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HYDEをライブで観たらかわいくて悶えた件について

駄々をこねるHYDEのボーカル

 

「ぼく飲む!ぼく飲む!ぼく飲むーーーーー!」

 

ペットボトルの水を片付けるスタッフに声をかける男の子。大きな声で駄々をこねる。5歳児のように騒ぐ。かわいい。

 

スタッフから水を奪い取った男の子。嬉しそう。かわいい。

 

嬉しそうにペットボトルの水を飲む。口を開けたまま飲むので水を盛大にこぼす。びちゃびちゃな男の子。かわいいけど、しっかり教育してあげたいと思う。

 

男の子はロックフェスのステージに立っていた。ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019のステージ。男の子はミュージシャンなのだ。

 

 

男の子はHYDEというバンドのボーカル。5歳児のように見えるが実際は50歳。50歳児だ。

 

彼の所属するHYDEというバンドは2万人は収容できるパークステージのトリ。ボーカルの男の子は全員を巻き込む魅せるステージングをする。バンドは演奏のかっこよさで魅了する。トリに相応しいライブ。

 

HYDEのボーカルも素晴らしい歌声だ。上手いし個性的でカッコいい。

 

しかしだ。ところどころでHYDEのボーカルは母性本能をくすぐってくる。痺れるようなロックを聴かせてくれるのにかわいい。

 

かわいくて悶えた。

 

わんぱくなHYDEのボーカル

 

客を煽り盛り上げ、最高の歌声で魅了するHYDEのボーカル。カッコいいパフォーマンスを連発するかと思いきや、唐突に「かわいさ」を見せてくる。

 

圧倒的な歌唱力とキレッキレのパフォーマンスの途中、ステージ袖にはけて行く。

 

「何かあったのかな?」と不穏に思う。

 

すると、HYDEのボーカルは歌いながらステージ袖に置いてあった脚立を持ってくる。脚立は3メートルほどの高さ(約2ハイドの高さ)。

 

大きな脚立だ。重いのだろう。1人で引きずりながら一生懸命持ってくる。脚立の運搬を手伝ってあげたい。スタッフに頼めばいいのに、頑張って1人で持ってくる。1人で持ちたいのだろう。かわいい。、

 

脚立をステージの中心に持ってくるとニヤリと笑い脚立に登る。子どものようなワンパクな50歳児。かわいい。

 

拡声器で歌うHYDEのボーカル。カッコいい。脚立の下には脚立が倒れないよう支えるスタッフ。がんばれ。

 

「脚立に乗って拡声器で歌ったらカッコいいと思う!だからぼくやりたい!ぼくやりたい!」

 

と事前に打ち合わせをした事が想像できる。ワンパクなHYDEのボーカル、かわいい。

 

かわいくて悶えた。

 

拗ねるHYDEのボーカル

 

「去年ロッキンに出たらHYDEってバンドのボーカルと言われました・・・・・・。HYDEのボーカル、ラルク意識しすぎじゃないかと言われました・・・・・・」

 

途中MCでしょんぼりと話すHYDEのボーカル。さっきまでカッコよかったのに、突然弱みを見せるギャップ。かわいらしく思う。

 

たしかにHYDEのボーカルはラルクのボーカルに似ている。顔も歌声も身長も同一人物だと思うぐらいに。あまり似ていると言われたくないのだろうか。

 

「どうせ、みんな僕のことなんて知らないんだ・・・・・・」

 

拗ねるHYDEのボーカル。「そんなことないよ」と言って頭を撫でてあげたくなる。しかし、会場からは笑い声しか聞こえない。かわいそう。

 

「初めてHYDEのライブを観る人はいますか?」

 

ボーカルは客に問いかける。8割ほどの客が手を挙げる。なるほど。「みんな僕のことなんて知らないんだ・・・・・・」と本人が言った通り、彼のことを知らない人がたくさんいる。

 

しかし、ここにいるお客さんたちはライブを観ることでHYDEのことを少しだけ知ることができたはずだ。ライブのカッコよさとボーカルのかわいさによって、素晴らしいバンドということは知ることができている。

 

初めてライブを観るお客さん達にボーカルは自己紹介をした。満面の笑みで。

 

「どうも、HYDEのボーカルです」

 

HYDEのボーカルのかわいさに悶えた。

 

悪い子ちゃんなHYDEのボーカル

 

ライブが進むにつれどんどん盛り上がる会場。しかし、HYDEのボーカルはまだまだ客の盛り上がりが物足りないのだろう。少し乱暴な言葉で客を煽る。

 

「良い子ちゃんではいられないからな!」

 

駄々をこねたり拗ねたりしていたHYDEのボーカルが急に強気になる。強気になっても一人称は「ぼく」。かわいい。

 

かわいくて悶えた。

 

「彼は悪い子ちゃんになって、どんなに悪いことをするのだろう?」そんな事を思いながら穏やかな気持ちで見守る。

 

するとステージ袖で映像を撮っていたカメラマンに視線を送るHYDEのボーカル。カメラを掴んでカメラマンをステージ中央まで連れてくる。動揺して苦笑いをするカメラマン。しかし映像を撮り続けて仕事は疎かにはしない。偉い。カメラマンもかわいい。カメラマンに迷惑をかける悪い子のボーカル。

 

カメラマンをしゃがませて身動きを封じるHYDEのボーカル。必然的にカメラマンはボーカルの下半身を撮ることになる。スクリーンにアップで映される下半身。反応に困る客。

 

下半身を映させることに飽きたのだろうか。カメラを掴んで自分の顔をアップで撮らせる。カメラのレンズに向けて舌を出す。舌をペロペロする。ペロペロしてカメラのレンズを舐める仕草をする。かわいい。

