オトニッチ

ニッチな音楽情報と捻くれて共感されない音楽コラムと音楽エッセイ

川谷絵音に謝罪したいことと感謝したいことがある件について

川谷絵音のことは信頼していない

 

川谷絵音の創る音楽は好きだ。物凄い才能を持っている天才だと思う。

 

しかし彼のことを自分は全く信頼していない。音楽以外に信頼すべき部分がない。世間を騒がせるスキャンダルも過去にはあったし、Twitterでもナチュラルに嘘をつくからだ。

 

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川谷絵音が先日投稿したツイートも真っ赤な嘘だ。彼の生活リズムは狂いまくっている。

 

朝型ではない証拠はいくらでも出てくる。早朝に起きることが稀にあるだけだ。enopediaに「川谷絵音はデタラメを言う」と記載して欲しい。

 

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音楽の才能だけはあるからファンも「朝型なんですね!」なんて気を使ってリプライを送る。嘘の魔法にかかったふしりてさ。

 

そんな川谷絵音が連日、同じような内容のツイートをしていた。

 

松屋の『ごろごろチキンのバターチキンカレー』についてのツイートだ。

 

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繰り返すが、川谷絵音は音楽以外の部分は信用できない。味覚についても信用できない。

 

ゲスの極み乙女。『セルマ』で〈一緒に飲んだ缶ビールの味が思い出せないんだ 酔わない方だったのにな〉 と歌っている通り、ビールの味を思い出せないぐらいに味覚音痴だ。

 

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しかし連日飯テロツイートをされると、信用できない男の発言だとしても気になってしまう。写真まで見せられると俄然気になってしまう。

 

音楽の才能だけでなく飯テロの才能も持っているのだ。自分はこのツイートを見て口から涎の雫が落ちたのさ。

 

ビビン丼を超えるバタカレ

 

もしも不味かったら川谷絵音と「あんたら最悪ですね」と目と目で言い合いたいと思いつつ、松屋へ行き『ごろごろチキンのバターチキンカレー』のチケットを券売機で購入した。

 

自分は松屋ではいつもビビン丼ばかり食べている。

 

松屋最強のメニューはビビン丼だと思っていた。多くの人に愛された絶品丼で、一度販売終了したもののファンの熱意に押されて復活した商品である。その復活は東京事変の復活と同じぐらいにインパクトがあった。

 

ちなみにビビン丼の販売中止期間は、川谷絵音の活動自粛期間と同じぐらいに短かった。短期間での復活でファンを喜ばせたのである。

 

だからバターチキンカレーよりもビビン丼の方が美味しいだろうと高を括っていた。しかも信用できない川谷絵音のおすすめ商品。美味いはずがない。

 

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しかしバターチキンカレーを食べた瞬間に、自分が間違っていたと気づく。

 

松屋のバタカレはめちゃくちゃ美味かった。

 

『キラーボール』を初めて聴いたときと同じぐらいにテンションが上がる美味しさだった。『夏夜のマジック』を初めて聴いたときと同じぐらい感動する美味しさだった。

 

川谷絵音に謝罪をしたい。信用しなかったことを申し訳なく思う。むしろ感謝の言葉を伝えたい。お礼を言わせて欲しい。

 

ありがとう絵音!

 

 

バタカレの何が素晴らしいのか

 

バタカレの匂いでまず惹きつけられる。カレーのスパイスとバターのバターの香りが組み合わさった匂いがするのだ。

 

それはスプーンで口元にカレーを持ってきたときに感じた。

 

一口食べるとバターの香りが口の中に広がる。『素晴らしい世界』を聴き終えた時と同じぐらいに心地よい余韻が口の中に残る。

 

そんなカレーの匂いを吸い込んで吐きだす。それによって今夜だけのマジックが発生し、バタカレに魅了されてしまうのだ。

 

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大きなチキンも最高だ。大きさだけでなく数が多いことにもテンションが上がる。スプーンからはみ出るほど大きなチキンが8つも入っていた。

 

大きいからこそ感じるジューシーな肉厚の食感が素晴らしい。バターとカレーの風味がチキンに染み込んでいる。そんな深みのある味に唸ってしまう。

 

これを8つも食べられるのだ。大きすぎてチキンがありあまる。

 

バタカレの値段は680円。松屋にしては高級品。少し贅沢をしすぎたみたいだ。

 

もちろんカレー自体も絶品である。

 

スパイスが効いていてバターの風味も強いので、オトナチックな味かと思いきや辛さは控えめ。スパイスのコクを生かした深みのある味。辛いものが苦手な人はもちろん、子どもも安心して食べることができる味だ。

 

そこに煮込まれたトマトも加わって甘味も加り、一口ごとに新しい発見がある味になっている。

 

あまりの美味しさに「魅力がすごいよ」と店員に伝えたくなる。

 

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カレーに味噌汁が付いていることも、松屋だからこその魅力だ。

 

洋食と和食の組み合わせなので相性が悪いように思われがちだが、これが意外となかなかに合う。カレーで舌が痺れても味噌汁を飲むことでリセットされ、また新鮮な気持ちでバタカレの風味を楽しむことができる。

 

ちゃんMARIがロックの中にクラシックの要素を加える演奏をするようなものだ。それぐらいにバタカレと味噌汁は意外性の中に相性の良さを兼ね備えている。

 

当然のことながらカレーとご飯も相性が良い。この二組は川谷絵音と長田カーティスの関係性と同じぐらいに最強の相性だ。

 

ご飯と合わせるとバタカレの風味は少し和らいでしまうが、ふっくら炊き上がった白米と合わせると胃袋への満足感が凄い。

 

食べ終わったときには自然と笑顔になってしまう。バタカレを食べることで、はにかんでしまった夏。

 

 

ありがとう絵音!

 

自分は松屋にはビビン丼しか美味しいメニューはないと思っていた。それが勘違いだと川谷絵音が教えてくれた。

 

自分の狭い価値観をブチ壊してくれた。新しい世界を教えてくれた。

 

音楽以外の部分は信用していなかった。今でも信用できない部分はある。だって「川谷絵音は意外と朝型」と自称しているのに全然朝型じゃないんだもん。

 

しかし彼の味覚は信頼できるとわかった。音楽のセンスと同じぐらいに味覚のセンスもある。川谷絵音は音楽も味覚も最高だ。

 

改めて川谷絵音に対して味覚を信用していなかったことを謝罪したい。本当に申し訳ありませんでした。

 

そして改めて松屋のバターチキンカレーの魅力を教えてくれた川谷絵音に感謝を伝えたい。

 

ありがとう絵音!

 

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