オトニッチ

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

【レビュー・視聴】有安杏果(ももクロ)『ココロノオト』ももいろクローバーZとは違う魅力があるソロアルバムの感想

「アイドルとしてはできないことをやりたい」 グループアイドルはももクロに限らずメンバーがソロ活動で歌を歌うことは珍しくはない。例えばAKBグループでもソロでCD出している人もいるわけじゃないですか。歌が上手いと言われている山本彩とか。先日発売し…

<ライブレポ>ペンライトもコールもない方がアイドルは輝く?エビ中の生バンドライブ『ちゅうおん』で感じたこと

ライブの余韻って何日続きますか? この記事を書いている時点で、ライブから既に2週間以上経っている。9月23日に行われた私立恵比寿中学のライブ。 「エビ中 秋風と鈴虫と音楽のしらべ 題して『ちゅうおん』2017」。 余韻が2週間以上醒めないんだよ。物凄く…

Hi-standardの『THE GIFT』を買う若者はハイスタの音楽の良さは理解できない?【新譜の感想】

18年ぶりのアルバム Hi-standardが18年ぶりにアルバムをリリースした。 きっと、メジャーデビューしている大人気バンドがアルバムをリリースするより話題になると思うし売れると思う。 語弊があるかもしれないが、どんな内容でもリリース前からヒットが約束…

山下達郎もライブでの合唱は良いと思っている~ライブで客が歌うことについてどう思う?~

ライブマナーは炎上案件 ライブへ頻繁に行く人ならわかると思うんですが、ライブマナーについての意見は度々SNSで話題になり議論になるんですよ。 先日、山下達郎のラジオでの発言について話題になりました。 ラジオでどのような発言があったかと言うと、リ…

BiSのプー・ルイのダイエット企画は摂食障害の危険性とは違う問題もある

話題作りで大きくなったBiS 大袈裟に聞こえるかもしれないが、BiSは日本のアイドル界で革命を起こしたグループの1つだと思っている。 BiSの登場前まではキラキラした華やかなアイドルが殆どだった。 曲や歌詞もアイドルソングのテンプレートのようなものが…

氣志團万博へ行き夏フェスは音楽を聴きに行くものではないと気づいた

初めて行って来ました 氣志團万博2017。 初めて氣志團万博という音楽フェスへ行って来た。 千葉県で行われた野外音楽フェスなんですが、これがとても良いフェスだったんです。 出演者や環境やロケーションなどの「良い野外フェス」の一般的な条件やイメージ…

大森靖子とYogee New Wavesはゲスの極み乙女。を聴いて落ち着こう

穏やかではないですね ミュージシャンなどの表現者は、自分の思想や作品をとても大切にしてある人が多い。 それは人気ミュージシャンだけではなく、音楽を本気でやっている人はみんなそうなんだろうなと思う。 どちらも好きなんですよ。 CDも持っているしラ…

【アルバムレビュー・視聴】奥田民生『サボテンミュージアム』感想とおすすめポイント

自分も奥田民生になりたいボーイ 奥田民生ってかっこいいなと思う。 音楽的な部分はもちろんなんだけど、人柄というか生き方と言うか、存在自体が個性的でかっこいい。 あんなふうにゆるく生きれたらと思うけども、自分がゆるく生きようとしても奥田民生には…

Maison book girl(ブクガ)とSUPERCARの共通点とヤバさについて

最近おかしなグループ増えてますよね ここ数年アイドルブームが過熱しているせいなのか、おかしなアイドルグループが増えてるんですよ。 それはキャラクターやコンセプトが変わっていたり、扱っている楽曲が変わっていたり。 その〝おかしさ〟のせいで色物扱…

大森靖子とTK(凛として時雨)のコラボ作『draw (A) drow』を聴いて感じたコラボの難しさ

家系ラーメンとパンケーキ 個性には様々な個性があるわけで、合う個性と合わない個性があったりする。 なんとなく合いそうだなと思う個性の組み合わせもあると思うが、その個性が合うかどうかは実際に合わせてみないとわからない。 そんなことを大森靖子の新…

夢みるアドレセンスのバンドマンとの関わり方が贅沢すぎるんじゃない?

かわいいだけじゃなかった 「カワイイだけじゃダメなんですか!?」 これがキャッチフレーズの、夢みるアドレセンスというアイドルグループ。 なかなか挑発的なキャッチフレーズだ。 同性から反感食らいそうなキャッチフレーズだけど、意外と女性ファンも多…

ヤなことそっとミュートとBiSHとPass Code。この3組の明らかに違う部分と明らかに同じ部分

ロック系のアイドル多くない? 「アイドルらしからぬパフォーマンスをするアイドル」 「アイドルらしからぬ楽曲を歌うアイドル」 5~6年前ならばマイノリティで面白がられたこういったキャッチコピーのアイドル。 でも、今はそのキャッチコピー、全然新しくも…

【アルバムレビュー・視聴】桑田佳祐『がらくた』感想とおすすめポイント

ソロ30年目の衝動 CDのジャケットに貼られていたシールにはこんな言葉が書いてあった。 「ソロ30年目の衝動」 桑田佳祐が6年ぶりにリリースした最新アルバムの『がらくた』である。 サザンオールスターズでの活動はもちろん、ソロの楽曲でもヒット曲を多く生…

岡崎体育の感情のピクセルが叩かれてレキシのKATOKUが叩かれない理由

何かと勘違いされる岡崎体育 岡崎体育の感情のピクセル。 個人的には好きな曲だし名曲だと思うんですよ。 発表当初に歌詞の考察までしたぐらいに。 関連記事:岡崎体育”感情のピクセル”の歌詞の意味を考察と解釈~ワニさんが仲間に入れてもらえない理由~ - オ…

コレサワの”たばこ”の歌詞がぶっ飛んでて切ない理由を説明する【意味を考察】

コレサワって知ってます? 2017年にメジャーデビューしたシンガーソングライターの中でも特に異彩を放っている人がいる。 それがコレサワ。 まずは見た目。 なぜか頭に着ぐるみをかぶっている。 これだけでインパクトある。 8Fでもディスプレイ付けて展開し…