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【ライブレポ】2017.7.1フジフレンドパーク 2017 (フジファブリック / ハナレグミ)@Zepp DiverCity TOKYO

Hatena Feedly

特別なライブになりそうな予感

 

毎年夏に行われているフジファブリック主催の対バンイベント、フジフレンドパーク。

大阪ではPerfume、6月30日はUNISON SQUARE GARDENをゲストに迎えて開催された。

  

そして、千秋楽の7月1日。

ハナレグミをゲストに開催された公演に行って来ました。

 

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今回のライブは特に見逃せないレアな対バンライブだったのですよ。

それは何故かというと、フジファブリックがバックバンドとしてハナレグミのライブに加わるというこの日限りのライブで、フジフレンドパーク史上初の試みなのです。

 

フジファブリックがバックバンドを務めたことはJAPAN JAMの吉井和哉のステージでもありましたが、今回は1時間以上のがっつりとしたコラボ。

これはフジファブリックもハナレグミも好きな自分は行かなければ後悔するやつです。

 

関連記事:フジファブリックの桜の季節の歌詞の切ない意味とは - オトニッチ-

関連記事:back numberとフジファブリックは似てる‐高嶺の花子さんと花屋の娘の歌詞の意味を考察 - オトニッチ-

 

開演までも楽しめる

 

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開演までに時間を潰せるちょっとしたイベントもあります。

記念写真を取れるコーナーもあったりします。

 

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花もたくさん来ていました。

 

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会場はお台場にあるZepp DiverCity TOKYO。

会場内以外もビーナスフォートやらフジテレビなど遊べるところもあります。

 

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フジファブリック

 

ライブは定刻を5分ほどすぎてからスタート。

先にライブをするのはフジファブリック。

主催のライブで先に出てくることは初めてだろう。

今回はフジファブリックはハナレグミのステージにも出るのでずっと出ずっぱりてわはあるけども。

 

序盤から飛ばしていく選曲

1曲目は志村正彦が作詞作曲したライブの鉄板曲の”Surfer King”。

ファンも大きな歓声を上げる。

1曲目からフロアの後方まで腕を上げて盛り上がる。

 

それにしても、このライブハウスは音が良い。

アップテンポの激しい曲だが、フジファブリックの演奏の一つ一つの楽器の音がきれいに聴こえる。

盛り上がる曲でもただ盛り上げるだけでなく、しっかりハイレベルな演奏も聴かせてくれる。

 

2曲目もアップテンポのSUPER!!。

今日のフジファブリックはいつにも増して飛ばしている。

アップテンポの曲を続けて、明らかに”盛り上げること”を意識した流れ。

 

2曲を終えてMC。

今回はトップバッターだということや、今日のライブはこのあとコラボも含めてヤバいことになりますとアピール。

 

そして、サポートドラムのBOBOの「1,2、3」のカウントからドラマ『モテキ』の主題歌にもなった代表曲の”夜明けのBEAT。

お客さんも腕を上げてサビは合唱もする。

山内のギターソロもかっこいい。

4曲目は最新シングルの”カンヌの休日”この曲も最近のライブでは定番曲で盛り上げること間違いのないナンバー。

夜明けのBEATと同様、かなりの盛り上がり。

 

ミドルテンポの曲は感動的に

 そしてまたMC。

ハナレグミは以前フジファブリック主催のイベントの”倶楽部茜色”に出てもらったことが最初の共演でその後もフジフジフジQに出演してもらったりライブオアシスで共演したりと縁が深いと紹介。

ちなみに自分は倶楽部茜色とフジフジフジQは行ったので久々に共演をみる。

 

山内総一郎「よく対バンでvsみたいな対決みたいなのてあるでしょ。フジフレンドパーグはマジの友達や友達になれるんじゃないかなと思ってる人を呼ぶ感じのイベントなんです。そういう仲が良さそうな空気感も感じてもらえらたらと思う」

 

このように嬉しそうに話す山内氏。

そして、本当に今日は名曲だらけだし凄いことになりますからねと念押しのように何度も語る。

 

