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カウントダウンジャパン(CDJ)で必要な持ち物は?服装は?雰囲気は?注意点は?

COUNTDOWN JAPAN

 

 日本で最大規模の屋内フェスであり、冬の恒例の音楽フェスであるカウントダウンジャパンフェスティバル。

 

幕張メッセを丸々使用しておこなれる、1日5万人以上が来場する音楽フェス。チケットは毎年完売している。2019年の申し込みでは15万人以上が申し込んだものの、チケットが落選し参加できなかったらしい。

 

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初めて参加する人もたくさんいると思う。公式サイトに注意点やアクセス方法などが記載されているが、不安もあるのではと思う。

 

自分はほぼ毎年カウントダウンジャパンに参加している。10年以上毎年参加している。その中で感じた必要な持ち物や注意点などをまとめてみた。同じ参加者として少しでも初めて参加する人の役に立つ情報を提供できたらと思う。

 

 

電車での行き方・最寄駅

 

会場は幕張メッセ。1〜11ホールとイベントホール。幕張メッセのほぼ全てのホールを使用している。

 

電車で会場へ向かう場合、最寄駅はJR海浜幕張駅だ。

 

オフィシャルサイトには徒歩5分と書いてあるが、15分から20分かかると思っていた方がいい。徒歩だとしても道が混雑するのだ。

 

その後に荷物をクロークやコインロッカーに預けることも考えると、駅に到着してからステージにたどり着くまで30分かかると考えた方が安心だ。

 

つまり12月ではあるが、会場に到着するまででも体力を使う。汗をかくこともあると思う。冬の汗は厄介だ。放っておくと風邪を引く。免疫力も下がってインフルエンザに感染する可能性もある。

 

汗を拭うためのタオルが必要だ。タオルは忘れずに持って行こう。

 

車での行き方・駐車場

 

幕張メッセには専用の駐車場がある。普通車が最大で5500台入庫できる。料金は1日1,000円。利用時間は8時〜23時。オールナイト公演の31日のみ朝まで停めることができる。

 

例年通りならば開演前なら満車になることなく駐車できる。入庫が遅くなると会場から遠い場所に停めることになるので、近くに停めたいならば開場前には到着することをオススメしたい。

 

終演後は駐車場の出口が混雑する。混雑状況によっては出庫まで30分以上かかる場合もあるので注意。

 

もしも駐車場が満車になっても、近隣にコインパーキングもある。幕張新都心県営第一地下駐車場や幕張新都市県営第二駐車場が会場から近い。(20分100円・24時間最大1,200円)

 

車で来場する場合はクロークやロッカーを使用せず、荷物を車内に置いて会場に向かう人が多いと思う。コートなどの上着を車内に置いて会場に向かうかと思う。駐車場は会場の側にあるとしても、徒歩5分ほどある。寒い。マジで寒い。凍える。そんな時にタオルがあると便利だ。

 

タオルをマフラーがわりにしたり、体に擦り付けて摩擦で体を温めることができる。

 

必ずタオルは持って行こう。

 

 

服装は?

 

Tシャツ

パーカー

スニーカー

スボン

サコッシュorショルダーバッグ

タオル

 

この服装がおすすめ。会場内は空調が効いているので過ごしやすい温度ではある。それでもホール間をつなぐエントランスは寒い。人が密集していないフロアの後方は寒さを感じることもある。温度調節ができるように、パーカーなど羽織れるものを用意しておこう。

 

基本的には1日中立ちっぱなし。靴は足への負担も少なく、動きやすいスニーカーにしよう。革靴やヒールなどは履かない方が良い。特にヒールは人混みで混雑する中で履いていると、うっかり他人の足を踏んでしまった時に怪我をさせてしまう。

 

スカートよりもズボンの方が動きやすい。リュックなど大きなカバンは邪魔になってしまうので、サコッシュやボディバッグにしよう。

 

特に忘れてはならない重要なものは、タオルだ。タオルは忘れてはならない。

 

ライブ中は汗をかく。感動して涙を流すこともある。うっかりよだれを垂らすこともある。タオルさえあれば体内から放出される液体を全て拭くことができる。

 

