オトニッチ

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【ライブレポ】2017/5/5 JAPAN JAM2017 @千葉市蘇我スポーツ公園

  

JAPAN JAMとは

 

行ってきました。

JAPAN JAM。

 

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ROCK IN JAPAN FESTIVALやCOUNTDOWN JAPANも主催している、ロッキング・オンが主催している春のフェス。

 

毎年5月のゴールデンウィーク期間に千葉で行われているロックフェス。

 

今年は会場を変更して千葉市蘇我スポーツ公園での開催。

会場の場所と雰囲気

 

蘇我駅から徒歩15分ほどの立地。

 

ステージは3つ。

それぞれのキャパは同じ3万人。

 

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スカイステージ

 

f:id:houroukamome121:20170505211452j:imageサンセットステージ 

 

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ロータスステージ 

 

ステージ間の距離はかなり近く、移動も楽。

フードコーナーや休憩場所も近いので、規模は小さいながらも快適なロ音楽フェスだ。

 

OKAMOTO'S (オカモトズ)

LIVE(Blu-ray Disc付)

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 トップバッターはOKAMOTO'S(オカモトズ)。

ベースのハマ・オカモトは何故かママチャリを持ってステージに登場したが、スタッフにすぐに撤去されてしまうという謎な行動をし、お客さんは失笑をするという独特な空気から始まったOKAMOTO'S(笑)

 

しかし、演奏は流石の上手さ。

“うまくやれ”と“LAGOON”とファンキーな演奏を続けて披露して朝1とは思えないほどお客さんも自由に踊っていた。

 

中盤にはゲストでヒップホップユニットのKANDYTOWNの呂布とMDUも登場。

OKAMOTO'Sの安定した演奏とヒップホップも相性が良かった。

 

最後の、2曲はアップテンポな曲を続けてトップバッターとしてフェスを温める最高のパフォーマンスをしてくれた。

 

セットリスト

M-1 BROTHER
M-2 ROCKY
M-3 うまくやれ
M-4 Lagoon
M-5 NEKO(Remix) feat.呂布/MUD
M-6 Dance With You
M-7 Beautiful Days 

 

Aqua Timez(アクアタイムズ)

10th Anniversary Best BLUE

10th Anniversary Best BLUE

 

 2番手はヒット曲も多いAqua Timez。

序盤からヒット曲の“決意の朝に”を丁寧に歌い上げていた。

ロックと言うよりも、J-POPのコンサートを観ているような、落ち着いて観れるライブ。

 

しかし、今回はコラボゲストとしてBLUE ENCOUNTのボーカルも登場。

Aqua Timezのボーカルは「MCでジャンルの壁を超えて楽しもう」と言っていたので、自分がロックとしてではなく、ポップスとしてのライブをしていることは理解しているよう。

 

それでも、それに徹し、役割を果たしていたと思う。

 

BLUE ENCOUNTとは虹をコラボで一緒に歌っい、最後はAqua Timezだけで代表曲の等身大のラブソングを歌って和やかな雰囲気でライブを終えた。

 

セットリスト

 

M-1 ALONES(ショートver)
M-2 Velonica
M-3 決意の朝に
M-4 つぼみ
M-5 生きて
M-6 虹
M-7 等身大のラブソング(ショートver)

 

フジファブリック

STAND!!(初回生産限定盤B)(DVD付)

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何度か記事にもしたフジファブリック。

 

www.ongakunojouhou.com

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1曲目から代表曲でライブで盛り上がる曲のベスト3に入るであろう“夜明けのBEAT”。

後ろの芝生で座っていた人たちも立ち上がって前方エリアへ走って行ったのが印象的。

 

そこからもシングル曲を中心に盛り上げることに重点を置いたであろうセットリストで攻める。

お客さんも休むことなく、その音に合わ腕を挙げたり踊ったり楽しんでいた。

 

