オトニッチ

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”あざといバンド””おいしくるメロンパンのシュガーサーフなど代表曲おすすめアルバムを紹介

なにもかもあざとい

thirsty

おいしいメロンパン、いや違う、おいしくるメロンパン?

その変わったバンド名は一度見たら覚えてしまう。

 

おいしくるメロンパン。

 

この名前を付けるのがあざとい。

だって、こんな名前見たら気になっちゃうじゃん。

それを狙ったうえで、こんなわけわからない名前付けたでしょ。

 

あざとい。

CDのジャケットを見てみる。

なんかおしゃれ。

 

あざとい。

 

「俺たちこんな変な名前なのにおしゃれなんだぜ♪」感。

 

あざとい。

 

曲を聴いてみる。

透き通ったボーカルの声とクリーンなギターの音。

そして、演奏もしっかりしている。

 

あざとい。

 

「俺たちこんな名前なのにしっかりした音作りしてますよ♪」感。

 

あざとい。

 

でも、あざといのに気になってしまう。

あざといのに聴いてしまう。

あざとすぎて、彼らはこのあざとさで気になってしまうリスナーを増やして売れていくんじゃないかと思えるぐらい。

 

そんなあざといバンド、おいしくるメロンパンを紹介する。

 

おいしくるメロンパンとは

 

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2015年結成の3人組ロックバンド。

 

メンバーは左から、

峯岸翔雪(ベース)

ナカシマ(ボーカル、ギター)

原駿太郎(ドラム)

 

もう、この写真のポーズもあざとい。

 

2015年から東京を拠点に活動を開始し、2016年のロッキングオン主催のアマチュアコンテスト、「RO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVAL」で優勝をしたことで注目を集めた。

そこからは、あざとさで快進撃を進め、人気も上昇。

2016年12月にはインディーズで初の全国流通ミニアルバム、thirstyをリリースした。

 

ちなみに、メンバーの影響を受けたミュージシャンとして、相対性理論、フジファブリック、andymori,ブランキージェットシティなどを上げている。

 

音楽の趣味が良い。

それもあざとい。

 

ちなみに、公式サイトに書いてある、彼らのキャッチフレーズが下記だ。

 

”透明感のある歌声とソリッドな演奏。甘酸っぱいメロディを奏でる3ピースのギターロックバンド。”

 

あざといあざといあざといあざとい。

 

そんなあざといバンド、おいしくるメロンパンがどれだけあざとい曲を出しているのかを聴いてほしい。

 

シュガーサーフ(収録アルバム:thirsty)

  ↓画像クリックで動画が開きます。


おいしくるメロンパン「シュガーサーフ」

 

この曲は1stミニアルバム、thirstyに収録されている曲。

 

疾走感がある曲で、ドラムが良い。

ギターの演奏もandymoriのようだ。

 

疾走感はあるが演奏は丁寧。

おしゃれなカッコ良さがある。

 

でも、バンド名は”おいしくるメロンパン”。

つまり、何をしてもあざとい。

 

thirsty

thirsty

 

 

色水(収録アルバム:thirsty)

  ↓画像クリックで動画が開きます。


おいしくるメロンパン「色水」

 

今のおいしくるメロンパンの代表曲と言えるであろう曲。

 

乾いたギターの音とよく通るボーカルの声で始まる曲。

思わず聴き入ってしまう。

 

やはり疾走感はあるが丁寧な演奏。

若いバンド特有の荒々しさよりも、丁寧に曲を作り編曲していることがうかがえる。

 

3ピースでできる最大限のかっこいい演奏をしようとしているように感じる。

まだ若手なのに自分たちのバンドの世界観を持っているように感じる。

 

そして歌詞が良い。

 

色水になってく 甘い甘いそれは

君と僕の手の温度で 思い出を彩ってく

寂しくはないけど ちょっと切なくて

流し込んだ空の味

 

なんか、おしゃれ。

流し込んだ空の味という表現が独特で印象に残る。

 

でも、バンド名は”おいしくるメロンパン”

つまり、何をしてもあざとい。

 

こちらも1stミニアルバムのthirstyに収録されている。

というか、まだ全国流通のCDはthirstyの1枚しかリリースしていないので、気になったら、このミニアルバムを聴くことがおすすめ。

 

thirsty

thirsty

 

 

ライブでもあざとい

  ↓画像クリックで動画が開きます。


おいしくるメロンパン 色水(RO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 入賞選考 ライブ映像)

 

ライブでもしっかり演奏できている。

楽器の音が良い。

 

しっかりライブでも音作りを心掛けているのだろう。

 

でも見てほしい。

動画のサムネ画像のボーカルのドヤ顔を!

 

見てほしい。

演奏を始める前に全員で手を挙げて「はい!おいしくるメロンパンです!」というところを!

 

見てほしい。

客に手拍子をあおるときのベースの手の叩き方を!

 

見てほしい。

ドラムの少しダサいけどかわいらしいTシャツを!!

 

見てほしい。

演奏を終わった後のドヤ顔カメラ目線でのベースのピースサインを!!!

 

イラつくレベルであざとい。

なんか、曲や演奏が良いのもムカついてくるレベルにあざとい。

 

あざといあざといあざといあざと(ry

 

あざとすぎて他の曲もどれだけあざとく演奏するのか観たくなってくる。

 

これからのおいしくるメロンパン

 

多分ね、このあざとさはずっと続きますよ。

 

このあざとさで結成してまだ2年なのに全国流通のCDを出すレベルまで成り上がってるんだもん。

 

あまりにもあざとすぎてムカつくので、これからもどれだけあざとい曲を出すのか注目しておこうかと思う。

 

ちなみに、ミニアルバムのタイトル『thirsty』は日本語に翻訳すると、『乾いた』という意味。

 

メロンパンを食べて口の中が乾いたってことか!?

 

最高にあざとい。