オトニッチ-音楽の情報.com-

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

個人的2018年ベスト・アルバム20選(その1)

今年は洋楽も邦楽もごちゃ混ぜです

 

2018年も多くの音楽が生まれた。多くの新しい楽曲が作られ、多くの新しいアルバムがリリースされた。

 

自分も多くの曲を聴いたし、たくさんのアルバムを聴いた。たくさん感動したし、刺激を受けた。

 

その中でも特に印象的だった音楽アルバムや、特に感動した音楽アルバムを紹介してみる。2017年も書いていたが、去年は10作品を紹介した。今年は20作品を紹介する。

 

去年はどうせ洋楽を紹介しても需要があまりないから邦楽を聴く読者が多いので邦楽に絞ったが、今年は洋楽も邦楽もごちゃまぜ。本当に自分が良いと思った作品を自信を持って紹介するので、ぜひ読んで欲しいし、聴いて欲しい。

 

↓関連記事↓

 

20位 the 1975 『ネット上の人間関係についての簡単な調査』

 

 

ビートルズ的なサウンドと80年代ニューウェイブ的なサウンドを合体させ、メロディをレディオヘッド的にした後、隠し味に2018年のトレンドを加えたら、the 1975にしか作れない音楽になったという感じ。何を言っているかわからないかもしれない。大丈夫、自分も何言っているのかわからない。

 

それだけ説明するのが難しく、独特で他にない音楽になっていると言うことだ。

 

気づけば何度も繰り返しアルバムを通して聴いてしまうような作品。曲順もしっかり考えられていると思う。続けて聴くとめちゃくちゃ気持ちいいんだ。

 

ぜひアルバムを通して聴いてほしい作品。

 

Sincerity Is Scary

Sincerity Is Scary

  • THE 1975
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

19位  PELICAN FANCLUB 『Boy just want to be coulture』

 

これがメジャーデビュー作品となるペリカンファンクラブ。デビュー作からすごい作品を出してきたなと。新人バンドのはずなのに貫禄すら感じるサウンド。それなのに初期衝動も感じるような作品。

 

ギターロックバンドは星の数ほどいて、没個性のバンドもたくさんある。そんな中、ギターロックで他にはない個性を感じる作品だなと思う。

 

個人的に楽器の音作りがめちゃくちゃ好きなんだ。特にギターの音。心地よいしかっこいい。サウンドはどことなく海外のギターロックバンドの影響も感じる。しかし、きちんと自分たちの音にしている。

 

これからもっと飛躍するバンドではないだろうか。

 

Telepath Telepath

Telepath Telepath

  • PELICAN FANCLUB
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

18位 ザ・クロマニヨンズ 『レインボーサンダー』

 

 かっこいい。それが全て。レコードに針を落とした瞬間ロックンロールが全身に響く感じ。

 

ザ・クロマニヨンズのアルバムを聴くといつもそんな気持ちになる。特に今作の『レインボーサンダー』は1曲目のイントロから鳥肌がたった。

 

言い方は悪いが、ザ・クロマニヨンズは毎作品似たような作品をリリースする。凝ったことは殆ど行なっていない。シンプルなバンドサウンドのロックンロール。でも、それがめちゃくちゃかっこいんだ。

 

今までの作品もかっこよかったけど、『レインボーサンダー』は個人的に特に好きな曲が多い。1曲目のタイトルが『おやつ』なのにめちゃくちゃかっこいいんだ。そんなのザ・クロマニヨンズ以外にできるはずがない。

 

配信もストリーミングもされていない。CDかレコードでないと聴けない。個人的にはレコードで聴いてほしい。針を落とした瞬間、自分の部屋がライブハウスになった気分を味わえるから。

 

 

 17位 羊文学 『若者たちへ』

 

 去年あたりから音楽ファンの間では注目されていた羊文学。その1stアルバムが素晴らしい。

 

まず曲がめちゃくちゃいい。若いロックキッズに受けそうな激しいナンバーはない。その代わり、すっと心に染み入るようなロック。ミドルテンポなのに胸に熱いものがこみ上げるようなエモさ。

 

メロディがめちゃくちゃ良いし、歌詞も印象的なフレーズが多い。一時期きのこ帝国と比べられ、フォロワーのような扱いをされることもあた。しかし、今では全く違う音楽生で、『羊文学にしか出せない羊文学の個性』を持っているように思う。

 

あと、演奏も魅力的だ。基本的にメンバー3人の音とボーカルで構成されているが、どの楽器の音もいいし、演奏も地味ながら凝っている。

 

目立ちにくいバンドだから、まだ見つけていない人も多いかもしれない。しかし、このバンド、めちゃくちゃ凄いよ。聴くべき。

 

 

 16位 Jason Mraz 『Know.』

 

 今年聴いたアルバムで最も聴いていて多幸感溢れた気持ちになれた作品がジェイソン・ムラーズの新譜。グラミー賞も取っている超大物ミュージシャンだが、それも納得する完成度の新譜を出してきた。

 

メロディがとても良い。キャッチーで心地よく、すぐに覚えられて歌えるようなメロディ。 

 

最近の洋楽はリズムを重視した曲や打ち込みを多用した曲やヒップホップがトレンドではと思う。そんな中、生楽器が中心でメロディの良い曲を揃えたアルバムを出してくれたことが嬉しい。そして、それが名曲ばかりということも嬉しい。

 

メロディだけでなく、演奏もシンプルだけど、よく聴くと面白いフレーズを弾いていたりと、かなり作り込まれた作品だと感じる。

 