中盤には「今日は暑いので夏の曲をやります」と言ってから代表曲の“若者のすべて”も丁寧に歌い、みんな聴き入っていた。

 

終盤のMCでは、第一回目のJAPAN JAMの話をした。

志村正彦が亡くなって今後の活動も決めていなかったとき、吉井和哉のゲストとしてオファーを受けて、出演した時の話。

 

自分達がまたフジファブリックとしてステージにたって良いのか悩んでいた頃で、悩みながら出たが、それから活動を続けることを決めて、今日またJAPAN JAMのステージに立てる事が嬉しいしと話していた。

また、その経験でステージに立って演奏できることが当たり前ではないんだと思ったと話、お客さんもみんな真剣に聞き入り、温かい拍手を送った。

 

ラスト2曲は“LIFE“、“虹”とライブの定番のシングル曲。

“虹”では最後のサビで山内がマイクから離れ観客にサビを歌わせた。

みんなで合唱した虹の歌声はとても大きく、そして感動的にフジファブリックのステージが終わった。

 

M-1 夜明けのBEAT
M-2 SUPER!!
M-3 カンヌの休日
M-4 Green Bird
M-5 若者のすべて
M-6 LIFE
M-7 虹

 

THE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)

NEW (初回限定盤)

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まさにロックンロールショーといった感じのとにかく楽しいライブ。

序盤から盛り上がる曲で飛ばしていく。

 

中盤には最新アルバムからミドルテンポの“NEW LIGHTS”を披露。

お客さんもまったりとした雰囲気

になる。

しかし、それで休ませてくれないのがTHE BAWDIES。

メドレーでMEDLEY JUST BE COOL~KEEP YOU HAPPY~ROCK ME BABY~JUST BE COOLまでをぶっ続けで披露。

そこからはどんどん煽るし盛り上げるしで、昼間から全力のライブで楽しかった。

 

セットリスト

 

M-1 45s
M-2 HELLO
M-3 IT'S TOO LATE
M-4 NEW LIGHTS
M-5 MEDLEY JUST BE COOL~KEEP YOU HAPPY~ROCK ME BABY~JUST BE COOL
M-6 NO WAY
M-7 HOT DOG
M-8 SING YOUR SONG
M-9 THE EDGE

 

ポルカドットスティングレイ

大正義

大正義

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサルシグマ/半泣きビビレコーズ
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 最新アルバムの大正義がスマッシュヒットしているポルカドットスティングレイ。

曲やMVのクオリティが高く、ファンをどんどん増やしている新人バンド。

 

ベテランや実力派のバンドを続けて観たということもあるけども、ライブはまだまだ発展途上という感じ。

正直、ライブに関しての感想は微妙かなと感じた。

ボーカルが野外フェスの出演は初めてと言っていたので慣れていないということもあるのかもしれない。

 

曲は良いので、今後経験を積んでライブがもっと良くなることを期待。

それでも代表曲のテレキャスター・ストライプはやはり盛り上がっていた。

 

セットリスト

 

M-1 シンクロニシカ
M-2 人魚
M-3 本日未明
M-4 ミドリ
M-5 テレキャスター・ストライプ
M-6 夜明けのオレンジ
M-7 エレクトリック・パブリック

 

クリープハイプ

イト(初回限定盤)

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  • アーティスト: クリープハイプ,尾崎世界観
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こちらのブログでも以前記事を書いたクリープハイプ。

 

 

www.ongakunojouhou.com

 

 

「最初からセックスの歌歌っていいですか?」とボーカルの尾崎世界観言うと、一曲目から代表曲でライブ定番曲の“HE IS MINE”を演奏。

ライブでは最後のサビの前に観客の「セックスしよう!」というコールをする事が定番だが、

「近くの公園に、子ども連れや家族連れがいるから今日は止めてくれ」と言って笑いを誘った後、「どうせ将来子どもも知るんだから」と煽って、全員に大声でコールさせる。

 

