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【アルバムレビュー】BiSH『THE GUERRiLLA BiSH』ゲリラ販売されたゲリラBiSHの感想。これは新しい挑戦だと感じる作品。

聴く前から上がるテンション

 

11月4日の午前。自分のTwitterのタイムラインにいくつも投稿されていた驚きの声。それは「全国のタワーレコードでのBiSHのメジャー2ndアルバムのゲリラ販売」だ。全くの予告なしで価格も税込み299円という破格。赤字覚悟というよりも赤字前提のプロモーションとしてのゲリラ販売だろう。午前中は公式Twitterもゲリラ販売については発表していなかったのでファンや偶然見かけた人からの情報で、家にいたBiSHのファンもタワレコへ向かっていたようだ。

 

そして自分も家の近所のタワレコへ。近所のタワレコは売る気が全くないらしく販促POPも設置しておらずシークレット販売になっていました。昼過ぎに行ったにも関わらず店員さんと少し話したら「これを買ったお客さんは5人目ですよ。そうとう在庫あるけど2日間で売り切れるか心配ですw」と言われてしまいました。(一応販売初日に売り切れたらしいです)

 

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 タイトルと収録曲

 

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01. My landscape
02 .SHARR
03. GiANT KiLLERS
04. SMACK baby SMACK
05. spare of despair
06. プロミスザスター
07. JAM
08. Here’s looking at you, kid.
09. ろっくんろおるのかみさま
10. BODiES
11. ALLS
12. パール
13. FOR HiM

 

アルバムのタイトルは『 THE GUERRiLLA BiSH』。タイトルがゲリラBiSHだからゲリラ販売したということだろう。

 

今年発売されたシングル曲であるプロミスザスターとミニアルバムのリードトラックであるGiANT KiLLERSを含めた全12曲。今作で初出の曲は11曲。

 

7曲目のJAMと12曲目のパールはTHE YELLOW MONKEYからタイトルを引用していると思われる。BiSHはデビューアルバムの1曲目のスパークという曲でもイエモンからタイトルと歌詞の一部を引用しているからね。知らない方は下記の音源を聴いてください。

 

スパーク '16

スパーク '16

  • BiSH
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
SPARK

SPARK

  • THE YELLOW MONKEY
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

関連記事:担任がイエモンの吉井和哉と知り合いだったらしいんだけどさ・・・・・・ - オトニッチ-

 

そしてこの12曲、今までのBiSHの良さも残しつつ新しい挑戦もしている曲達でもあり、これから新しい挑戦をするきっかけにもなる曲が集まっているように感じた。

 

全曲の感想とこのアルバムでBiSHが挑戦したと感じた部分について述べていこかと思う。

  

01.My landscape

👇〈BiSH/My landscape MV〉画像をクリックで動画になります

 

ストリングスを大々的に使ったオーケストラアレンジが印象的で曲の要にもなっている。 Coldplayの『Viva la Vida』が大ヒットして以降、日本でもストリングスや今までバンドでは使われづらかった楽器の音も使ったロックが増えてきた。あと途中で「うぉおおおお」のようなライブで客に合唱させるような雄たけびが入っていたり。似ているわけではないが、My landscapeも影響を受けた部分があるのかなとも思う。

 

Viva La Vida

Viva La Vida

  • コールドプレイ
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

今までのBiSHにはなかったタイプの壮大な曲だが、完全にBiSHのものになっている。アイナが歌い始めた瞬間にBiSHの音楽になる。それはアイナはもちろんメンバーの声がより魅力的になっていて表現力も上がり個性も出てきたからだと思う。

 

ボーカルも聴いていると過去の曲以上に感情の込め方が上手くなっている。叫んだりする以外の歌の表現で感情を表現したり曲の世界観を表現しているように感じる。

 

この曲はホールやアリーナなど大きな会場で映えることを意識して作られているように感じる。

 

02 .SHARR

序盤のリンリンのシャウトで完全に持ってかれた。それを合図にしたように曲はどんどん展開されて盛り上がっていく。リンリン以外もみんなシャウトし叫ぶように歌っている。過去のBiSHの楽曲の中で最もスクリーモを感じる編曲と曲展開。

 

スクリーモやラウドロックを歌うアイドルだとpasscodeが注目されているし人気が高いと思うが、passcodeよりもボーカルも楽器の音も生々しく感じる。演奏に関してはパスコは電子音を使っていてピコリーモに近い音だがBiSHのSHARRは電子音を使っていないスクリーモだからかもしれない。ボーカルの生々しさに関しては作曲した松隈ケンタ氏のTwitterでの発言が理由だと思う。

 

 

メンバーの本気のシャウトが生々しさを生んでいたということだろう。

 

