オトニッチ

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

2020年下半期個人的ベストアルバム20選

 

個人的に2020年の下半期で良いと思った音楽のアルバム20枚まとめてみた。

 

音楽に順位をつけるのは野暮なことだとは思う。あくまで個人的な趣味でノリで決めた順位だ。この順位が絶対ではないし、他にも良い音楽やアルバムはたくさんある。その上で個人的な趣味に合致した20枚を紹介しようと思う。

 

自分は鬼POP劇キャッチーなわかりやすい音楽が好きだ。もし鬼POP劇キャッチーな音楽が好きな人は趣味が合うと思うので参考にしてもらえたらと思う。

 

 

20位 嵐『This is 嵐』

This is 嵐 (初回限定盤) (Blu-ray Disc付)

This is 嵐 (初回限定盤) (Blu-ray Disc付)

  • アーティスト:
  • 発売日: 2020/11/03
  • メディア: CD
 

 

前作『untitled』は超絶名盤だと思っている。

 

国民的アイドルが実験要素を取り入れつつもポップスとして成立させる楽曲制作陣の手腕と、どんな曲を歌っても嵐のポップスとして成立させるメンバーに凄みを感じた。

 

それと比べると個人的には『This is 嵐』は手放しで絶賛はできない。

 

なぜなら自分は日本語を歌う嵐が好きで、声質に加工がされていないメンバーのユニゾンが素晴らしいと思っているからだ。嵐の歌声は言葉を伝える力がものすごく強いのだ。

 

だから英語詞メインの楽曲やオートチューンで加工された歌声に違和感を持ってしまう。

 

それは海外へ目線を向けたらトレンドを押さえた音で最先端かもしれない。しかし「JPOPとして日本語を伝える嵐」で勝負して欲しいと思っている。

 

それでも楽曲のクオリティはハイレベルだし、洋楽のトレンド要素とJPOPの良い部分がミックスされている楽曲群は素晴らしい。活動休止前では最後のアルバムなのに、新境地と言える挑戦をしてきた。


自分の理想とは違うけれど認めざるを得ない。次のアルバムを聴きたいと思ってしまうようなアルバム。いつかまた活動再開したら、『This is 嵐』を引っさげたライブを観たいし、そこの次のアルバムも聴きたい。
 

I Can't Wait For Christmas

I Can't Wait For Christmas

  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

19位 米津玄師『STRAY SHEEP』

STRAY SHEEP (アートブック盤(Blu-ray)) (特典なし)

STRAY SHEEP (アートブック盤(Blu-ray)) (特典なし)

  • アーティスト:米津玄師
  • 発売日: 2020/08/05
  • メディア: CD
 

 

間違いなく名盤だし、完成度も売上も今年の日本を代表するアルバムになるとは思う。

 

しかし自分は米津玄師について語る資格はない。その理由は下の記事に書いてあるので読んで欲しい。

 

↓詳しいレビューはこちら↓

www.ongakunojouhou.com

感電

感電

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

18位 Taylor Swift『evermore』

evermore [album deluxe edition CD]

evermore [album deluxe edition CD]

  • アーティスト:Taylor Swift
  • 発売日: 2020/12/25
  • メディア: CD
 

 

前作『folklore』の続編で姉妹的なポジションのアルバムという『evermore』。まさかの1年の間に2枚アルバムを出すというサプライズ。

 

前作の続きとも感じるようなフォーキーなサウンドだが、前作よりもキャッチーで明るい曲が多い。

 

似た方向性の曲が多いこともあり全体的に統一感がある。それでいて1曲ごとに聴いてみると、細かな音色やリズムの違いを感じて魅了される。

 

似ているようで全曲違う。同じような曲ばかりとは言わせないけれどまとまりがあるという、絶妙なバランスが取れている。

 

HAIMとのコラボレーションも相性がバッチリで良い。

 

そしてなによりもテイラーのメロディメーカーとしての魅力が最大限に発揮されていると感じる。やはりポップソングを作る天才だ。

 

no body, no crime (feat. HAIM)

no body, no crime (feat. HAIM)

  • テイラー・スウィフト
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

17位ASOBOiSM『OOTD』

OOTD [Explicit]

OOTD [Explicit]

  • 発売日: 2020/10/16
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

asoboismの1stアルバム。キャリアを重ねたベテランのアルバムかと思うぐらいに、めちゃくちゃ完成度が高い。

 

featuringで関口シンゴやサイプレス上野などの大物や、なみちえやDALLJUB STEP CLUBの森心言など才能ある若手が参加していることも、完成度が高い理由の1つだとは思う。

