2017-05-01 自分がアイドルの恋愛を許せない理由 音楽コラム コラム・エッセイ アイドルの彼氏バレはマイナスでしかない。 人気グループでも、地下アイドルグループでも、たびたび、メンバーの恋愛発覚による脱退や謹慎などの話題を聞く。 メジャーなAKBグループでも熱愛発覚による脱退や謹慎や、なかにはなぜか坊主頭になったりと・・・・・・ そこまでしなくてもいいよってぐらいの罰を受けるアイドルもいる。 基本的に女性アイドルグループは恋愛禁止のグループが多い。 そして、彼氏がいることが発覚してしまうと(それが過去のことでも)人気はがた落ちしてしまう。 男性グループだとしても、熱愛が発覚すると、それだけでファンは減ってしまう。 そして、それが続いてしまうと、アイドル個人だけでなく、所属しているアイドルグループやアイドルの運営までも印象が悪くなってしまったり、ファンからの評判が落ちてしまったりする。 アイドルを辞めても恋愛はしてはいけない? 最近、芸能界を引退した元・乃木坂46の橋本奈々未の不倫疑惑が週刊文集に載った(事実ではなかったようだが) 内容は、橋本奈々未がソニーミュージックエンターテイメントの取締役の村松俊亮氏の愛人ではないかという疑惑の記事だった。 これに関しては愛人疑惑ということもあり、引退したはずの橋本奈々未がコメントを出して否定をする事態にまでなった。 元メンバーの橋本奈々未よりみなさまへのお知らせ...|ニュース|乃木坂46公式サイト これは内容が内容だけに否定コメントを出さなければならなかったのだとは思う。 でも、これが事実でないとしても、そこまでグループの事情に詳しくなかったり、最初の”愛人疑惑”のニュースしか見ていない人には、”辞めた子だとしても不倫していた子がいた子がいたグループ””枕営業も今までしていたんではないか”という噂に尾びれがついてしまう可能性もある。 本人に非がないないとしても、ちょっとしたスキャンダルでマイナスイメージがついてしまう。 元々が恋愛禁止をしていたアイドルだった故に、他のタレントやミュージシャンや俳優以上にだ。(だから今回は橋本奈々未や乃木坂にとっては可哀そうな記事) そのため、アイドルを辞めた後にタレントや女優として活動したとしても、そこで熱愛が発覚してしまうと、アイドルでない芸能人以上にファンが減ってしまうケースもある。 そもそもアイドルも恋愛してもいいんじゃないの? 人間だし若いんだし、普通の女の子として考えたらして全く問題ないんです。 ただ、アイドルという職業に就いていている限りは、恋愛をすることはマイナスでしかないのです。 熱愛が発覚してしまったら異性としてアイドルを見ていたファンは離れてしまう。 そしてそういうファンは特にお金をたくさん落としてくれたりする(握手会などのためにCDを複数枚買ってくれたり) アイドルは他の芸能人よりも、握手会やチェキ会などファンと直接コミュニケーションを取るイベントが多いので、ガチ恋と言われるアイドルを異性として好きになってしまうファンも多いのです。 つまり、熱愛よってアイドル運営の収益も下がってしまうし、そのアイドル本人や場合によってば所属しているグループの価値事態が下がってしまう。 そのため、お金を落としてくれるファンが離れてしまうと、資金的にグループの運営が難しくなってしまう場合もある。 熱愛発覚でガチ恋ファン以外も離れてしまう ちなみに、アイドルに熱愛が発覚した場合、ガチ恋ファン以外も離れてしまう場合もある。 例えば、アイドルと同性の女性ファンも離れてしまうことも・・・・・・ 多くのアイドルグループの運営は、恋愛禁止という規則を作っている。 つまり、アイドルであるにも関わらず恋愛をしてしまうということは、決められたルールを破ってしまったということだ。 それによって、アイドルを純粋応援していたファンやパフォーマンスが好きだったファンも離れてしまう場合もある。 プロ意識が足りないと感じて。 でも、自分は、ガチ恋でもないし、プロ意識とか正直そこまで重要視していない。 (個人的には恋愛禁止の規則ってかわいそうだなと思う部分もある) 自分の場合は、これらとは違う理由でアイドルの熱愛を許せない アイドルとヲタク大研究読本 作者: ぺろりん先生 出版社/メーカー: カンゼン 発売日: 2016/05/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る アイドルがつまらなくなる 自分はアイドルのことを異性としては見ていないし、プロ意識に関してもプライベートに関してはどうでもいいと思っている。 