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元KAT-TUN田中聖の逮捕で思い出した”渋谷のタワレコ”と岡村靖幸への憧れ

元KAT-TUNの田中聖が逮捕された

 

田中聖の大麻所持での逮捕。

これね、びっくりした。

本人は否認しているらしいけどさ。

 

見た目とか雰囲気でやっていそうか、やっていなさそうかという話ではなく、かつてのトップアイドルグループのメンバーだったから衝撃はある。

しかも、逮捕の前日に田中聖について触れたエントリも自分は書いていたからさ。

 

www.ongakunojouhou.com

 

警視庁の調べによりますと、24日午後6時すぎ、東京・渋谷区道玄坂の路上で、大麻を所持していたとして、大麻取締法違反の疑いが持たれています。

パトロールにあたっていた警察官が不審なワゴン車を見つけ、乗っていた田中容疑者に職務質問したところ、車内から大麻が見つかったということです。

警視庁は、入手ルートなどを調べています。

本人は「僕のじゃありません」と容疑を否認している。

(NHKニュース)

 

渋谷か。

確か酒井法子の元旦那も渋谷の道玄坂で逮捕されたよなと思い出したり。

でも、芸能人や著名人が薬物で逮捕されると、自分が真っ先に思い出すのは岡村靖幸だ。

 

岡村靖幸を知ったのは中学の頃

 

清原和博が逮捕された時もそうだ。

ASKAが逮捕された時もそうだ。

 

自分がその時に思い出してしまうのは、岡村靖幸だ。

岡村靖幸も以前覚せい剤使用で逮捕されている。

 

エチケット(パープルジャケット)

 

岡村靖幸は1986年にデビューしたシンガーソングライター。

自分が生まれる前にデビューしている。

だから、自分と同年代はファンがいないどころか、存在すら知られていないことも多い。

 

自分が岡村靖幸を知ったきっかけは、ブックオフで読んだ昔のロッキングオンジャパンがきっかけだ。

そして、ある意味、岡村靖幸は自分の人生を変えた人物の一人と言っていい存在でもある。

 

ひねくれていた自分の中学時代

 

中学生の頃、中2病真っ只中だった自分。

音楽といえばロッキングオンとロッキングオンジャパンが推しているアーティスト以外は認めないぐらいな 厨二病だった。

厨二病の中でも、かなりイタいタイプで、普通に掲載されているアーティストを好きになると学校の一部の友人と趣味が被ってしまい、そのことが気に入らなかった。

そのため、自分の世代よりも少し前のロキノンに載っているアーティストを聴くようになる。

 

ブックオフに行って昔の音楽雑誌を立ち読みし、そこに載っている“自分は知らないけど、評価が高そうなアーティスト”を見つけて、名前をメモし、TSUTAYAでCDをレンタルする日々だった。

例えば、97年組と呼ばれた、くるり、SUPERCAR、ナンバーガール、中村一義などを聴いたりとだ。

この4組は曲を聴いてすぐに気に入った。

自分よりも少し上の世代の人が聴いていることが多い音楽だが、学校の友達にもCDを貸したり、曲を聴かせたりした。

あまり気に入ってくれる人はいなかったんだけどね。

 

中には自分の全く好みでないアーティストもいた。 むしろ好みではないことの方が多く、TSUTAYAで借りたCDの半分ぐらいは、無理して聴いたりもした。

そんな中、自分でも、この人の作る曲が好きなのか嫌いなのかわからないような、不思議なアーティストがいた。

自分にとってピンと来たのか来ていないのか、よくわからなかったけど、だけど、なにかが引っかかって、忘れられない音だった。

それが、岡村靖幸だった。

 

カルアミルク

カルアミルク

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  • J-Pop
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  • provided courtesy of iTunes
あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう

あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう

  • 岡村靖幸
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特にひっかかっていたのが、”カルアミルク”と”あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう”。

今まで自分が聴いていた音楽と比べると”異質”に感じて、好きなのか嫌いなのか判断できない音楽。

でも、これがかっこいい音楽なんだということだけは感じた。

これを理解するには中学生の自分にはまだ早いのかもしれないと感じた。

 

岡村靖幸が逮捕された

そんな頃のこと。

学校から帰ってきてテレビを見ると、ニュース番組で、聞き覚えのある名前が聞こえた。

岡村靖幸だ。

 