楽曲はスクリーモやラウドロックを意識しているのだろう。ONE OK ROCKも意識しているのかもしれない。ワンオクの代表曲である『完全感覚Dreamer』を捩ったような「完全感覚育ってんだ」という歌詞のフレーズがある。音的にはワンオクとはまた違って、日本のバンドならマキシマムザホルモンあたりに近い音。

 

この曲はライブでやったら全員喉を潰すのではと心配になってしまう。

 

03.GiANT KiLLERS

GiANT KiLLERS

GiANT KiLLERS

  • BiSH
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

今年発売されたミニアルバムの収録曲。BiSHのファンに対しては今さら説明する必要もないくらいの曲でしょう。BiSHのライブの定番曲でキラーチューンになった曲。

 

今作はミニアルバムよりも低音がきつめになったミックスになっている気はする。それ以外は変更点はないかな。この曲も激しいロックだけどストリングスが使われている。今作の1曲目もそこからの流れでオーケストラアレンジを要にしたのかなとも思う。

 

 04.SMACK baby SMACK

 

ベースラインがめちゃかっこいい。個人的にはベースが主役の曲。サビは『ラウドロックあるある』な定番メロディだけど盛り上がるね。Bメロの二本のエレキギターの絡み方がかっこいい。

 

あと落ちサビのアユニ・Dさん、覚醒してます。今までにないロックな歌い方でかっこいいです。

 

BiSHの曲は音を多めに重ねたりドラムの手数が千手観音な曲が多いイメージだったけど、今作は音も過去作ほど多くは重ねてなく、ドラムも無茶な手数が減ってる気がする。この曲も楽器の音は過去作ほど多くない。その代わり印象的なフレーズが多い。

 

05.spare of despair

イントロのギターから9mm Parabellum Bullet感がある。日本人が発明した日本人だから出て来るような歌謡曲的なメロディのギター。歌のメロディも少しだけ歌謡曲っぽさを感じる。少しだけBiSの『I can't say NO!!!!!!! 』ぽさもある。個人的にはこの曲もキューミリっぽさを感じていたりする。

 

I can't say NO!!!!!!!

I can't say NO!!!!!!!

  • BiS
  • J-Pop
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

Bメロでの掛け声は男のロックバンドではできないアイドルだからできる掛け声でそれが個性になっている。この曲の聴きどころはサビ。サビではハモリがあるんですよ。ユニゾンで歌うのとも違う『ハモリ』。

 

これは今までのBiSHにはなかった。そしてこれがカッコいい。曲の魅力をさらに上げている。メンバーの歌唱力が上がったからできる表現方法ではないだろうか。成長を感じる。

 

06.プロミスザスター

プロミスザスター

プロミスザスター

  • BiSH
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

シングル曲のプロミスザスター。シングルとは少しだけ音のバランスや音量が、変わってる気がする。シングルはもっと耳にささるような音だったけどよりもまろやかな音というか聴きやすくなってる。

 

2曲目から5曲目までハードな曲が多かったのでここでミドルテンポのロックが来るとよりグッとくる。

 

07.JAM

イエモンの代表曲の1つであり名曲『JAM』からタイトルを引用したと思われる曲。

 

JAM

JAM

  • THE YELLOW MONKEY
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

イエモンのJAMはバンド演奏が印象的なロックバラードだったが、BiSHのJAMはピアノが印象的なミドルテンポのナンバー。BiSHも歪んだギターが使われてはいるが音に関してはイエモンを意識してはいなさそう。

 

音に関してはリバーブが少しかかったギターも良いです。サビではストリングスが入ってくる王道J-POPアレンジもこの曲だと心地よい。普段は激しめの曲を歌っているBiSHがこういったポップスのバラードを歌うとそのギャップでより魅力的に感じる部分がある。

 

歌詞だが直接イエモンのJAMとつながりのあるワードはないが、意識しているようにも感じる部分はあった。例えばBiSHは「狭い部屋の片隅」と歌っているがイエモンのJAMでは「暗い部屋で一人」とどちらも部屋が出てきてそれもマイナス面が目立つような表現を使っている。BiSHのJAMでは「眠り続けたい」と歌っているがイエモンのJAMは「Good Night」と歌っている。

 

ショッキングです

朝のニュース

ベッドもぐりこんだ

 

上記はBiSHのJAMの歌詞のフレーズだ。それに対してイエモンのJAMで多くの人が印象に残っているであろう曲の要ともなるフレーズがある。それが下記だ。

 

外国で飛行機が落ちました

ニュースキャスターは嬉しそうに

「乗客に日本人はいませんでした」

「いませんでした」

「いませんでした」

 

深読みかもしれないが、これらの部分から曲の雰囲気や音作りは全く違うが意識している部分はあるのではと感じる。

 

08.Here’s looking at you, kid.