そして、次に演奏したのはバラード曲”ブルー”。

音響の良い会場で丁寧な演奏のライブで聴くと、よりこの曲の良さが伝わる。

地味な曲だけど、シンプルに良い曲なんですよ。

後半はジャムセッションに移行して演奏力の高さを見せ付けられる。

演奏後には圧倒されたお客さんが長い拍手をするから次の曲になかなか入れない。

 

6曲目は若者のすべて。

ハナレグミしかしらない人も知っているであろう名曲。

 

後半の残り3曲。

若者のすべてのあと拍手がやんだ後、「まだまだ名曲は続きますよ」と言う山内。

ここでメンバー紹介。

 

金澤「フジファブリックのステージで50%の力ハナレグミといっしょのステージで60%の力を出そうと思ったけど、やめました。フジファブリックで120%、ハナレグミでも120%を出します」

 

この話をしたダイちゃんに対して、「良い話するよねえ。で、なんて言ってたっけ?」ととぼけて会場を笑わせる山内。

「なんか主催イベントで最初に出てくる空気感になれてないんですよ」と語るとなぜかシーンとなるフロア(笑)

それでも「ここからもぶっ放していきます」と言って次の曲へ。

 

次は徒然モノクローム。

フジファブリック的な少しへんてこなメロディと演奏なのにかっこいいというフジファブリックにしかできない曲。

それにしてもよくこんな変態的なギター演奏やテクニカルなギター演奏をしながら歌えるものだと感心。

 

久々にライブで聴いた気がするTEENAGER。

ポップで楽しいけどやっぱり変態的な曲。

 

フジファブリックのラストはGirl!Girl!Girl!。

ポップで楽しいけど多幸感で溢れている曲。

良い感じの余韻を残してフジファブリックのステージは終了。

 

ここまででも素晴らしいライブだったのに、まだまだ凄いことになるという。

ハナレグミのステージへの期待もさらに高まる。 

 

フジファブリック・セットリスト

 

1.Surfer King

2.SUPER!!

MC1

3.夜明けのBEAT

4.カンヌの休日

MC2

5.ブルー

6.若者のすべて

MC3

7.徒然モノクローム

8.TEENAGER

9.Girl!Girl!Girl!

 

 ハナレグミwithフジファブリック

 

フジファブリックのステージが終わってから10分ほど経ってからハナレグミwithフジファブリックのステージがスタート。

歓声と拍手に迎えられてハナレグミが1人でステージに登場。

 

アコースティックギターを持って、いきなりMC。

「今日はフジファブリックといっしょにやるわけですけど、まあ今からやるのは弾き語りだけど」と言って笑いを誘う。

「何をやろうかな?さっきフジファブリックが先輩だけど友達だって言ってたから”きみはぼくのともだち”という曲をやります」そういってギターを爪弾き初めた。

 

落ち着いた聴かせる演奏からスタート

 

「隅でフジファブリックが観てるんだよ」とステージ袖に指をさしてからギターを弾き始めたハナレグミ。

アコースティックギターを爪弾きながら、丁寧に”きみはぼくのともだち”を歌う。

先行のフジファブリックとは打って変わって、盛り上げるよりも聴かせる曲からスタートしたハナレグミ。

それでもギターを1音鳴らすだけで、ワンフレーズ歌うだけで、フロア全体がハナレグミの世界に引き込まれてしまう。

とにかく歌が上手い。

ライブで聴くとより感じる。

 

弾き語りを1曲終えてステージにフジファブリックを呼び込んだ。

 

「疲れたら外で休んで良いですからね」と言ってお客さんを笑わせるハナレグミ。

ハナレグミのステージはとにかくMCが多く笑わせてくれる。

それでも演奏に入るとすぐに音楽に浸らせてくれるのが凄いところ。

 

フジファブリックといっしょに演奏した2曲目は”おあいこ”。

RADWIMPSの野田洋次郎が楽曲提供した、ハナレグミとしては珍しい他者からの提供曲。

落ち着いた聴かせる演奏。

演奏のアレンジは原曲とほぼ同じなのにフジファブリックが演奏をしているとわかるような音なのがバンドとしての凄みを感じる。

後半に連れてテクニカルな演奏になっていき圧倒される。

 