“ラブホテル”では最後のサビ前に演奏を止めて、「昨日風呂で左乳首に毛が生えてるのに気づいた。抜かないでおいたので、それがなびくぐらい盛り上がって風を起こして。」とMCをしてサビに突入。

後ろもみんなサビでジャンプして盛り上がる。

 

 「熱いとエロい気分になるので歌います」と言ってからシングル曲の“エロ”を演奏。

 

今日の尾崎世界観はよく喋っていたけど、MCの殆どが下ネタだった(笑)

しかし、最後はきっちり“社会の窓”を演奏して盛り上げていた。

 

セットリスト

 

M-1 HE IS MINE
M-2 ラブホテル
M-3 憂、燦々
M-4 エロ
M-5 鬼
M-6 5%
M-7 イト
M-8 社会の窓

 

 パスピエ

&DNA(初回限定盤)

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 個人的には5年ぶりに観るパスピエ。

5年前は小さなライブハウスで観たけど、今ではフェスで1万人以上を盛り上げるパフォーマンスをするようになっていた。

 

チャイナタウンからはキラーチューン連発で楽しかった。

ポスト相対性理論とか言われていたけども、今では完全に自分達の音楽や世界観を作り上げられている。

 

セットリスト

 

M-1 スーパーカー
M-2 とおりゃんせ
M-3 ハイパーリアリスト
M-4 永すぎた春
M-5 つくり囃子
M-6 チャイナタウン
M-7 メーデー
M-8 トキノワ

 

KEYTALK(キートーク) 

PARADISE<初回限定盤A:CD+DVD>

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後ろで休憩しながら観たKEYTALK。

後ろのほうもお客さんが多く、盛り上がっていた。

 

後ろではステージを観ずに踊っている人たちや、それを見ている人もいたり前のほうでもフリを踊っていたりと、アイドルのライブに近いような盛り上がり方。

実際アイドルに曲提供もしているし相性が良いのかも。

 

後ろでながら見しているといろいろな部分で楽しめた。

やっぱりMONSTER DANCEは一番盛り上がっていた。

 

M-1 Love me
M-2 fiction escape
M-3 MATSURI BAYASHI
M-4 森羅万象
M-5 HELLO WONDERLAND
M-6 Summer Venus
M-7 YURAMEKI SUMMER
M-8 MONSTER DANCE

 

忘れらんねえよ

忘れらんねえよのこれまでと、これから。

忘れらんねえよのこれまでと、これから。

 

 

ゲストににゃんごすたーを迎えた忘れらんねえよ。

 

1曲目はX JAPANの紅をにゃんごすたーのドラムでカバー。

その1曲でにゃんごすたーは抜けて、忘れらんねんのライブがスタート。

MCでは「どうも星野源です!嘘ですごめんなさい!」と言い、会場は爆笑。

「星野源を観れたと喜んだ皆さんごめんなさい」と続けさらに笑いを誘う。

そして「みんなに愛されたいので、ゆるキャラと絡めばモテると思ってにゃんごすたーを連れてきました」と続ける。

 

面白MCを続けるけども、演奏も歌もエモくて熱い。

この感情をむき出しにパフォーマンスする姿がかっこいい。

 

夕暮れ時のエモいライブで感動した。

 

 M-1 ばかもののすべて
M-2 犬にしてくれ
M-3 バンドやろうぜ
M-4 ばかばっか
M-5 スマートなんかなりたくない
M-6 俺よ届け
M-7 この高鳴りをなんと呼ぶ
M-8 忘れらんねえよ

 

スピッツ

CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-(初回限定盤)[3CD]

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夕暮れ時のスピッツは反則だよ。

良すぎる。

 

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春の歌から始まり、最後の運命の人まで目が離せないライブ。

マサムネがMCで「楽しいライブをすることを約束するんで任せてください」と柄にもなく(?)男らしいMCをしていたけども、それも納得のライブ。

 

まさかのレア曲三日月ロックその3もちょうど日も暮れて月が出てきたタイミングで演奏したりと、シチュエーションも味方につけたスピッツのライブ。

 

MCで20年以上前のギターを倉庫から出して今日使っていると話すマサムネ。

そのギターは以前ポップジャムというテレビ番組に出たときにも使用したギターで、歌詞を忘れると困るからギターに歌詞を書き込んでいたと話し笑いを誘う。

 

そして、そのまま当時ポップジャムで歌ったという”裸のままで”のAメロとBメロを弾き語りで披露するといおうレアな体験もできた。

欲を言えばサビ聴きたかった!