岡村靖幸が覚せい剤所持で逮捕。

 

正直、その頃の自分は厨二病だ。

ミュージシャンやアーティストならクスリで捕まって箔がつくと本気で思っていた。

今思うと、自分の考えもおかしいなと思うんだけども、本気で「海外のミュージシャンみたいじゃん」と思っていた。

むしろ、この出来事で岡村靖幸に対して、一層興味を持った。

 

タワーレコード渋谷店へのあこがれ 

この事件について調べると、どうや渋谷のタワーレコードで覚せい剤を使用していたということがわかった。

静岡の田舎に住んでいた自分は、タワーレコードの存在を実は知らなかった。

CD屋といえば、すみやという地元のCD屋しか知らなかった。

 

そして、タワーレコードについて調べた。

渋谷のタワーレコードは9階建てらしい。

自分の知っているCD屋で、大きいとありがたがっていたすみやでさえ2階建てだった。

そして、店内でアーティストのイベントやライブが、毎日のように行われるらしい。

 

衝撃だった。

都会と地方の格差を改めて感じた。

そして、岡村靖幸がトイレに行くほど、気軽に有名人も訪れるということにも驚いた。

CDの発売日になれば、アーティストやアイドルがタワレコに挨拶にきて、サインを書いたり、写真を撮ったりするらしい。

そこでファンとも交流をすることもあるらしい。

 

なにそれ、最高なんだけど。

 

自分にとって東京が憧れの場所になる理由になった。

東京に行けば、もっと色々な音楽が聴けるんだと想像した。

さらに調べると、自分が好きなバンドは静岡に来ないのに、東京では頻繁にライブをやることも知った。

静岡にツアーでも来たことがないバンドが東京だと毎月、毎週のようにどこかしらでライブをやっていることを知った。

中学生や高校生でも学校帰りにライブに行っているという話も聞いた。 それも特別な行事というよりも、カラオケに行くぐらい気軽に。

自分にとってライブへ行くということは、1年の中でも大きなイベントで、とても特別な事だったのに。

 

中学生で将来上京することを決めた 

岡村靖幸の逮捕をきっかけに、いつか自分は将来必ず東京に住むんだと決めた。

それから高校に入り、卒業し、大学は関東の大学に入学した。

正直、学部だとかそんなことは関係なく、自分の能力で行ける東京に近い大学ならどこでも良いと思って、志望校を決めた。

その決め方が良い決め方だとは思わないけども、それによって夢が1つ叶ったのだ。

 

大学進学で引っ越し、一人暮らしを始めて住んだ場所は、東京ではないけれど東京にもすぐに行ける場所。

渋谷には電車で40分ほどで行ける場所。

渋谷のタワレコにも、よく行った。

タワレコのトイレも何度も行った。

たまに、この場所で岡村靖幸はクスリを使ったのかなあとか思いながら用を足した。

 

もしかしたら、岡村靖幸が逮捕されなければ、自分は東京に行こうとは思わなかったかもしれない。

それが渋谷タワレコのトイレでなければ、東京に憧れなかったかもしれない。

 

東京に出てきたことで、静岡では経験できなかった経験もできた。

東京で生活するには、地元にいるよりもずっと生活することにもお金はかかる。

逆に地元にずっといなければ経験できなかったこともあったかもしれない。

でも、東京に出てきたから、今の生活もあるし、東京に出てきたからこそ出会えた人もいる。

 

ある意味、この事件が自分の運命を変えた出来事かもしれない。

有名人が薬物で逮捕される都度思い出す、そんなこと。

 

でもそれと同時に思うこと。

岡村靖幸は3回逮捕され、最後に逮捕されたのは2008年。

9年前のことだが、今でも忘れずに彼が逮捕されたこと、犯罪をしてしまったことは覚えている。

岡村靖幸だけでない。

他の芸能人でも逮捕されたことは、世間の人はふとした瞬間に思い出したりする。

罪を償ったとしても、犯罪を犯したという事実は、法律を破ってしまったという事実は、忘れられることはないんだなということ。

少なからず、復帰したとしても、芸能活動をする上で、影響はずっとあるのだろう。

一般人が薬物などで逮捕されたら、芸能人やアーティスト以上に生活は大変なことになるのではないだろうか・・・・・・。

 

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