Unlonely

Unlonely

  • ジェイソン・ムラーズ
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 15位 アナログフィッシュ 『Still Life』

 

 正直な話、アナログフィッシュはここ数年全く聴いていなかった。

 

来年結成20周年のベテランバンドだが、ベテランでないと作れないような作品を出してきた。1曲目から聴いたことないような展開とコーラスワークの不思議な曲。そこからアルバムの世界観に引き込まれたら最後まで耳が離せなくなってしまった。

 

バラエティが豊かな作品でもある。全曲雰囲気も方向性も違う。全ての曲が刺激的。編曲がめちゃくちゃ凝っていて、聴く都度に発見もあるし、刺激を受ける。それなのにアルバム全体の流れが良いからまとまりもある。

 

勢いのある作品ではないかもしれない。それでも、勢いのある若手には絶対に作れないような世界観と完成度だと感じる。やばいです。このアルバム。

 

Copy & Paste

Copy & Paste

  • Analogfish
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 14位 SOLEIL 『SOLEIL is Alright』

 

 実力も才能もあるおじさんミュージシャン達が楽しみながら遊んでいるなあと思ってしまった。

 

サリー久保田とヒックスヴィルの中森泰弘が若い女の子をボーカルに迎えて結成した音楽ユニットのSOLEIL。おじさんの趣味が全開の60年代ブリディッシュロックを感じるようなサウンド。しかも全曲モノラル録音というこだわり。

 

そのサウンドに歌謡曲てきなメロディと歌詞が加わり、そんな昔のロックなんてしらないであろう女性ボーカルの歌声が乗っかる。すると昔にも今にもないような新鮮な音楽になる。

 

楽器の音や曲の構成は現代的ではないのに、ボーカルの声や歌い方は現代的。その組み合わせが新しいし、様々な音楽を掘り下げて聴いている人にはより面白いアルバムに感じるのではと思う。

 

卒業するのは少しさみしい

卒業するのは少しさみしい

  • SOLEIL
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 13位 カネコアヤノ 『祝祭』

 

 個人的に数年前からずっと「めちゃくちゃ良いから!」と言い続けてきたシンガーソングライター。それがカネコアヤノ。最近は少しづつ実力や才能も評価され始めているようにも思う。

 

それも当然だ。こんな素敵なアルバムを作ったんだから。

 

収録されている曲はシンプル。演奏も歌も。新しい音楽の形を提示したわけでもないし、ぶっとんだ構成の曲があるわけでもない。シンプルに良い演奏で良い曲が収録されている。

 

それでも強い個性は感じる。演奏もサポートミュージシャンなのに「カネコアヤノの正式バンドメンバー」と言いたくなるぐらいハマっているし、個性がある。すっと染み入るような作品。

 

やっぱりカネコアヤノはめちゃくちゃ良い。

 

↓関連記事↓ 

 

 

 12位 Hinds 『I don't run』

 

 このバンド、スペインのバンドなんですよ。全然スパニッシュなサウンドではないので以外に思ったが、どこの国っぽいかと聞かれても答えられない。国なんて関係なしにHindsが唯一無二のサウンドを鳴らしていということだろう。

 

ローファイなガレージロックなサウンド。それなのにガールズバンドだからか可愛らしさやポップさもある。なぜか南国のような陽気な雰囲気もある。どの曲を聴いても、その個性的な音が鳴っている。それが癖になる。

 

ガレージロックでこんな感想を持ったのは初めてだ。よく考えたら、Hindsって変なバンドなのかもしれない。もちろん、良い意味で。

 

 

 11位 ヨルシカ 『負け犬にアンコールはいらない』

 

 個人的に日本の音楽シーンで尖った音楽や新しい音楽をやろうとしているのはアイドルソングを作る作曲家やプロデューサーかボカロPかと思っている。

 

もともとボカロPだったn-bunaが結成した音楽ユニットのヨルシカ 。

 

バンドだとライブでやることも意識してか、ぶっ飛んだ編曲は少なかったりする。しかし、ボカロPだかか、このアルバムではぶっ飛んだ編曲も多い。でも、曲はキャッチーで聴きやすい。めちゃくちゃメロディが良い。普通に聴く分にはぶっ飛んだ編曲とは思えないぐらいにポップスとして完成している。

 

実は聴いた瞬間に「これは凄いことをしている」と思うような作品よりも、「よく聴くと、これは凄いことをしているんじゃ?」と気づかせてくれるような作品の方が凄いのかもしれない。

 

 

ページが重くなってきたので

 

動画やリンクを貼り付けていたら、ページが重くなってしまいました。これ以上長くしてしまうと、ページの読み込みに時間がかかってしまう。月末でスマホの通信制限がかかっている人はページすら開かなくなってしまう。 

 

というわけで、今回は20位から11位まで終わらせます。10位から1位までは別の記事に分けるので少々お待ちください。

 

20位 the 1975 『ネット上の人間関係についての簡単な調査』

19位 PELICAN FANCLUB 『Boy just want to be coulture』

18位 ザ・クロマニヨンズ 『レインボーサンダー』

17位 羊文学 『若者たちへ』

16位 Jason Mraz 『Know.』

15位 アナログフィッシュ 『Still Life』

14位 SOLEIL 『SOLEIL is Alright』

13位 カネコアヤノ 『祝祭』

12位 Hinds 『I don't run』

11位 ヨルシカ 『負け犬にアンコールはいらない』