲の重要な部分をぶち壊してギターをかき鳴らすことはないはずだ。 怖い。ナタリーのライターが何を自分と違う演奏を聴いていたようにすら思えることを書いていて怖い。 SEを断ち切るドラムの演奏が客を興奮させた瞬間。そこにギターとベースが重なり1万人以上の客を掌握した時の空気感。歌が重なりポップなメロディでパッと雰囲気が明るくなった場面。 それをあの会場で体感していないのだろうか。 SHISHAMOの真髄とも言える演奏を体感していないのだろうか。 自分はそれを体感した。それに感動した。会場にいた他のファンも同じ気持ちだったと思う。 三人の音が重なりアリーナ規模の会場でも演奏で魅了するロックバンドの姿にシビれた。1stアルバム収録曲がアリーナ規模にふさわしい曲になっていることに震えた。 だからこそ、怖い。吉川のドラムがナタリーのライターに聴こえなかったことに恐怖を感じる。何か理由があるのだろうか。 おい、ナタリー(その2) ナタリーにはもう1つ言いたいことがある。 アリーナのいたるところでタオルが回される圧巻の光景に宮崎は「さいたまスーパーアリーナ……最高です!」と思わず声をあげ、 この一行にも違和感がある。宮崎朝子は思わず声をあげたわけではないはずだ。 これは「タオル」という曲を演奏していた時の発言。宮崎朝子はこの曲を演奏ふると毎回会場名と一緒に「最高です!」と言っている。ライブハウスでもホールでもフェスでも。それも同じタイミングで。 これは思わず声をあげたわけではない。お決まりのセリフだ。氣志團でいう「俺んとここないか?」と同じだ。 しかし、この件について自分は朝子本人に確認したわけではない。 どう聞いてもお決まりのセリフに思えるが、本当に毎回思わず声をあげているのかもしれない。朝子は「タオルを回す人=最高」だと思い込んでいる節がある可能性も捨てきれない。 これに関してナタリーにクレームを言うことは間違っているかもしれない。ナタリー、ごめん。 そしてナタリーが朝子のいつも通りのお決まりのセリフをわざわざ書いていたから詳細なレポートを書いてくださったことで思い出した。 この日のSHISHAMOは特別なライブではなかったのだと。いつも通りのライブをやっていたのだと。 特別な演出はあったけれども アリーナ規模だからこその特別な演出やパフォーマンスはあった。 映像を使った演出も盛りだくさん。『OH』ではスモークを使った演出があったり『明日も』ではメタリックテープが発射され華やかなムードになった。『君の隣にいたいから』ではカラフルな風船が降り注いだ。 これはナタリーの記事を読んで思い出した。そして記事からコピペした。ありがとうナタリー。 明日も SHISHAMO ロック ¥250 provided courtesy of iTunes メンバーも普段のライブ以上に動いていた。花道とセンターステージがあった今回のライブ。 後半ではヘッドセットマイクをつけて縦横無尽にメインステージ、花道、センターステージと動き回っていた。特にセンターステージに立ち『量産型彼氏』のBメロの掛け声を煽っていた時は、この日で最も一体感があった。 これも一部ナタリーの記事をコピペした。ありがとうナタリー。 量産型彼氏 SHISHAMO ロック ¥250 provided courtesy of iTunes さいたまスーパーアリーナは普段のSHISHAMOのライブと比べると規模が大きい。大きな会場でも全員が楽しめるように普段は行わない派手な演出はあった。 しかし、それでもSHISHAMOの普段のライブと根本の部分は同じだった。むしろ「大きな会場でのライブ」だとしても、SHISHAMOは変わらないライブをやるのだと再認識した。 さいたまスーパーアリーナって名前なげーんだけど 会場の大きさについて感慨深げになっているMCもあった。会場に集まった1万3000人に感謝を伝えてもいた。 しかし基本はいつも通りのマイペースさ。ライブハウスと変わらない緩いなMC。 「さいたまスーパーアリーナって名前なげーんだけど」 最初のMCでいきなり理不尽な文句を言っていた。等々力陸上競技場の方が長いから来年の8月9日も同じように「等々力陸上競技場って名前なげーんだけど」と言えと少し思う。 他にも「みんなタオルを回すせいで埃が舞ってるんだけど」と文句を言っていたり、昨日の夜は「長風呂した」「筋トレした」とゆるい話をしていいた。 メンバーも緊張したり、いつも以上に気合いが入っていたのかもしれないが、基本的にいつも通り。マイペース。良い意味で自然体。 だからこそ本来のSHISHAMOの魅力がきちんとアリーナ規模でも伝わったのではと思う。もちろん、MCだけではなく、三人の演奏の魅力もしっかり伝わっていた。 