 

今日のハイライトになったであろう最高のシチュエーションで最高のパフォーマンスをしたスピッツのライブだった。

 

セットリスト

 

M-1 春の歌
M-2 エスカルゴ
M-3 醒めない
M-4 三日月ロック その3
M-5 ヘビーメロウ
M-6 チェリー
M-7 8823
M-8 運命の人



THE BACK HORN(ザ・バックホーン)

あなたが待ってる (初回限定盤)

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 スピッツの余韻を吹き飛ばすかのように、バックホーンのライブが激しく始まった。

 

バックホーンは夜の野外がよく似合う。

証明もとてもいい仕事をしていて、バックホーンのパフォーマンスをより引き立たせる。

 

中盤は最新シングルの”あなたが待ってる”を披露し、松任谷由実の”春よ、来い”のカバーも披露。

聴き入ってしまい余韻に浸っている観客の余韻なんて気にせずに、次は代表曲のコバルトブルー。

 

ラスト2曲は”戦う君よ”と”刃”を披露し最高に盛り上がった。

 

セットリスト

 

M-1 魂のアリバイ
M-2 声
M-3 罠
M-4 白夜
M-5 あなたが待ってる
M-6 春よ、来い
M-7 コバルトブルー
M-8 戦う君よ
M-9 刃

 

レキシ

【Amazon.co.jp限定】KATOKU(初回限定盤)(レキシ/KATOKU 特製卓上カレンダー/2017.5月~10月付)

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 本人はいつもフェスだと時間を守らずに押すから仕方がなくトリになったと言っていたけども、トリにふさわしい演奏とパフォーマンスと盛り上がりだった。

そして、会場1面に広がる稲穂(笑)

 

曲の途中でMCを挟むのは相変わらず。

レキシの前にでたスピッツもいじる。

スピッツの涙がキラリを替え歌で披露

”同じ稲穂がズルリ~♪俺がレキシだったなら~♪稲穂持っている2人~♪切なさ~に♪キャッツ!!!”

歌ってからマナムネさんに笑顔で殴られるかもしれないと言いつつも何度も歌う(笑)

 

結局時間は押してしまい、アンコールは引っ込んでからまた出てくる時間がないとのことで、”狩りから稲作へ”を演奏し終わった後、そのまま今からアンコールやりますと宣言し、求められる前にアンコールを始めてしまった(笑)

 

そんなハチャメチャなライブだったけども、バンドの演奏はうまいし、笑わせてくれるし、全員が笑顔でフェスを終えられる最高のライブで最高のトリだった

 

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セットリスト

 

M-1 SHIKIBU
M-2 KMTR645
M-3 古墳へGO!
M-4 KATOKU
M-5 狩りから稲作へ
M-6 きらきら武士

 

全体の感想

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最高でした。

 

まず何が最高化というと、出演者が自分好みで観たアーティストは殆ど楽しめた。

 

あと、環境が良い。

駅からも近いし、ステージ間も近い。

それとお客さんが少ないから快適に楽しめた(笑)

 

ロックインジャパンフェスもお客さん詰め込まずにこれぐらいの規模のほうが自分は楽しめるかもしれない。

 

 

ちなみに、帰りはレキシのせいで警察に職質されました・・・・・・

 

 5月6日も行きました。

 

 

www.ongakunojouhou.com

 

 

今週のお題「ゴールデンウィーク2017」