 

しかし1番はASOBOiSMの声質やメロディの良さが理由だ。

 

ヒップホップを軸にシティポップやR&Bなど様々な音楽を取り込んだトラックは個性的。メロディは全ての曲がキャッチー。

 

心地良くて何度も繰り返し聴きたくなるような作品。

 

あまのじゃく (feat. 関口シンゴ)

あまのじゃく (feat. 関口シンゴ)

  • ASOBOiSM
  • ヒップホップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

16位 Gorillaz『Song Machine: Season One - Strange Timez』

SONG MACHINE: Season One - Strange Timez

SONG MACHINE: Season One - Strange Timez

  • アーティスト:GORILLAZ
  • 発売日: 2020/10/23
  • メディア: CD
 

 

 様々なアーティストとコラボレーションして制作をするというコンセプトの『Song Machine』プロジェクトによって生まれたアルバム。そのため純粋なオリジナルアルバムではなく、企画物ではある。

 

しかしクオリティは半端なく高い。

 

コラボレーション相手の個性を引き出しつつも、きちんとGorillazの音楽にしているような感じ。そのため全く違うアーティストが参加しているのに作品に統一感がある。

 

また18曲という長尺のアルバムだが中弛みしない。それは参加アーティストがバラエティ豊かであることが影響しているはずだ。

 

統一感があるのにバラエティ豊か。しかもクオリティが高いという素晴らしいアルバム。

 

ちなみに日本からはCHAIがコラボレーションしている。

 

MLS (feat. JPEGMAFIA and CHAI)

MLS (feat. JPEGMAFIA and CHAI)

  • ゴリラズ
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

15位 HONNE『no song without you』

no song without you [Explicit]

no song without you [Explicit]

  • 発売日: 2020/07/03
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

とても優しいサウンドに思った。

メロウな曲や落ち着いた曲が多いこともあるが、聴いていて心が穏やかな気持ちになる。打ち込みの音が印象的な曲もあるが、それも聴いていて生々しくて、温かみがある。

 

心地よい音を徹底的に選別して選び抜いたサウンドに思う。それを丁寧に組み合わせて曲にしている感じ。そのこだわりに人間味を感じるのだ。だから優しく温かい音楽に思うのかもしれない。

 

サイケな曲やロックな曲もある。実験的な尖った曲もある。ポップな作品かというと少しだけ違うかもしれない。

 

でも全曲メロディがキャッチーであることは共通している。マニアックさとキャッチーさがほどよいバランスで、そこに人間味が加わることで聴いていてクセになる作品。

 

no song without you

no song without you

  • HONNE
  • エレクトロニック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

14位 UNISON SQUARE GARDEN『Patrick Vegee』

 

アルバムという作品として音楽を聴く楽しさや魅力を教えてくれたアルバム。

 

そう思うぐらいにリリースされてから何度も聴いている。アルバムである意味が強い作品なのだ。

 

楽曲はどれもがユニゾンの個性が爆発したロックサウンド。ポップだけど複雑でクールな音楽。どの曲もイントロからユニゾンの曲だとわかるぐらいの唯一無二さ。

 

「シングル曲をどのように聴かせるか」に拘った作品でもある。

 

制作時期が違うシングル曲が3曲収録されている。そのためアルバム曲と比べると雰囲気は違う。

 

しかし前の曲でシングル曲のタイトルや歌詞につなげるフレーズで楽曲を締めることで、まるで前の曲で次の曲を紹介するような形になっているのだ。

 

特に『弥生町ロンリープラネット』から『春が来てぼくら』への繋げ方はお見事。

 

その粋でオシャレな繋げ方によって、シングル曲も新鮮な気持ちで聴くことができる。1曲だけで聴く時と印象がガラッと変わる。

 

だからアルバムで聴くべき作品だし、アルバムという作品にすることで曲に魔法がかけられているのだ。

 

↓UNISON SQUARE GARDENの他の記事はこちら↓

弥生町ロンリープラネット

弥生町ロンリープラネット

  • UNISON SQUARE GARDEN
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

13位 Dominic Fike『What Could Possibly Go Wrong』

What Could Possibly Go Wrong [Explicit]

What Could Possibly Go Wrong [Explicit]

  • 発売日: 2020/07/31
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

現代の最高のポップスアルバムだと感じた。 

 