グリーンデイのようなメロコア的な演奏から始まる。ポップで楽しいロック。キャッチーなメロディのメロコアだけど、途中の掛け声とかは女性が歌うからポップさと可愛らしさが出てくるような曲。どことなく掛け声がアブリルラヴィーンぽい。

 

ライブでは盛り上がりそうな曲。

 

09.ろっくんろおるのかみさま

BPM速めのロックンロール。今までのBiSHにありそうでなかったタイプの曲じゃないかな。ロックというよりロックンロールって感じ。

 

サビのベースラインが動き回っててカッコいい。この曲も8曲目と同様に音源よりもライブで聴いたほうが楽しめそうな曲。

 

歌詞を書いたのはメンバーのセントチヒロ・チッチではと予想。銀杏BOYZの曲に「夢であえたら」という曲がある。ちなみにチッチは銀杏BOYZ大好きなのね。歌詞に「夢であえたら」というフレーズが何度も出てくる。そしてチッチにとっての『ろっくんろおるのかみさま』は銀杏BOYZの峯田和伸なのではと思ったりもする。

 

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10.BODiES

Aメロの乾いた感じの音のギターカッティングが好き。個人的にはギターが主役の曲。

 

後半のギターソロが泣けます。キャッチーなメロディのギターソロ。別にテクニカルなギターソロでもないけど、とても良いメロディだからグっとくる。そこが聞かせどころだとわかってるんだろうけどギターソロの前に一瞬ブレイクがあるんですよ。それが痺れます。

 

11.ALLS

畳がけるように曲間なしでアップテンポが続きます。前半の全員でシャウトが良い。リンリンはシャウトしまくっています。

 

あと後半のサビのアイナのボーカルにシャウトでリンリンがユニゾンで歌っていてかっこいい。

 

12.パール

 

ストリングが印象的。メロディはポップな泣きメロ。AメロとBメロはストリングスがなくギターが印象的なバンドサウンドなのも良い。

 

この曲もイエモンからタイトルを引用していると思われる曲。曲も疾走感のある2ビートで少しだけ意識しているのかな。似ているわけではないが、メロディやバックの演奏もところどころ近い雰囲気を感じる。

 

パール

パール

  • THE YELLOW MONKEY
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

歌詞は確実に意識はしていると思われる。どちらの曲も歌詞の内容は夜明け前が舞台になっているように感じる。そしてほぼ同じ歌詞のフレーズがある。 

 

なんだか不安なんだ ひどく寂しいじゃないか(BiSH/パール)

なんだか不安なんだ ひどく寂しいんだ(THE YELLOW MONKEY/パール)

 

話は変わるけどもイエモンのパールにある”夜よ負けるなよ 朝に負けるなよ”というフレーズを書いた吉井和哉は天才だと思う。

 

13.FOR HiM

日本語訳すると「彼のために」という意味だがフランス語にすると「pour lui」という意味。プー・ルイと言えばBiSの中心メンバー。プー・ルイの名前の由来は「彼のために」をフランス語にしたものであることはBiSのファンには知られていることだ。偶然なのか意図的なのかわからないが、このタイトルには特別な意味があるのだろうか?

 

曲はミドルテンポのロック。ギターが印象的。特にサビのバックのギターリフが印象的。イントロでも同じリフが使われているし、曲の要になっているのは間違いないと思う。

 

過激に上下に行くメロディ歌って

今流行ってるような

言いたいこと全部サビに託すつもりなんだ

それからサビの前のメロディは地味にしたい

 

上記はBメロの歌詞だがこの歌詞の通りにAメロとBメロのメロディが展開されている。Aメロは地味だしBメロはメロディが上下に変動するようなメロディ。サビの前もしっかり地味。歌詞に少し皮肉を込めているところも良い。

 

2番Bメロで汚い言葉遣いで歌っているアユニも今までの曲にはなくて印象に残る。

 

アルバム最後の曲だが壮大になったり感動的なバラードだったりせず、あっさりと終わる。だからこそ何度もアルバムを通して聴きたくなるのかもしれない。少しだけ歌詞のメロディに関する件がクリープハイプのABCDCの歌詞に似ている部分がある。これは全く狙っていない偶然だと思うけども。

 

ABCDC クリープハイプ - 歌詞

 

これは新しい挑戦かもしれない

今作のアルバムは個人的には前作のKiLLER BiSHよりも好きです。なかなかの名盤です。不満があるとしたら音質があまり良くないぐらい。そして今作は今までのBiSHの魅力を残しつつも新しい挑戦をしているアルバムではと思うのです。まとめると下記の3つです。

 

1.アリーナ規模の会場も意識した曲

2.ライブでのバンド演奏を意識した曲

3.ボーカルの表現や歌割などの過去作との違い

 