寒くなればマフラーがわりにできるし、体に擦り付ければ摩擦で体を温めることができる。万が一全裸で来場することになったとしても、タオルだけは忘れないように。

 

タオルさえあれば体を温めることができる。タオルがあれば風邪もひかない。股間も隠せる。

 

 

コインロッカーやクロークについて

 

クロークは9〜11ホールで受付をしている。1,000円で1日出し入れ自由。オフィシャルグッズやアーティストグッズも同じホールで販売しているので、購入後にクロークに預けるにも便利。

 

ただし開場間近や開演間近になると、混雑して受付まで時間がかかるので注意が必要。終演後は荷物の受け取りまで時間もかかる。そちらも注意が必要。急いで帰る必要があるならば、トリのライブ前に荷物を受け取り、後方でライブを楽しむ方がいいかもしれない。

 

会場内にはコインロッカーもある。設置場所は以下の通り。

 

1〜8ホール エントランス

イベントホール

正面広場

※大(700円)中(400円)小(300円)

 

クロークよりも安い金額でしまうことができる。ただしクロークと違い出し入れは不可。1回出すと再利用する際にはまたお金を払わなければならない。

 

また24時を過ぎると追加料金(1日分)がかかってしまう。31日に開場から終演まで使うとしたら、2倍の金額が発生する。荷物が多く大きいコインロッカーを使用するならば、31日はクロークを使用した方がお得だ。

 

そして絶対に忘れないで欲しいことがある。

 

タオルをうっかりロッカーに入れないようにすることだ。タオルはあなたと2人で1つの関係。あなたが修二ならば、タオルは彰だ。絶対に肌身離さずにいよう。

 

 

食事について

 

会場内には多くの飲食店が出店している。人気店舗は並ぶ必要もあるが、腹ペコの状態で行っても問題なくメガラバできるだろう。

 

特にオススメの食べ物は湊屋のハム焼きとハム汁だ。

 

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これが絶品だ。食べた方がいい。むしろこれ以外食べなくてもいい。自分は去年のCDJではハム焼きとハム汁しか食べていない。ハム焼きは9本食べた。

 

ハム焼きは500円。ハム汁は400円。値段もフェス飯としてはお手頃価格。安価で焼きたての肉厚ハムと、心も温まる優しい味付けのハムを味わえる。

 

湊屋のハムを食べておけば問題はないのだが、注意点がある。それはタオルが必要不可欠であることだ。

 

食事を食べれば口が汚れる。それを拭かなければならない。特にハム汁は口の周りが汁まみれになる。汁まみれのままではライブも楽しめない。

 

そもそも飲食エリアを歩くだけでも、お腹が空いていればヨダレは垂れてくる。人前でヨダレは垂らすべきではない。みっともない。

 

ヨダレをすぐに拭えるように、必ずタオルは用意しよう。

 

 

フォトスポットで映えるタオル

 

タオルは実用性に優れているだけでなく、オシャレアイテムでもある。

 

会場内にはインスタ映えするフォトスポットがたくさんある。インスタ蝿が群がって写真を撮っている。写真は思い出に残せるし最高だ。

 

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フォトスポットで普通にピースで写ってもインスタ映えしない。「フェスに行ってきました感」も出てこない。

 

インスタ映えを狙うならばタオルが必要だ。好きなアーティストのタオルを広げるのだ。それだけで「フェスに行ってきました感」のあるフェスっぽい写真になる。

 

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 むさ苦しい男が5人集まっている写真だが、1人タオルを広げるだけでインスタ映え写真になる。タオルによってむさ苦しさを浄化される。タオルはオシャレアイテムなのだ。

 

オシャレの最先端を目指したい人はタオルは忘れないようにしよう。

 

 

眠くなったらどうすればいいのか?