基本的にはヒップホップの要素が強いかもしれない。しかしロックやR&Bなど他のジャンルもミックスさせているような感じ。それでいてメロディはキャッチーリズムはシンプル。だから聴きやすい。

 

音数は少ないものの、様々な楽器を駆使しコーラスワークも工夫していたりと、聴いていて印象に残るフックも盛り沢山。

 

Z世代を代表するアーティストの1人だけあって、既存のものを上手く組み合わせて新しいものを作ることが得意なアーティストかもしれない。

 

1stアルバムにして文句のつけようがない名盤。SUPER SONICが中止になって来日もなくなってしまったことだけは残念。

 

Vampire

Vampire

  • Dominic Fike
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

12位 あいみょん『おいしいパスタがあると聞いて』

 

前作と比べると良い意味で肩の力を抜いているような作品。それによって楽曲の魅力やあいみょんの個性が際立っているような印象。

 

アルバム全体としては統一感があって、自然と最初から最後まで聴いてしまう。しかし1曲ずつを注意深く聴くと細かい工夫や仕掛けもあって面白い。個人的にはあいみょんのアルバムで最も好きな作品。

 

初回限定盤のCDにのみ付属されている弾き語りアルバムも素晴らしいので、ぜひとも初回盤のCDを聴いてほしい。

 

↓詳細なレビューや感想は記事にしています↓

マシマロ

マシマロ

  • あいみょん
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

11位 ラブリーサマーちゃん『THE THIRD SUMMER OF LOVE』

THE THIRD SUMMER OF LOVE

THE THIRD SUMMER OF LOVE

 

 

めちゃくちゃ良い。彼女にとって過去最高傑作と思えるほどに。

 

今までのラブリーサマーちゃんは宅録ぽさを感じるサウンドで、渋谷系の系譜を辿りながら2010年代の音楽にした作品が多かった。

 

それが2020年になってライブハウスで演奏しているような音色で、バンドサウンドが魅力的な作品を出してきた。90年代のJ-POPやUKロックの影響を感じるようなサウンド。それがラブサマちゃんと相性がいい。

 

ポップで個性的なメロディと、落ち着いた雰囲気の少し気の抜けたボーカルがバンドサウンドに重なる。それがクールでクセになる。

 

しかも90年代リバイバルかと思いきや現代のエッセンスも加えている。単純なリバイバルではなく最新のサウンドだ。

 

AH!

AH!

  • ラブリーサマーちゃん
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

10位 Declan McKenna『Zeros』 

ゼロス

ゼロス

 

 

重いロックサウンドながらポップなキラキラ感もあって、太くて芯のあるボーカル。久々にギターが前面に出た音楽を作るイギリスの若手アーティストが出てきた気がする。

 

ビートルズなどの60年代から70年代の英ロックからの影響を感じる。そんな懐かしさを感じるサウンドに、Z世代の感性をミックスさせて魅力的な音楽にしたような感じ。

 

ルーツの音楽へのリスペクトがありつつも、真似をするわけではなく、それを超えるような意識で自分の作品を作る。それが成功している。

 

現時点でも才能が爆発しているけれども、これからさらに進化する予感さえ与えてくれる作品。

 

久々に世界でロックを盛り上げてくれそうなロックアーティストが名盤を出してくれた。

 

You Better Believe!!!

You Better Believe!!!

  • Declan McKenna
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

9位 bdrmm『Bedroom』

Bedroom (歌詞・対訳・解説付き/ボーナストラック収録)

Bedroom (歌詞・対訳・解説付き/ボーナストラック収録)

  • アーティスト:bdrmm
  • 発売日: 2020/07/08
  • メディア: CD
 

 

 耳が痛くならないタイプのシューゲイザー。クリーンなギターサウンドが印象的なシューゲイザーバンドのアルバムだ。どことなくポップに感じるのもそれが影響しているかもしれない。

 

音が柔らかくて優しい。それはギターをかき鳴らすのではなく、アルペジオで弾いていることが多いからだろうか。しかし聴いていて音の洪水を浴びるようなシューゲイザー的な感覚もしっかり味わえる。

 

1曲1曲が良いというよりも、アルバムとして通して聴いた時にグッと来る作品という感じ。気づいたらどっぷりと深みにハマってしまう。

 

A Reason to Celebrate

A Reason to Celebrate

  • bdrmm
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

8位 Cody・Lee(李)『生活のニュース』 

生活のニュース

生活のニュース

  • アーティスト:Cody・Lee(李)
  • 発売日: 2020/12/16
  • メディア: CD
 

 