👇このアルバムに野田洋次郎提供曲が収録されています。 

笑顔になっちゃう演奏

 

今日はハナレグミとフジファブリックで”ハナレフジ”ですからねと言ってから次の曲へ。

 

ブルース的なジャムセッションから始まった”おあいこ”。

さわやかな演奏が気持ちよい。

”大安”では手拍子をあおったり、メンバーにアドリブのソロを求めるハナレグミ。

楽しい。

 

「今日は雨かもしれないけど明日は晴れかもしれないよ」と言ってから”明日天気になれ”。

明るくて初めて聴いても口ずさめる名曲。

アコースティック編成のフジファブリックの演奏も新鮮。

フジファブリックしか知らなそうなお客さんも笑顔でクラップしている。

「良かったら歌って」とサビで合唱を求めるハナレグミ。

そしてコールアンドレスポンスを求め、「エビバディ、スクリーム!」と言って盛り上げるハナレグミ。

楽しい。

 

MCでは「湿気がひどいね。この後もコールアンドレスポンス求めるからね」と言う。

「今日来たらダイちゃんが千年灸をしてくれた。千年灸の奇跡っていうお灸」といって笑わせる。

 

しっとりとした演奏

 

ゆるいMCをしたかと思うと、次はバラード曲ですぐに曲の世界観へ観客を引き込む。

名曲の”SPARK"。

サビでコーラスをする山内。

ハナレグミと声の相性が良くて心地よい。

後半に連れて激しくなる演奏が感動的。

 

ハナレグミ「人の曲やろうと思って、くるり。総くん、キーはFだからね。BOBOもくるりで叩いてたでしょ?」と言ってくるりの”男の子と女の子”のカバー。

これは本当に何をやるかは決めていないアドリブだったらしい。

山内もBOBOもくるりのサポートメンバーを同時期にやっていたことはあるけど、おそらくこの曲はやったことがないはず(笑)。

それでもハナレグミのムチャ振りにアドリブの演奏で答える2人。

くるりも大好きな自分は歓喜。

 

関連記事:くるりの代表曲ロックンロールのタイトルと歌詞の意味を考察と解釈 - オトニッチ-

 

そのままメドレーでつなげるように”音タイム”のイントロをアコースティックギターで弾くハナレグミ。

そのままバンド演奏で”音タイム”。

お客さんのクラップも演奏の一部なんじゃないかと思うぐらい気持ちよい。

 

音タイムを演奏し、ハナレグミが「フジファブリック最高!」と叫んでMCタイム。

「お前ら凄いな」とフジファブリックをほめるハナレグミと「良かったですよね。さっきの俺」と自画自賛する山内総一郎。

 

ハナレグミ「総くん、無邪気な少年みたいな顔して。その顔でどれだけの女を泣かせてきたんだよ。それでは、数々の別れを繰り返した総くんとサヨナラCOLOR」という突っ込みどころ満載のMCをしてからSUPER BUTTER DOG時代の名曲サヨナラCOLORへ。

 

こんなMCの直後のスローテンポの曲を演奏するのに、ふざけたMCに引っ張られず、すぐに曲の世界観へ浸らせてくれるのが素晴らしい。

やはり原曲に近いアレンジなのにフジファブリックらしい演奏になるのも凄い。

演奏の表現力が素晴らしい。

久々にギタリストの山内総一郎を観た気がする。

自分の近くにはサヨナラCOLORでは感動で涙を流しているお客さんもいた。

 

ここがライブのハイライト

MCでは「次はノリの良い曲やります。でもハナレグミなので銀河みたいな曲はやらないけど」と話すハナレグミ。

そして、銀河のMVで印象的だったダンスをなぜかキレキレで踊るハナレグミ(笑)

 



山内「よく踊れますね(笑)あれはスミスっていう監督が撮ったんですよ」

ハナレグミ「スミス?今日はスミス来てるの?」

山内「いや、今日は来てないです」

ハナレグミ「まあ、俺、スミスにあったことないから知らないんだけどね」

 