まず1つ目の『アリーナ規模の会場を意識した曲』について。

 

はアルバムのリードトラックのMy landscapeを聴けばわかると思うのですが、あきらかにライブハウスのスケールが似合わない曲です。大きな会場で聴くと映える曲を意識して壮大なアレンジにしている。過去のBiSHではここまでストリングスをフィーチャーした楽曲はなかったわけで。これはミニアルバムGiANT KiLLERSでも一部そういった部分を感じたが、それがより強くなっているように感じる。

 

2つ目の『ライブでのバンド演奏を意識した曲』について。

 

過去のBiSHの作品はライブでバンド演奏することは意識をあまりしていなかったように感じるんですよ。それは1人で叩くことが困難な多い手数や複雑な手数のドラムだったり、3本や4本も重ねているであろうギターの音であったり。ライブで再現するには大編成でテクニシャンなバンドメンバーでなければ再現が難しい編曲だったんですよ。一度バンドを引き連れてのツアーも行ったけどオケの音源を同期させてのライブだったわけで。

 

それは音源としてのクオリティを高く保つための編曲だった。曲自体が良かったりメンバーに魅力があることはもちろんだが、編曲はBiSHが評価された理由の大きな部分を占めていると思う。

 

しかし今作は音が過去作と比べると重ねられてる量が少ない曲が大部分を占めているように感じる。ライブならギター2本、ベース、キーボードでもしっかり再現できそうな曲もある。過去作は音の厚みで迫力があったが今作はそういう意味で迫力がある曲は少ない。その代わり今作は楽器それぞれのフレーズが魅力的になっていて、それぞれの楽器に魅せ場もある。これはライブでもバンドをつけることを意識したうえで「ライブでバンドをつける意味」を考えたうえで編曲したのではと感じる。それにも関わらず音源としても過去作に引けを取らない完成度になっている。音楽プロデューサーの松隈ケンタ氏もBiSHと一緒に進化しているのかもしれない。

 

そして3つ目の『ボーカルの表現や歌割などの過去作との違い』について。

 

BiSHと言えば熱くて激しいパフォーマンスが強みの一つだ。今作ではその熱さや激しさに磨きがかかっている。シャウトはさらに激しくなっている。今までシャウトしなかったメンバーもシャウトをしている。そしてかわいらしい声でかわいらしく歌っていたアユニ・Dも今までにない表現方法の歌い方をしている。ロックバンドのようにかっこつけた歌い方や巻き舌で歌ったり叫んだり。歌としては今作ではアユニの進化が聴きどころかもしれない。

 

また、叫んだり感情をぶつけるような歌い方だけではない方法でも歌っている。例えば1曲目のMy landscapeでは壮大な楽曲の雰囲気に合わせたような歌い方や感情表現をしている。今までのBiSHならば壮大な楽曲を歌いこなすことはできなかったと思う。しかし、全員がきちんと役割をこなして歌いこなしている。7曲目のJAMのような優しい歌い方も今まではここまで丁寧には歌えていなかったと思う。

 

そして一番の進化はハモリだと思う。ただユニゾンで歌うのではなく、きちんと綺麗なハーモニーで複数名で歌っている。ボーカリストとしての成長を感じさせるテクニック面での進化をしている。このことによって表現の幅も広がるし歌える曲のタイプも幅が広まっていくかもしれない。つまり、今後のBiSHの可能性すら感じさせる進化なのだ。

 

定価の三千円で買う価値はあるのか?

今回のゲリラ販売では299円という破格の値段で11月4日と11月5日の2日間限定販売だった。しかし初日の4日で殆どの店舗の在庫がなくなり品切れになってしまったようだ。つまり、もう299円で買うことは難しいのだ。発売日に定価で買うしかない。

 

しかし定価で買う価値があるのかと思う人もいるだろう。その件だがBiSHが好きならば、ロックが好きならば買って聴く価値はあります。断言します。きっと自分も今回のゲリラ販売がなければ視聴してすぐに定価で買っていたと思う。

 

楽曲のクオリティの高さはもちろん、過去作からの進化も感じ、これからのさらなる成長も感じるような作品だ。聴いていて素直に良いと思うし感動する。そしてわくわくする。

 

それにゲリラ販売されたCDはパッケージもシンプルでジャケットもないし歌詞カードもない。CDアルバムを1つの作品として考えると正規品を買って聴くことが正しいのかもしれない。それに初回盤ならばライブ映像が収録されたBlu-rayや写真集も付属する。それだけでも十分楽しめるはずだ。それに初回盤は売り切れて二度と買えない危険性もあります。

 

というわけでみなさん、『THE GUERRiLLA BiSH』を買いましょう。