詳細な感想は別の記事にもかいたので、そちらを読んで欲しい。

 

1stアルバムなのにバンドの個性が完成されているし、ルーツの音楽へのリスペクトも感じる名盤。

 

特にフジファブリックのファンは気に入ると思うので聴いて欲しい。

 

↓詳細な感想はこちら↓

桜町

桜町

  • Cody・Lee(李)
  • J-Pop
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

7位 Paul McCartney『McCartneyⅢ』

 

 78歳のめちゃくちゃキャリアのある超有名ベテランアーティストが作ったアルバムとは思えない。

 

全ての楽器をポール自身が演奏している作品。専門外の楽器も演奏しているので、演奏自体のクオリティは高くないかもしれない。それでも音楽を鳴らすことの喜びや、音楽を作ることを楽しんでいる空気が音から伝わってくるのだ。

 

ベテランなのに初期衝動を感じるようなロックサウンド。そして楽器や歌声が生々しく感じる音色も心地よい。1曲目のインスト曲『LONG TAILED WINTER BIRD』からしてもアコースティックギターの音が生々しくて、まるでスタジオで鳴らされている音をそのまま聴いているような気持ちになる。

 

ビートルズを彷彿とさせるような曲も有れば『DEEP DEEP FEELING』のように8分を超える壮大で実験的な楽曲もある。ベテランなのに手癖で作品を作らずに、新しい方向性の音楽を模索して制作している。しかも生々しいサウンドで。

 

ポールマッカートニーはまだまだ現役どころか、まだまだ進化していると感じるアルバム。

 

Long Tailed Winter Bird

Long Tailed Winter Bird

  • ポール・マッカートニー
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

6位 Mom『21st Century Cultboi Ride a Sk8board』

21st Century Cultboi Ride a Sk8board

21st Century Cultboi Ride a Sk8board

  • アーティスト:Mom
  • 発売日: 2020/07/08
  • メディア: CD
 

 

Mom、3作目にして最高傑作を作ってしまった感。

 

個人的に7月にリリースされた邦楽アルバムではダントツナンバー1のお気に入り作品だし、1月〜6月までの作品を含めてもトップクラスのお気に入り作品。

 

1stアルバム『PLAYGROUND』は良い意味でチープさがあって手作り感ある作品だった。それがたまらなく心地良くて最高だった。2ndアルバム『Detox』はチープさは抑えられ、きっちりと作り込まれてポップさが増した感じ。それも良かった。

 

そして3rdアルバム『21st Century Cultboi Ride a Sk8board』では少しだけドープになり、それでいてトラックも徹底的に作り込まれている感じ。そしてリリックも鋭い視点でグサっと胸に刺さる。

 

『マスク』のようなコロナ禍の現在を皮肉った楽曲もあったりと「今聴くべき音楽」になっていることも流石。

 

マスク

マスク

  • Mom
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

5位 Beabadoobee『Fake It Flowers』

Fake It Flowers

Fake It Flowers

 

 

世間では80年代リバイバルがブームで、音楽シーンでもここ数年はその流れがあった。

 

それに対してBeabadoobeeは、90年代から2000年代のリバイバルに感じるアルバムを出してきた。

 

オルタナやグランジの影響を感じる曲や、キャッチーなギターポップが多いアルバム。少し不安定ながらも耳から離れない独特な声質や歌唱もクセになる。どことなくノスタルジックな雰囲気で懐かしさを感じるアルバムである。

 

しかしリバイバルしただけでなく、個性も新しさも感じる。音色やミックス、編曲は2020年代にアップデートされているようにも感じる。

 

ノイジーだったりリバーブがかかっているボーカルをロックサウンドに重ねるのも、今の時代だからこその発想に思う。

 

彼女にとっての1stアルバムだが、すでに他とは違う個性や存在感を出しているし、クオリティもめちゃくちゃ高い。

 

すでに注目されている人気アーティストだが、これからさらに人気が上昇する予感。

 

Care

Care

  • ビーバドゥービー
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

4位 eill『LOVE/LIKE/HATE』

LOVE/ LIKE / HATE

LOVE/ LIKE / HATE

  • アーティスト:eill
  • 発売日: 2020/11/04
  • メディア: CD
 

 

eillが「ブレイク前夜」であることを確信してしまうような名盤。

 

