2020-05-10 レキシがサブスク解禁されたのでおすすめの名曲をアルバムごとに紹介する 音楽の紹介 レキシ レキシの音源がサブスク解禁した。 1stアルバムのみ以前から解禁されていたが、全ての音源が解禁されたのだ。 音楽ファンには知名度もあるし、ライブの評判も良い。音楽フェスにも多く出演しているので、ファン以外でもライブを観たことがある人は多いはずだ。 しかし楽曲は過小評価されているようにも思う。ライブでは笑いを狙った演出も多いので、楽曲以外で勝負しているとと思われがちだ。そもそもフェスだとネタが多すぎて曲数が少ないから一軒さんに届けられる曲が少ない。 せっかく全曲がサブスク解禁され気軽に聴けるようになったので、個人的に好きな楽曲を紹介しようと思う。きっと音楽的にすごいアーティストだと実感するはずだ。 各アルバムから1曲ずつと外部参加曲、楽曲提供の計8曲を紹介する。 万葉集 feat. つぼねぇ, シャカッチ (1stアルバム レキシ収録) 狩りから稲作へ feat.足軽先生・東インド貿易会社マン(2ndアルバム レキツ収録) 古墳へGO! (3rd アルバム レキミ収録) キャッチミー岡っ引きさん feat. もち政宗(4thアルバム レシキ収録) 最後の将軍 feat.森の石松さん(5thアルバム収録 Vキシ収録) KATOKU (6thアルバム ムキシ収録) 林檎殺人事件 feat.池田貴史(安藤裕子のアルバム 大人の真面目なカバーシリーズ収録) ねぇバーディア (Negiccoのアルバム ティー・フォー・スリー収録) 万葉集 feat. つぼねぇ, シャカッチ (1stアルバム レキシ収録) 万葉集 レキシ ロック ¥255 provided courtesy of iTunes ラップとサビが組み合わさっていて、ヒップホップやR&Bのコラボレーション楽曲に多い楽曲構成ではある。 しかしラップは朗読に近い。独特のリズムで読まれる歌詞。万葉集の貧窮問答歌を引用し作られているリリック。「歴史」をテーマに楽曲が制作されているからこそ生まれた今までにない新しさと個性。 コンセプトが歌詞が音楽性につながっていて、それによって個性的な音楽になっていることが実感できる初期の名曲。 レキシ アーティスト:レキシ 発売日: 2007/06/06 メディア: CD 狩りから稲作へ feat.足軽先生・東インド貿易会社マン(2ndアルバム レキツ収録) 狩りから稲作へ feat. 足軽先生・東インド貿易会社マン レキシ ロック ¥255 provided courtesy of iTunes 〈縄文土器 弥生土器 どっちが好き?〉 このリリックのパンチラインの強さはレキシの楽曲でダントツNo1。このリリックだけでも名曲であることがわかる。 しかしどれだけ考えても縄文土器と弥生土器のどっちが好きか、自分の中で答えが出せない。古墳時代になる前に答えを出したい。 レキツ (DVD付) アーティスト:レキシ 発売日: 2011/03/16 メディア: CD 古墳へGO! (3rd アルバム レキミ収録) 古墳へGO! レキシ ロック ¥255 provided courtesy of iTunes 古墳時代になってしまった。 この曲は「古墳」をテーマにしているが時代背景は現代だ。歌詞には〈電車〉〈車〉など古墳時代にはなかったものが出てくる。歌詞の内容は古墳に出かけるカップルの話。曲はシティポップで現代的。 つまりレキシは歴史をテーマにしながらも現代の歌を作ったのだ。「歴史」というテーマで曲を作ることの奥深さを感じる。 レキミ アーティスト:レキシ 発売日: 2012/12/05 メディア: CD キャッチミー岡っ引きさん feat. もち政宗(4thアルバム レシキ収録) キャッチミー岡っ引きさん feat. もち政宗 レキシ ロック ¥255 provided courtesy of iTunes レキシ池田貴史はメロディメイカーだ。作曲家としても編曲家としてもJ-POPのクリエイターとして一流だと思う。 『キャッチミー岡っ引きさん』ではそれが顕著に現れているように感じる。 ポップな編曲とキャッチーなメロディ。そして客演として参加しているEvery Little Thingの持田香織の歌声がポップさをさらに加えている。 持田香織がELTの時と歌唱方法を変えているのも良い。これを聴いたらレキシの音楽に「キャッチミー」されてしまう。 レシキ(DVD付) アーティスト:レキシ 発売日: 2014/06/04 メディア: CD 最後の将軍 feat.森の石松さん(5thアルバム収録 Vキシ収録) ミドルテンポの切いバラード。美しいメロディ。丁寧に作られた音楽であることがわかる。 ゲストボーカルは松たか子。聴いていると心が温まってくる。だから、少しも寒くないわ。 Vキシ(CD) アーティスト:レキシ 発売日: 2016/06/22 メディア: CD KATOKU (6thアルバム ムキシ収録) Journey『Separate Ways』をオマージュしたMVが面白い。 楽曲も80年代オマージュを感じるサウンド。〈世襲性〉〈What do you say〉〈Can't you see〉と韻を踏む歌詞も流石。 何よりもすごいのは80年代のサウンドを見事に表現していることだ。 歌詞が違えば80年代の洋楽ポップロックにしか聴こえない。しかしそこに日本語で歴史をテーマにした歌詞を乗せることで、今まで聴いたことがない新しいポップスになる。 「歴史」をテーマにすることで、古さをなくして全てを新しい音楽に進化させてしまう。 ムキシ(CD+DVD) アーティスト:レキシ 発売日: 2018/09/26 メディア: CD 林檎殺人事件 feat.池田貴史(安藤裕子のアルバム 大人の真面目なカバーシリーズ収録) 1978年に郷ひろみと樹木希林によるデュエット曲としてリリースされた楽曲を、安藤裕子とレキシ池田貴史のデュエットでカバーしている。編曲はレキシの池田貴史。 シティポップ風にアレンジされたサウンドとオリジナルとは違う歌割りによって2010年代のポップスへと昇華されている。 またオリジナルは郷ひろみの歌い樹木希林がコーラスを行うような歌割りだったが、今作は安藤裕子がメインで歌うことが多い。女性がメインボーカルになることで聴いた時の印象がオリジナルとは全く違うものになっている。 あと池田貴史によるう郷ひろみのモノマネを感じる歌唱も注目。 大人のまじめなカバーシリーズ (初回生産限定盤) (DVD付) アーティスト:安藤裕子 発売日: 2011/03/02 メディア: CD ねぇバーディア (Negiccoのアルバム ティー・フォー・スリー収録) レキシは歴史をテーマにしなくても良い曲が作れるのだ。 私立恵比寿中学や関ジャニ∞、V6など様々なアーティストに楽曲提供をしている。それも提供先のアーティストの色に合わせた楽曲を提供し、そのアーティストでないと歌えない楽曲を提供している。音楽作家としても一流なのだ。 Negiccoの『ねぇバーディア』もポップスとしても作り込まれている上に、Negiccoでなければ歌えない楽曲になっている。 ティー・フォー・スリー アーティスト:Negicco 発売日: 2016/05/24 メディア: CD というわけで、レキシの歴史を感じることができるように、1stアルバムからオススメ曲を紹介してみました。 ↓関連記事↓