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ジャイアントパンダの赤ちゃんに捧げたい音楽を紹介する

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パンダで思い浮かべる人はこの人だった

上野動物園でジャイアントパンダの赤ちゃんが生まれたらしい。

そのニュースを知って自分が思い浮かべてしまうことは、パンダのことではない。

藤岡みなみだ。

自分の中では藤岡みなみ=パンダというイメージになっている。

 

 

藤岡みなみの存在を知ったのは、5年ほど前の新宿のタワーレコード。

偶然インストアライブが行われていた。

それはPANDA 1/2(パンダニブンノイチ)というユニットだった。

そのインストアライブで歌をうたいつつ、パンダへの熱い想いを語っている女性がいた。

それが藤岡みなみだった。

 

パンダのことばかり話すなと思いつつなんとなく観ていたが、これが意外と曲が良い。

その場でCDを購入しようとしたら、配信しかしていないとのことでダウンロードしてくれと。

タワレコは会場を貸したところで全く利益がでない。

なんじゃこりゃと。

それで印象に残ったこともある。

 

PANDA 1/2

PANDA! PANDA! PANDA!

 

 タレントの藤岡みなみとパンダのぬいぐるみのJames Panda Jr.の2名による音楽ユニット。

パンダにまつわる活動を中心にしており、上野動物園のパンダの出産や公開などパンダに何かがあればそれに伴い曲を発表をしていた。

キャッチコピーは『世界初のパンダ1頭と人間1人による音楽ユニット』世界初とあるが、2組目は現れないだろう。

 

メンバーの藤岡みなみは『ジャイアントパンダ研究科』としての肩書もあり、出身の上智大学ではパンダについての研究をしていたらしい。

 

しかし、藤岡みなみは2012年にはユニットを脱退してしまい、”藤岡みなみ&モンローズ”というバンドを組んでいる。

その後PANDA 1/2は新メンバーを加入したものの、現在はほとんど活動していない。

 

そして、このユニット、渋谷系が好きな人が聴くとより楽しめる音楽をやっている。

 

パンダへの愛を歌った曲 「PANDA! PANDA! PANDA!」

👇画像をクリックで動画になります



自分が最初に聴いたPANDA 1/2の曲で衝撃を受けた曲でもある。

だって、パンダのことについてこんなに歌っている曲、今までなかったのだから。

 

しかし、歌詞だけでなく、サウンドも面白い。

渋谷系を思い出させるようなアレンジとメロディ。

そして、クラムボンの原田郁子を思い出させるようなボーカルが気持ちよい。

 

この曲はあきらかにフリッパーズギターを意識しているであろう曲。

『Camera! Camera! Camera!』をオマージュしたことはタイトルや曲調や歌詞から明らかだ。

 

Camera! Camera! Camera! (Guitar Pop Version) / カメラ!カメラ!カメラ!(ギ

Camera! Camera! Camera! (Guitar Pop Version) / カメラ!カメラ!カメラ!(ギ

  • FLIPPER'S GUITAR
  • J-Pop
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

 

ファインダーの中をのぞく

いきなり3秒間の恋に落ちていく二人

 

上記は『PANDA!PANDA!PANDA!』の歌詞だが、フリッパーズギターの『Camera! Camera! Camera!』のサビの歌詞を引用している。(下記)

 

カメラの中3秒間だけ僕らは

突然恋をする

 

こういったオマージュも面白い。

 小沢健二のオマージュ 「中華街ウキウキ通り」

 👇画像をクリックで動画になります



タイトルからして小沢健二の『痛快ウキウキ通り』のオマージュです。

歌詞も『痛快ウキウキ通り』と同じように冬だし、メロディも小沢健二を思いださえるようなメロディ。

アレンジは小沢健二というより、フリッパーズギターの『恋とマシンガン』だろう。

少しcymbalsぽい雰囲気もある。

 

RALLY

RALLY

  • Cymbals/奥田 健介/坂 和也/にしの ちなみ/若森 さちこ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

でも、ただのオマージュとして片づけてしまうにはもったいないぐらい完成度も高い。

色物扱いされがちなコンセプトだが音楽としてはしっかり作りこまれている。

 

ピチカートファイブまでオマージュ『上海の夜は6時』

👇画像をクリックで動画になります。



これはタイトルからしてピチカートファイブの『東京の夜は7時』のオマージュですね。

 

東京は夜の七時

東京は夜の七時

  • 野宮 真貴
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

歌詞で”東京の夜を忘れて”というフレーズを入れてちゃっかり東京にも触れている。

曲のメロディやアレンジもピチカートファイブを意識しているが、銅鑼(ドラ)の音を入れたり、中華風のアレンジになっているのも面白い。

 

今ではCDはプレミア?

 渋谷系のオマージュをしつつも、クオリティの高い音楽を作ってきたPANDA 1/2。

しかし、売上的にはそれほどヒットはしなかった。

アルバムも1枚しかリリースできていない。

そして、そのアルバムは廃盤で新品で手に入れることが難しい。

 

音源を手に入れるとしたら、iTunesやAmazonでのダウンロードなどの配信でしか手に入れることができない。

 

上海は夜の6時

上海は夜の6時

  • PANDA 1/2
  • J-Pop
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

 音楽自体のクオリティは高く、評価も高い。

せっかくジャイアントパンダが産まれたのだから、このタイミングで新曲も聴きたかった。

もっと活発な活動をして欲しかった。

 

しかし、それも叶わぬ願いなので、生まれたばかりのジャイアントパンダの赤ちゃんには、過去のPANDA 1/2の楽曲を誕生記念に捧げたい。