自分がアイドルに恋愛をしてほしくない理由は、アイドルを観ることがつまらなくなるからだ。 アイドルの楽しみ方の一つに、アイドルの成長物語としての楽しみ方や、アイドルの成り上がり物語を楽しむ側面がある。 例えば、アイドルが「武道館でライブをしたい」と言えば、武道館に行くまでのアイドルの成長と人気が出て成り上がる物語をリアルタイムで、ドキュメント的に楽しむのだ。 そして、アイドルのスキャンダルは、その物語を楽しむうえで邪魔にしかならない。 アイドルのスキャンダルは、アイドルの成長物語、成り上がり物語を楽しむうえで蛇足でしかないのだ。 例えば、ONE PIECEでルフィが冒険した途中の街で現地妻を作ったら物語としては蛇足だし、毎週ジャンプを読んでた読者も冷めてしまう。 そんな感じ。 でんぱ組.incの成長物語と成り上がり物語 例えば、ここ数年で売れたアイドルグループだと、でんぱ組が成長物語としても、成り上がりの物語としてもわかりやすい例だ。 でんぱ組.incは秋葉原のメイド喫茶ディアステージで働いていたメイドを中心に2008年ごろに結成され、メンバーチェンジを経て、現在の6名になったアイドルグループだ。 小さなメイド喫茶出身のアイドルが少しずつファンを増やし、武道館ライブやアリーナツアーをするまでに成り上がった。 でんぱ組はまだまだ武道館なんてほど遠い人気しかなかった頃、センターである古川美鈴がリキッドルームでのワンマンライブ(2012年9月開催)で「この6人で武道館でライブがしたいです!」と宣言したところから、アイドルの成長物語・成り上がり物語として面白くなった。 それからは楽曲や良さや面白さ、ライブの楽しさも評判になり、ファンを増やし人気がどんどん上昇していった。 それからライブのキャパはツアーをやるごとに大きくなり、CDの売り上げも上がり、オリコンの上位にランクインするようになった。 そして、昔からのファンは彼女たちの夢を叶える場面をみたいと、夢を叶えさせてあげたいと必死で応援した。 そして、「6人で武道館でライブがしたいです!」の宣言からわずか1年8カ月後には武道館でのライブを実現した。 この時期の成長物語と成り上がり物語は、追いかけていたファンは全力で楽しめたし、全力で応援しようと思える期間だった。 でも、もしこの時期に1つでも小さなスキャンダルがあれば、でんぱ組.incの勢いは落ちてしまって、武道館公演は無理だったかもしれない。 お金を多く落としてくれるガチ恋と言われるファンは離れ、プロ意識がないことに幻滅したファンは離れてしまったかもしれない。 その結果、CDの売り上げ、ライブの動員は下がってしまい、自分のような”アイドルの物語”を楽しんでいたファンも、これ以上は上に行けないと思うと、急激につまらなくなって冷めてしまっていたかもしれない。 もしかしたら、武道館でライブをするポテンシャルがあったアイドルでも、ひとつのスキャンダルですべてが終わってしまったかもしれない。 だから自分は、アイドルの成長物語・成り上がり物語としてつまらなくなるし、頑張って活動していた他のメンバーの夢や、それを支えていた運営の努力、ファンの期待をすべて裏切ってしまう結果になるので、アイドルの熱愛は許せないのだ。 幕神アリーナツアー2017 電波良好Wi-Fi完備! &in 日本武道館 ~またまたここから夢がはじまるよっ! ~(Blu-ray)(初回限定盤) 出版社/メーカー: トイズファクトリー 発売日: 2017/04/26 メディア: Blu-ray この商品を含むブログを見る まとめ これは自分の個人的な意見だし、アイドルにとってはものすごく自分勝手感じるファンの意見かもしれない。 で、昔はロックしか聴いていなくて、アイドルを内心馬鹿にしていた自分がアイドルも好きになった理由は、良い楽曲を歌うアイドルが増えたこともあるが、一生懸命努力して必死に頑張っているアイドルの姿に心を打たれたからだ。 もし本気で売れたい、上に行きたいと思うならば、やはりマイナスにしかならないスキャンダルは避けるように行動することってとても大切じゃないかなと思う。 自分はこれからも頑張っているアイドルやグループがどんどん夢を叶えていく姿を見て応援していきたいから。