 

我慢すべきだ。

 

リクライニングエリアやイベントホールの座席などで睡眠を取ることはできる。しかし席の数は限られている。31日は深夜になるとフロア後方の床で、屍のように転がっている客が大量発生する。

 

しかし混雑してくるとスタッフに起こされる。寝ることはできないと思った方がいい。レッドブルやモンスターなどのエナジードリンクを飲んで我慢しよう。近くにはイオンモールがある。23時までやっているので、そこでエナジードリンクを購入できる。

 

 

当然ながらタオルも必要だ。エナジードリンクを飲めば口が汚れる。タオルがなければ口を拭うことができない。眠くなったらよだれが垂れる。拭くためにタオルが必要だ。

 

リクライニングの椅子へ座り睡眠をとる場合もタオルが必要だ。寝顔を他人に見せるのは恥ずかしい。顔にタオルをかければ寝顔を隠すことができる。寝ている最中にヨダレが垂れてもバレない。タオルがヨダレを吸収してくれる。

 

タオルの存在に感謝しつつ、フェスの時間を楽しもう。

 

 

タオルの偉大さについて

 

ここまでタオルの重要性について語ってきた。しかし「タオルがそれほど重要なの?」とまだ疑問視している人もいるかもしれない。タオルは偉大な存在だということを理解するべきだ。音楽フェスの何倍も長い歴史がある。それだけの年月を人々に愛され続けているのだ。

 

タオルは150年以上の歴史がある。しかも姿形をほとんど変えずに人々の生活に溶け込んでいる。

 

1811年。フランスでテリーモーション原理が考案された。この原理の考案が現代まで続いているタオルの歴史の始まりだ。テリーモーション原理については下記の『日本タオル卸商連合会公式ホームページ』の説明を読んでもらいたい。

 

タオルの魂とも言えるテリーモーションの原理について – 日本タオル卸商連合会 公式ホームページ

 

これは革命だった。これがなければタオルが存在することもなかった。テリーモーション原理がなければ、我々は2019年になってもヨダレを垂らしても拭う物がなかったかもしれない。手でヨダレを拭うしかなかったかもしれない。汚い。

 

タオルの製造は1850年台にアメリカで始まった。日本にタオルの存在が知られ、製造が始まったのは1860年台になってから。1900年台になるとタオルは一般的な必需品になり、製造がより活発になった。庶民にとってもタオルは大切な存在になった。

 

それから約120年。今でもタオルは日常生活において必要不可欠な存在であり続けている。

 

それでいてタオルは進化を続けている。ガウンなどのタオル生地の製品も生まれた。スポーツタオルやストレッチヘアタオルなど、新しい素材のタオルも生まれてきた。

 

今ではタオルなしでの生活は考えられない。音楽のライブでもタオルは必要不可欠になった。

 

客だけでなくアーティストにとってもタオルは必需品だ。グッズの売り上げを確保するにはタオルはうってつけ。ライブ中に回させることで、新しいライブの楽しみ方を生み出した。SHISHAMOやヤバイTシャツ屋さんは、タオルに対してリスペクトを込めた曲を発表している。

 

L・O・V・E タオル

L・O・V・E タオル

  • ヤバイTシャツ屋さん
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTune

 

そろそろ理解できただろうか。音楽を愛する人にとって、タオルと音楽は切っても切り離せない大切な関係なのだ。

 

 

NO TOWEL NO LIFE.

 

 「NO MUSIC NO LIFE」という言葉がある。タワーレコードのコーポレートボイスだ。「音楽があることで気持ちや生活が豊かになる」という意味や想いが込められている。

 

これはタオルも同じではないだろうか。

 

タオルがあることで生活は豊かになっている。タオルがあるから風呂に入って体を拭くことができる。タオルがあるから汗を拭うことができる。タオルがあることで、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有することができる。タオルによって日本国憲法第25条は守られているのだ。

 

タオルがあることで気持ちも豊かになる。タオルがなければヨダレを拭えない。そのストレスや恥ずかしさで気持ちが落ち込む。タオルがあることで人間としての尊厳を守ることができるのだ。

 

それを忘れてはならない。タオルに敬意を持たなければならない。敬意を持って汗や涙やヨダレを拭うのだ。

 

「NO TOWEL NO LIFE.」

 

「タオルがあることで生活や気持ちが豊かになる」という想いが込められた言葉。この言葉を胸に、カウントダウンジャパンに参加してほしい。

 

あと、ついでに書いておきますが、チケットも忘れない方がいいです。

 

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