この日のライブで最も凄みを感じたこと 1万人を超える会場だと「音楽のライブ」というよりも「エンターテイメントのライブ」を観る感覚になることが多い。 それは悪いことではなく、ライブ自体が魅力的になったりアーティストの魅力が引き立つことがほとんど。 しかし SHISHAMOのアリーナライブはエンターテイメントなライブとは少し違う。演出よりも演奏で魅せるライブだった。 ステージに立っていたのは、いつもと同じように3人。サポートメンバーもいない。 いつもどおりの3人の演奏。3人の存在感をひしひしと感じる演奏。 アリーナ規模でもしっかり響くロックバンドの痺れる音。派手な演出もあくまで演奏をサポートするように使われる。この規模でも通用するバンドだと再認識することで、よりロックバンドとしての強さを感じた。 ナタリーの記事でひとつだけ評価をしていることがある。 それはさいたまスーパーアリーナでもSHISHAMOはロックバンドとして演奏で勝負し、さいたまスーパーアリーナでもロックバンドとしてフロアを沸かしていたことが伝わる内容である部分だ。 自分がさいたまスーパーアリーナで感じたことと近いことが書かれていて、読むことで当日を思い返し、さいたまスーパーアリーナでの感動を思い出すことができた。さいたまスーパーアリーナのライブは素晴らしかったと再度余韻に浸れた。 それにしても、さいたまスーパーアリーナって名前なげーんだけど。 ナタリーってさ・・・・・・ ナタリーの記事でもっとも違和感を感じた部分がある。 宮崎朝子が1人でステージに立って弾き語りをしたときの描写についてだ。 センターステージに1人現れた宮崎は、スポットライトに照らされながら未発表の新曲をアコースティックギターの弾き語りで披露。全楽曲の作詞作曲を手がける宮崎の弾き語りという、SHISHAMOの真髄とも言えるパフォーマンスを観客は息を呑んで見守った。 は? この文章を読んだあとにSHISHAMOの写真を見てほしい。 おわかりだろうか? ナタリーのレポートには「宮崎の弾き語りという、SHISHAMOの真髄とも言えるパフォーマンス」と書かれている。 SHISHAMOの主な作詞作曲は宮崎朝子だが、吉川も歌詞を書いている。初期の代表曲の『僕に彼女ができたんだ』は吉川の作詞だ。 僕に彼女ができたんだ SHISHAMO ロック ¥250 provided courtesy of iTunes それにSHISHAMOはスリーピースバンド。3人合わせてSHISHAMOだ。宮崎朝子の弾き語りを真髄と言うのは「のっちの美脚こそperfumeの真髄」と言っているのと同じだ。かしゆかの足も素晴らしいのに。 ナタリーは「宮崎の弾き語りという、SHISHAMOの真髄とも言えるパフォーマンス」と書いている。大きな勘違いだ。スリーピースバンドならばバンドの演奏こそ真髄ではないだろうか。 しかし、この文章でナタリーの記事に感じた違和感の理由が全て理解できた。 これでナタリーの記者がドラムソロから始まる『恋する』で「SEを断ち切るように宮崎朝子(G, Vo)がギターをかき鳴らした」と奇想天外なことを書いた理由も理解できた。 ナタリーの記者は宮崎朝子の音ばかり聴いているのだ。宮崎朝子のことが大好きなのだ。好きすぎて宮崎朝子しか見えていないようだ。 新曲「君の大事にしてるもの」では、宮崎が吐息混じりの色気のある歌声を響かせ、会場をムーディに彩る。その雰囲気を引き継いで披露された「夏の恋人」では、まだ暑さが残る今の時期にぴったりな歌がメロウなサウンドに乗せて届けられた。続いて演奏された「夢で逢う」は失恋ソング。歌詞に込められた張り裂けそうな思いを宮崎が情感たっぷりに歌い上げると、客席からは大きな拍手が湧き上がった。 宮崎朝子の様子しか書かれていない部分だらけ。バンドで演奏していたのに。 ナタリーから宮崎朝子への愛を感じる。ナタリーは宮崎朝子のことが大好きで恋をしているのかもしれない。 それならば仕方がない。恋は盲目。宮崎朝子に「恋する」ナタリーのことを許すことにしよう。 恋する SHISHAMO ロック ¥250 provided courtesy of iTunes セットリスト 01. 恋する02. ねぇ、03. 僕に彼女ができたんだ04. きっとあの漫画のせい05. タオル06. BYE BYE07. 君の大事にしてるもの08. 夏の恋人09. 夢で逢う10. 新曲11. 熱帯夜12. 恋13. ロマンチックに恋して14. 水色の日々15. ほら、笑ってる16. OH!17. 量産型彼氏18. ドキドキ19. 君と夏フェス20. 君とゲレンデ21. 明日も<アンコール>22. 君の隣にいたいから ↓関連記事↓