 

しかし、実際にはレンズを舐めていない。

 

衛生的に問題があることやカメラマンにご迷惑をお掛けすることを理解しているのだろう。「良い子ちゃんではいられない」といいつつ思いやりをもっているHYDEのボーカル。優しさや育ちの良さが自然とにじみ出る。かわいい。

 

かわいさに魅了された客は湧き上がる。それを見て満足げな表情をするHYDEのボーカル。満足したからかカメラマンを解放する。ステージ袖へ戻っていくカメラマン。2人ともかわいい。

 

かわいさとカッコいい演奏に興奮するオーディエンス。HYDEのボーカルも嬉しそう。かわいい。

 

「次は本編最後の曲です」とMCをしてアンコールもあることをバラしてしまうHYDEのボーカル。嘘がつけない性格。かわいい。 

 

かわいくて悶えた。

 

山中拓也に抱きつくHYDEのボーカル

 

本編を終えてすぐに出てきたHYDE。満面の笑み。良いライブができた自身で満ちているのだろう。かわいい。

 

HYDEのボーカルが「せっかくだから後輩と歌う」とTHE ORAL CIGARETTESのボーカル山中拓也を呼び込む。それに歓声を贈り盛り上がる客。嬉しそうなHYDEのボーカル。

 

山中拓也のことが大好きなのだろう。ヤマタクが出てきたらすぐに肩を組んでスキンシップをとる。山中拓也は28歳。HYDEのボーカルは50歳。親子ほどの年の差がある2人。

 

しかしHYDEのボーカルの方が年下に見える。身長差のせいだろうか。近所のお兄ちゃんに懐いている男の子みたいに見える。そんな感じに山中拓也に懐くHYDEのボーカル。

 

2人のやりとりとほっこりする。かわいい。

 

HONEY

HONEY

  • HYDE
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

2人が一緒に歌った曲はL'Arc-en-Cielの『HONEY』のカバー。原曲以上に激しいラウドロックアレンジ。それをHYDEのボーカルとヤマタクがツインボーカルで歌う。かっこいい。

 

かっこよさに悶えた。

 

それにしても、HYDEのボーカルはラルクのボーカルと似ている。歌声もルックスも。まるで自身が作詞作曲したかのように歌いこなす。本当にラルクのボーカルがHONEYを歌っていると錯覚するほどに。

 

サークルモッシュも発生する。サビはお客さんもいっしょに歌う。肩を組みながらそれを観るHYDEのボーカルとヤマタク。嬉しそう。かわいい。

 

曲が終わりステージ袖へ戻っていくヤマタク。それを見送るHYDEのボーカル。寂しそうな表情。かわいい。

 

かわいくて悶えた。

 

かわいくないHYDEのボーカル

 

次が最後の曲でバラードだと告げるHYDEのボーカル。少し神妙な顔をしている。

 

「もう少し暗くなってると思ったんだけど・・・」とつぶやく。

 

時刻は18時すぎ。8月の空は夕暮れになる直前。まだ青空も残っていて明るい。最後に歌われた曲は『ORDINARY WORLD』という曲。スローテンポのバラードだ。

 

ORDINARY WORLD

ORDINARY WORLD

  • HYDE
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

ファンの人達が何人かスマホのライトを付けてステージに向けて振っている。なるほど。普段はスマホのライトを付けて振ることが定番の曲なのか。

 

暗ければ光が映えてより素晴らしい演奏と歌声と合わさって、より感動的なステージになるのだろう。

 

しかし時刻は8月3日の18時すぎ。全然明るい。普通に明るい。とにかく明るい安村。ライトを付けても映えない。

 

「トリだから外は暗くなるじゃん!みんなにスマホのライト付けてもらったら綺麗じゃん!すっごく感動するじゃん!だから、ぼく『ORDINARY WORLD』を最後に歌いたい!最後に歌ってみんなを感動させたい!」

 

とHYDEのボーカルは事前に関係者と話し合っていたかもしれない。それを想像するとかわいい。お客さん想い。

 

かわいくて悶えた。

 

しかし、この時にステージ上にいるHYDEのボーカルは全然かわいくなかった。さっきまで悶えるほどにかわいかったのに。

 

その代わり、色気があってかっこよくて、歌手としての表現力に圧倒された。

 

歌い始めた瞬間に曲の世界に引き込まれた。表現力と歌唱力が凄まじい。

 

彼の凄さは50歳なのに年を感じないルックスとキャラクターの可愛らしさだけではない。ミュージシャンとして素晴らしい表現力を持っていることだ。

 

パフォーマンスのかっこよさとボーカルのかわいさで魅了され続けていた。しかし、最終的に音楽で魅了された。ただただ、その表現力の凄みに感動した。

 

音楽に感動して悶えた。

 

1つだけモヤモヤすること

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素晴らしいライブだった。カッコよくて、楽しくて、感動的で、かわいくて。悶え続けた幸せな時間。

 

終わった後、空は暗くなり始めていた。あと10分持ち時間があればスマホのライトも映えたのにね。でも、そんなものなくても最高だった。

 

しかし、ライブの最高の余韻とともにモヤモヤも残った。どうしても気になることがる。どうしても知りたい情報がある。

 

それが何かわからないからモヤモヤが今でも治まらない。

 

HYDEのボーカルの名前がわからないのだ。本人は「HYDEのボーカルです」と自己紹介していたが、名前を教えてくれなかった。

 

HYDEのボーカルの名前を誰か教えてくれ。あのかわいい男の子の名前が気になるんだ。

 

HYDEのボーカルの名前が知りたすぎて悶えている。