前作はソウルミュージックの影響が強い作品だったが、今作はバラエティ豊か。R&Bを軸にしつつもポップで明るい曲や、アコースティックの落ち着いた楽曲にも挑戦している。

 

世界的なブームである80年代リバイバルの雰囲気も取り入れつつ、様々なジャンルを組み合わせてJPOPとして成立する作品を作った感じだ。

 

そしてeillの歌唱力の高さと、メロディメイカーとしてのバツグンのセンスの感じる。絶対に今のうちから注目しておくべきアーティストだ。

 

片っぽ

片っぽ

  • eill
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

3位 Leah Dou『GSG MIXTAPE』 

GSG MIXTAPE

GSG MIXTAPE

  • 発売日: 2020/11/27
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

これは凄い。

 

何がすごいかというと、流れてくる全ての音色が心地よすぎること。心地よすぎて気づいたら最初から最後までアルバムを通して聴き終わっているような感じ。そして心地よすぎるから再び聴きたくなるような感じ。

 

音が心地よいだけでなく歌声も心地よいし、メロディも聴いていて落ち着く。

 

このアルバム、まったく隙がない。音楽としても素晴らしいけれども、どちらかというと音として素晴らしい作品。

 

LUV U ALIEN (feat. victor ma)

LUV U ALIEN (feat. victor ma)

  • リア・ドウ
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

2位 藤原さくら『SUPERMARKET』

 

 藤原さくらの最新作、個人的には過去最高傑作。

 

今作は「売れる曲かどうか」はあまり意識せずに創っているように感じた。自身の好きな音楽を自身の作品に取り入れ、好きなことをとことん突き詰めて突っ切ったようなアルバム。

 

それでいて参加しているミュージシャンやアレンジャーは多彩。藤原さくらのやりたい音楽を徹底的にサポートして最高の形にしている。

 

 前作は他社の意見や会社の売り出し方などの方向性も考慮したアルバムだったが、藤原さくらのセンスを信じて任せた方が良い音楽が生まれることを証明している。

 

しかしメロディはキャッチーだしJ-POPが好きな人にも受け入れられるであろう要素はある。

 

玄人上受けするようなマニアックでコアな音楽をやりつつもキャッチーさは忘れない。それが藤原さくらの強みであり個性だと思う。

 

Monster

Monster

  • 藤原さくら
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

1位 銀杏BOYZ『ねえみんな大好きだよ』

ねえみんな大好きだよ(初回盤)

ねえみんな大好きだよ(初回盤)

  • アーティスト:銀杏BOYZ
  • 発売日: 2020/10/21
  • メディア: CD
 

 

こちらこそ、銀杏BOYZのことが大好きだよ。なんてことを言いたくなってしまう。

 

「最高」という言葉以外が出てこない。本当に最高なアルバムなのだ。

 

上手いとか下手とか、良いとか悪いとかを超えた、心に突き刺さる演奏と歌声。CDなのに聴き終わってから、ライブに行ったかのような臨場感と生々しさと感動と余韻が残る。

 

特にずっと銀杏BOYZの音楽を聴いて、救われ続けた人にこそ響く作品だと思う。このアルバムを聴いた時が、心から笑える日になるはずだ。

 

恋は永遠  feat.YUKI

恋は永遠 feat.YUKI

  • 銀杏BOYZ
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

まとめ

1位 銀杏BOYZ『ねえみんな大好きだよ』

2位 藤原さくら『SUPERMARKET』

3位 Leah Dou『GSG MIXTAPE』

4位 eill『LOVE/LIKE/HATE』

5位 beabadoobee『Fake It Flowers』

6位 Mom『21st Century Cultboi Ride a Sk8board』

7位 Paul McCartney『McCartneyⅢ』

8位 Cody・Lee『生活のニュース』

9位 bdrmm『Bedroom』

10位 Declan McKenna『Zeros』

11位 ラブリーサマーちゃん『THE THIRD SUMMER OF LOVE』

12位 あいみょん『おいしいパスタがあると聞いて』

13位 Dominic Fike『What Could Possibly Go Wrong』

14位 羊文学『POWERS』

15位 HONNE『no song without you』

16位 Gorillaz『Song Machine: Season One - Strange Timez』

17位 ASOBOiSM『OOTD」

18位 Taylor Swift『evermore』

19位 米津玄師『STRAY SHEEP』

20位 嵐『This is 嵐』

 

↓上半期個人的ベストアルバムはこちら↓