会場は爆笑。

 

ハナレグミ「次はジャマイカソングなので、外人のスミスに捧げます」←スミスは日本人です(笑)

 

そういってJamaica Songをパフォーマンス。

ここからが凄かった。

どんどん盛り上がる曲をノンストップでメドレーで披露していく。

どんどん展開していくハイレベルな演奏と歌。

 

コールアンドレスポンスもあった。

 

ハナレグミ「フジファブリック!」

お客さん「フジファブリック!」

ハナレグミ「ハナレグミ!」

お客さん「ハナレグミ!」

ハナレグミ「ドラムはBOBO!」

お客さん「ボボ!!!」

 

ノリの良いお客さんにのけぞって爆笑する山内。

 

Peace treeから”今夜はブギーバック”のメドレーでは山内がブギーバックのサビを歌うと大きな歓声が起こる。

そしてハナレグミがブギーバックのフレーズの一つ「心のベストテン第1位はこんな曲だった♪」と歌うと、フジファブリックの”ダンス2000”のイントロが流れてお客さんから今日一番大きい歓声が起こる。

お客さんは腕を上げて踊り狂う。

これで終わりかと思ったら、ダンス2000の1番を演奏し終わると、そのままハナレグミが所属していたSUPER BUTTER DOGの代表曲、”FUNKYウーロン茶”のイントロが流れる。

ここでまた大歓声。

そして、これで終わりかと思ったら、またダンス2000のイントロを演奏する。

アドレナリンが大放出。

お客さんは踊るし叫ぶしで、最高の盛り上がり。

 

とんでもない素晴らしい演奏を魅せつけられて本編が終わった。

まさに今日でなければ観ることができなかった最高の演奏だった。

 

アンコール

 

まずフジファブリックだけで登場。

そのままMC。

 

次のツアーが決定したお知らせ。

ツアータイトルは「フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"」。

 

そしてハナレグミを呼びこんで、ステージの中心にマイクスタンドを1本立てる。

マイクスタンド1本でアコースティックで曲を披露するという。

 

ウッドベースやアコーディオンを使ってアコースティックアレンジで演奏。

まずはフジファブリックの”ルーティーン”。

この曲はフジフジフジQでもハナレグミが歌っていた曲。

曲が良いことはもちろん、ハナレグミの声とも相性の良い曲。

 

次はハナレグミのソロでの代表曲”家族の風景”。

お客さんは2000人以上いるにも関わらず、静かに全員が聴き入っている。

 

2曲演奏をして、お客さんは全員余韻で良い感じの雰囲気になっている。

それを察したハナレグミが「みんなで飲みに行く?日本海庄屋に」と言って余韻を壊すようなMC(笑)。

「予約2,000人で」と言ってさらに笑わせる。

そんなMCのまま最後の曲へ。

 

最後はフジファブリックの曲”LIFE”。

この曲もハナレグミの声と相性が良い。

マイクリレーのようにハナレグミと山内で歌っていた。

とても多幸感ある曲。

会場が温かい雰囲気で包まれる。

 

フジファブリックのライブが約1時間。

ハナレグミwithフジファブリックのライブが約1時間40分という長丁場のイベント。

ハナレグミwithフジファブリックの演奏時間だけでもワンマンライブとして成立しそうなボリューム。

 

ライブ時間はもちろんだが、内容も素晴らしかった。

個人的には今年観たライブで最も楽しかったベストライブだ。

 

もう2度と観ることができないステージかもしれないが、どこかのイベントでもいいのでまた観たいと思える最高のステージだった。

 

セットリスト

 

1.きみはぼくのともだち(弾き語り)

MC1

2.おあいこ

3.大安

MC2

4.明日天気になれ

MC3

5.SPARK

MC4

6.男の子と女の子※くるりcover

7.音タイム

MC5

8.サヨナラCOLOR

9.メドレー (Jamaica Song→Peace tree→今夜はブギー・バック→ダンス2000→FUNKYウーロン茶→ダンス2000)

 

EN-1 ルーティーン

EN-2 家族の風景

EN-3 LIFE