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ヤナミューことヤなことそっとミュートの代表曲やおすすめの人気曲、CDを紹介

ヤナミューことヤなことそっとミュートとは

2017年個人的に聴いたアルバムで一番聴いているアルバムは、あるアイドルのアルバムだったりする。

 

なぜ一番聴いているのか。

アイドルと思えないぐい音がかっこいいからだ。

 

そして、今、キャパが小さい会場でやっているうちにライブを観ておいたほうがいいと思えるアイドルだとも思っている。

 それが、ヤナミューことヤなことそっとミュート

 

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メンバーは左から、

南 一花

間宮まに

なでしこ

レナ

 

上記の4人組である。

 

2016年に結成され、まだ結成して1年も経っていないにもかかわらず、キャパ500人の渋谷WWWでのワンマンライブを完売させるほど、勢いのあるグループ。

 

もともとBERLIN少女ハートというアイドルグループが所属していたクリムゾン印刷による新アイドルプロジェクトとして始まったヤナミュー。

まに、なでしこ、一花の3名で6月に活動を開始し、9月にレナが新メンバーとして加入した。

 

コンセプトは「ヤなことだらけの日常をそっとミュートしても何も解決しないんだけど、とりあえずロックサウンドに切ないメロディーを乗せて歌ってみる事にする。」

という、コンセプトを聞いても、ぶっちゃけよくわからない。

 

でもね、音を聴けばそのコンセプトがわかるんですよ。

 

BUBBLE

BUBBLE

 

 

アイドルとは思えないほどの音のこだわり

  ↓画像クリックで動画が開きます。


ヤなことそっとミュート - Just Breathe - 2017.3.26 at Shibuya WWW

 

ライブでの音がとにかくすごい。

90年代のオルタナティブロックを感じさせるようなアレンジの楽曲に、パワフルな歌声。

 

バンドを入れているわけではないし、あらかじめ撮っておいたカラオケ音源を流してライブをやっているわけだけども、その音がとても良い。

 

バンドが必要ないんじゃないかと思うような爆音の音圧。

それなのに音も割れることなく、それぞれの音が繊細で綺麗に聴こえる。

 

そして、メンバーのパフォーマンスの激しさとキレキレな動き。

 

フロアもそれにまけないようにと熱く答えて熱気もある。

 

まだEP2枚(ともに売り切れ)と先日アルバムを1枚リリースしただけというのに、ライブで多くのお客さんを呼んで、イベントに出れば新しいファンも獲得している。

 

正直、ライブを観なければヤナミューの魅力の半分は伝わっていないのではと思ってしまうほどにライブがかっこいい。

 

こんなスローテンポのロックもやっちゃいます

 ↓画像クリックで動画が開きます。


ヤなことそっとミュート - am I - 2017.3.26 at Shibuya WWW

 

最近はBiSやBiSHのようにロックを歌うアイドルや、パスコことpasscodeのようにラウドまでやってシャウトするアイドルも珍しくなくなっている。

 

それはアイドルの音楽がアイドルファン以外にも受け入れられるようになってきたということもあるかもしれない。

 

しかし、上記のヤナミューのam Iのようなダウニーなロックを歌うアイドルはなかなかいないのではと思う。

 

今ならライブも観に行きやすい

どんどん人気が上がっているヤナミュー。

しかし、まだインディーズだし、地下アイドルファンへの知名度は上がってきていても、まだまだ一般層への知名度は低い。

 

しかし、base ball bearの小出祐介も注目したり、ロックファンにも注目され始めている。

 

もしかしたら今年、来年あたりにロックフェスに出演することもあるかもしれない。

 

まだアルバム1枚しか出していないし、インディーズなので、そのアルバムも廃盤になってしまうかもしれない。

実際、去年リリースした2枚のEPは廃盤になってしまっている。

 

今のうちにCDを手に入れて、小さいキャパで観れるうちに、ぜひヤナミューのライブに足を運んでほしい。

 

ちなみにヤナミューのライブレポも書いているので、よろしければこちらも読んでライブの雰囲気を知ってもらえたらなと思う。

 

 

www.ongakunojouhou.com

 

 

BUBBLE

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ヤなことそっとミュート写真集+DVD Vol.1

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