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欅坂46 平手友梨奈の脱退についての個人的な感想

平手友梨奈

 

欅坂46・平手友梨奈が9月3日に放送されたトークバラエティ『しゃべくり007』(日本テレビ)にゲストとして登場。今までバラエティには全く出演してこなかっただけあり、番組序盤からしゃべくりメンバーは「すげえ、初めて見た!」と興味津々。パフォーマンス時のクールな佇まいのイメージが強いのか「喋ったりするんですか?」というボケに対して、平手は満面の笑顔で応える

(引用:欅坂46・平手友梨奈が『しゃべくり007』で見せた17歳の素顔と笑顔について )

 

これは2018年に放送された『しゃべくり007』についての記事だ。

 

「喋ったりするんですか?」という質問はアイドルにされるような質問ではないと思う。

 

決して質問した芸人を責めているわけではない。実際に世間のイメージとしては「喋らない」「笑わない」というイメージになっていたから出てきた質問だと思うからだ。

 

きっと視聴者はこの質問が平手友梨奈に投げかけられたものならば違和感はなかったと思う。平手友梨奈の存在は知っていても、話している声を聞いたことない人や笑顔を見たことない人も多いのだと思う。

 

いや、話し声を聞いたことある人も、笑顔でいる姿も見たことはある人も、実際は多いかもしれない。テレビでその姿をほとんど見せなくなってしまったので、忘れてしまったのだ。

 

「笑わないアイドル」と言われた欅坂46

 

 欅坂46はデビュー当初「笑わないアイドル」と紹介されることもあった。

 

それはシリアスな曲やメッセージ性の強い曲が多いからこそ、「笑わないというパフォーマンス」により表現していたのだと思う。

 

パフォーマンス中に笑わない曲があるアイドルは過去にもたくさんいた。ももクロやAKB48やモー娘だって曲によっては笑わない。

 

そもそも欅坂46もパフォーマンス中に笑顔でいることも多い。『危なっかしい計画』や『二人セゾン』では笑顔で歌い踊るメンバーもいた。平手友梨奈だって笑顔でライブをやっていた。

 

危なっかしい計画

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ライブのMCでは笑顔で話しているし、バラエティ番組でも笑顔だ。彼女たちも笑顔が魅力的で元気をくれるアイドルでもある。

 

でもたしかに、平手友梨奈はだんだんと笑わなくなった。

 

パフォーマンス中は無表情でうつむいていることが多い。一般のバラエティ番組にはほとんど出演しない。欅坂46の冠番組に出る回数すら減った。

 

笑わなくなったのか、笑えなくなったのかはわからないが、かつては普段の笑顔とパフォーマンス中のクールな姿のギャップも魅力の一つだったと思う。

 

それがいつの間にか、クールな部分のみが目立つようになった。たまにパフォーマンスで笑顔を見せると、それだけでファンが「てちが笑ってる」と喜んでいた。

 

 

今でも平手友梨奈は笑う

 

平手友梨奈は一切笑わなくなったわけではない。彼女がパーソナリティを務めている『GIRLS LOCKS! 』というラジオ番組では笑いながら話している。

 

2019年の後半には『ViVi』や『週刊少年マガジン』などの雑誌グラビアでは笑顔で写真に写っている。

 

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 脱退の発表をした日のラジオでも「いつものように明るくやりたいと思います」と話して時折笑いながらラジオを進行していた。

 

そもそも平手友梨奈はデビュー当初からよく笑っている子だった。

 

でも笑顔を見せる時や、楽しそうにしている時は、グループとしての活動よりもソロでの活動の時の方が最近は多いような気がする。

 

本人にしかわからないことではあるが、グループの活動が嫌だったわけではないとは思う。

 

だた結成当初としてセンターに立ち続け、他のメンバー以上に目立つポジションや存在で居続けることにはプレッシャーやストレスもあったのだとは思う。

 

自分がテレビやライブで観る時、動きが鈍くなっていたり、暗い表情でずっと俯いているときもあった。

 

アイドルを観ているのに、観ていて元気をもらえるわけではなく、ただただ心配になることも多かった。 

 

 

脱退の理由はわからない

 

欅坂46の楽曲は素晴らしいと思っている。

 

メジャーのド真ん中に新しいタイプのアイドルソングを投げ込んだ。アイドルにも良い曲があるということを、アイドルファン以外にも気づかせたグループの1つだと思う。

 

語弊があるかもしれないが、自分はメンバーの歌やダンスが上手いとは思っていない。

 

一流の振付師がついていて、独創的な振り付けだからダンスが魅力的に感じると思っている。中音域のキーの曲が多く歌いやすいから下手に聴こえないのだと思っている。ライブでは激しいダンスを表現するために口パクなので、生での歌唱力は重要でもない。

 

これも語弊があるかもしれないが、平手友梨奈にアーティストとしての表現力があるとも思っていない。

 

センターに立たされ続け、メディアによって祭り上げられてカリスマ扱いしているだけだと思っている。

 

 

 

欅坂46のメンバーは全員普通の女の子とほとんど変わらない子たちだと自分は思う。そんな子たちがアイドルとしての適性や魅力を持っていて、偶然アイドルになっただけなのだと思う。

 

自分はアイドルにアーティスト性は求めていない。

 

極論、歌やダンスが下手でも問題ないとすら思っている。もちろん技術があって魅力的なアイドルも多いが、アイドルとしての魅力はそことは違う部分にあると思う。

 

楽しそうに歌って踊っていてくれて、その姿を見せてくれればそれでいいと思う。それによってファンに元気を与えて笑顔にさせられるなら、アイドルとしては一流だ。

 

恋愛だって好きにしたらいいと自分は思う。ショックを受けるファンもいるだろうけど、自分の人生も楽しんでほしい。好きなことをしてほしい。

 

本人が楽しみながらアイドルとしてステージに立っていてくれればそれで良い。ファンは最も笑顔になれる瞬間は、それを観れた瞬間だと思うから。

 

でも2017年以降は平手友梨奈のパフォーマンスでは、自分は元気をもらえず笑顔にもなれいことは多かった。心配になることの方が多かった。無理しているのかと思うこともあった。

 

脱退の理由はわからない。いつから辞めたいと思っていたのかもわからない。本人が語っていないから。

 

色々とあるのだと思う。詮索したところで本当の理由なんて、本人や近しい関係者以外知っているはずがない。

 

今後やりたいことがあるならば自由にやればいいと思う。休みたいなら休めばいいと思う。ファンの意見や反応なんて気にしなくていい。好きにしたらいいと思う。

 

・「脱退」という言葉に平手友梨奈を感じてしまう。

・女優とか歌手という枠やジャンルにとらわれない”表現者”として活動していくのではないか。

・なぜか人を惹きつけてしあうカリスマ性。彼女の代わりになる人を他に知らない。

 

脱退後にメディアやニュースサイトで報じられた記事には、このようなことが書かれていた。クソな文章だと思った。

 

平手友梨奈は有名アイドルではあったが、18歳の女の子だ。デビュー時は中学生だった。なぜ一般的なアイドルと違う扱いをしたのだろうか。なぜ必要以上に祭り上げるのだろうか。それが「タレントを売る」ということなのだろうか。

 

大人の事情や複雑な理由もあるのかもしれないけど、もしも表舞台での活動を続けるならば、「カリスマ」ではない平手友梨奈としてファンを笑顔にしてほしいなと思う。